臍 を 噛 む 音 が ほ ら き こ え る このページをアンテナに追加 RSSフィード

2009-06-14

[][] バッグベアードマガジン特別号 東京の演奏 01:37  バッグベアードマガジン特別号 東京の演奏を含むブックマーク

その昔、というほどでもないけど、もう6年以上前、『文藝ミュージシャンの勃興』というCDが発売されて、当時わたしは吹奏楽部を引退して高校受験の前の、モラトリアム真っ只中だったと思うのですが、地元のビレバンで流れていて、でもポイントのためにCD屋で買ったのだけど、これがまたすごい名盤で、今でもたまに引っ張り出してきて聴いてるんだけど、岩見十夢二階堂和美から始まり、ニーネの「俺も4トンに乗るぜ」とか、マーガレットズロースの「三度の飯より」とか、今ではライブでもほとんどやらないんだろうけど名曲だと思うし、双葉双一とか田所せいじとか、こんなことやってる人たちがいるのか!!と、ものすごい衝撃を受けて、15やそこらの子どもには本当にもったいないアルバムなんですが、この、『東京の演奏』のコンピレーション、それに匹敵する衝撃です。

しかもすごいのが、『文藝〜』はカフェオレーベルの原さんと田辺マモル氏の企画なのに対して、『東京の演奏』は、ご自身ではバンドなどをやっていない(たぶん)、いち音楽ファンの方が企画されているということ。なんでこんなの作れるんですか。愛ですか。

きっと「好きなだけだよ」っておっしゃると思うんですが(ちゃんとお話ししたことがないので憶測ですすみません)、でも、好きなだけじゃできないと思うんですよね。だって、自分の近くにあって、本当にいいと思ってて本当に好きなものって、好きな人には好きになってほしいし分かってほしいけど、好きじゃない人やよく知らない人には、安易に認められてしまったらちょっと悔しいというか、あんたに何がわかるのさ!とか思っちゃいませんか?わたしの心が卑しいだけ?

なんか、そういうのをなしに、このバンドをもっとたくさんの人に聞いてほしい、売れてほしい、っていう純粋な気持ちで、こんなに良くてすてきなものを、これだけ集めて発信できるというのは、本当にすごいなあ。すてきだなあ。

だから、15才のわたしが『文藝〜』を聴いて東京の音楽と音楽家たちに心を奪われ思いを馳せたように、今の少年少女がこの『東京の演奏』を手にして、こう、何か感じてくれたらいいなあと思うのです。100枚限定ということですが、もっと売りまくっていいと思います。今の背伸びしてるサブカル中高生はどこにCD買いに行くんだろう?ハイラインもなくなっちゃったし…下北だったらモナレコですか?高円寺だったら円盤?どうやったら彼らに届くでしょうか。うーむ。

とにかく、こんなすてきな音楽がたくさんあって、こんなすてきな音楽を作る人たちがおおぜいいて、東京ってすごいな〜、そんな東京にいれて本当にしあわせだなあ〜と思えるコンピレーションでございます。そして、23区外、東京の西の端で、今宵も思いを馳せるのでございます。


東京の演奏 http://ensou2.blogspot.com/

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