本を読まない人生なんて
最近、特にやることもなかったはずなのにバタバタしていて、気がつけば3月は読書「0」で終わってしまいました。
何冊かをへいこうして呼んでいるとはいえ、これはいけなかったなぁ。
せっかく、読書の習慣がついたのですから、なんとか時間を捻出したい。
しっかりと決まって本を読むという時間をつくらねばならないと反省。
本を読まない人は思慮の深い人間になれないと私は思っています。
もちろん、ただ本を読めばいいって事でなく、これは必要条件だと思います。
実際私は思考が浅いし、そもそも読書の数もとっても少ないですけれど。
そんな中、久しぶりに一冊読みました。
400Pを超える大作は久しぶりでした。
きっかけはTwitter上での文学賞で、本作が大賞に選ばれたことです。
テーマは、介護、DV、恋愛、トラウマ、、、といったところでしょうか。
私もそこそこ歳をとって、この作品はそんななかで自分を移す鏡という役割でも興味深いものでした。
かなりネガティブに見えるテーマで、実際あかるい作品とは言えないのですが、読んだ後嫌な気持ちで終わるような作品ではなかったです。
最後は明るい兆しをのぞかせて終わったからでしょうね。
話をよんでいて自分はなんともちっぽけというか、よくも悪くも平々凡々の毎日だなぁと思いましたし、世の中にはこういう苦労を抱えながら、それでも上をむいてあるいている人がいるんだ。そう思えて、ちょっと力が湧いてきました。
妥協する、という事ではないでしょうが、昔の理想にそのままこだわって生き続ける必要はなく、その時の自分の気持ちを大事にするべきなのだなぁ、と思いました。
最近よく思うのですが、やっぱり私たちは「人間」であって、ひとりで生きるには、物質的な意味でも、精神的な意味でも弱すぎるなぁ。
その時に、配偶者にしろ、彼女にしろ、親にしろ、友人にしろ、自分が大事にしたい存在は必要ですよね。
そして、贅沢かもしれませんが、さらに自分を望んでくれる存在もいるといいですね。
まぁ、人それぞれ違う哲学価値観で、またそれが多様な時代ですからなかなか難しいんですけれどね。
ただまぁ、ちんけなこだわりなんかは、躊躇なく捨ててしまいたいなぁとも思っています。
上記のテーマに興味がある方は、手に取ると面白いと思います。
特に、介護に関しては多くの同世代20〜30代の人にとって、縁のないはなしではないでしょうからねぇ。