星のつぶやき このページをアンテナに追加 RSSフィード

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2011-11-05

[][]最近のお買いもの 23:52 最近のお買いものを含むブックマーク

10月は会社の期末だったので、なにかとバタバタしててこちらもすっかり放置気味でしたが、その間に天文関連のグッズを含めいろいろとお買い物を。

デュアルスピードフォーカサー

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望遠鏡に取り付ける、ピントの微動調節装置です。ED103Sの合焦ノブは普通のラックピニオン式ですが、少し回しただけでピント位置が大きく動くのが困りもの。観望用途ならこれでもさして困りませんが(接眼レンズが同一シリーズの場合、一度ピント位置を決めたら動かすことはそうそうないですし)、写真撮影となると星を点像に写すために厳密なピント合わせが要求されるので、標準の合焦ノブではピントの追い込みに難儀することになります。

そこで上記の微動装置を導入することに。たかがダイヤルのくせに2万円近くと、結構かわいくない値段がしますが仕方ありません。そんなに出すくらいなら、と一瞬、電動フォーカサーを自作しようかとも思ったのですが、工作が面倒な上にかえってピント合わせにイライラしそうな気もしたので今回は却下*1望遠鏡への取付自体は簡単で、ピント合わせも格段に楽になりました(ただし、合焦ノブのトルクは若干大きくなります)。

しかし、これだけ天体写真が身近になっているのですから、ピントの微動ノブくらいは標準でつけておいてほしいところ。どうも、観望が中心だった頃の望遠鏡の設計から抜け出せていないような気がします。そうでなくても、顕微鏡には微動装置がついているのに望遠鏡にない、っておかしくないですか?

ビクセン Or12.5mm Reticle

赤道儀のアライメントや精密な極軸セッティング、拡大撮影時の被写体導入のために購入。暗視野照明付きのアイピースです。たかが照準・ガイド用のくせにオルソスコピックという生意気なヤツ(笑) 家の中を探せば、どこかに昔のガイドアダプター(GA-2)があるはずなのですが、アイピースの規格が24.5mm径の上、現代では完全に絶滅した「水銀電池」が電源というシロモノ*2。しかも、接眼部にフリップミラー装備の今のシステムだと、天頂ハーフミラーが内蔵されたGA-2は合わせづらいので、あきらめて新調することに。

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視野内のパターンは写真の通りの簡素なもの。天体を視野中央に導入したりするには十分で便利に使えますが、ガイド目的に使おうとすると、パターンの位置を視野内で動かせないことなどから、ちょっと使いづらいかもしれません。あと、普段使っているNLVシリーズのアイピースとピント位置が違うのも少々面倒。とはいえ、他にこれといった選択肢もないですしねぇ…*3

イヤホン

これまで2年半以上にわたって愛用してきたKlipschのImage X10ですが、先日、何の前触れもなく突然壊れましたorz 具体的には中域の音が全くでなくなりました。ボーカルつきの曲をかけると、人の声の部分がすっぽり抜け落ちて自動で「カラオケ」状態にw たぶん、バランスドアーマチュア(BA)のドライバが何らかの原因で壊れたんだろうと思います。ケーブルが細く、見た目の作りも華奢なので、壊れるとしたらケーブルの断線だろうと思ってたのですが、まさかドライバ本体が壊れるとは思いませんでした。

カラオケ専用イヤホン」というのもネタとして面白いことは面白いんですが、さすがに実用には耐えませんので、買い替えることに。装着感や音質を含めImage X10はものすごく気に入っているので、同じのを買い増しすることも考えたのですが、せっかくの機会なので…。何を買ったのかは記事を改めて。

[]工作色々 23:52 工作色々を含むブックマーク

物を買ってばかりだとお金が続かないので、工作なども少々。順序としては、実はこちらの方が上の買い物より先です。工夫で何とかなるものも結構多いのですよ。

遮光フード

普段望遠鏡を展開しているのは、家の近くの駐車場。住宅街のど真ん中の割に見晴らしがいいのは助かるんですが、街なかだけに街灯などの光からは逃れがたく。そこで、気休めかもしれませんが、コントラストの向上などを狙って、望遠鏡の筒先につけるフードを自作しました。この手のフードは完成品も売られていますが、意外といい値段がします。簡単なものですし、自作してしまったほうが早いでしょう。

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材料は植毛紙と0.7mm厚のポリプロピレン(PP)板、PP用の両面テープ。これだけです。いずれも東急ハンズで揃えました。植毛紙は、天文機材の専門店でも裏がシールになったものなどが売られていますが、かなり割高。私が買ったのは、たったの840円/mなので、かなり安く上がりました。こちらはシールになっていませんが、後述するようにPPは通常の接着剤との相性が悪くてシールは使えませんので、実質、問題はありません。

PP板は約450円。風がそよいでも変形しないよう、そこそこの厚さのものを選びましたが、もう少し薄くてもいいかもしれません。また、材料は塩ビでもよいかもです。この辺は好みですね。

厄介なのは、PPにせよ塩ビにせよ、通常の接着剤・テープを受け付けない点で、これらの材料を接着するには専用品が必要になります。これが高い!写真のもので1000円ちょっとしました。こればかりは仕方ありません。まぁ、それでも合計で2000円以下しかかかってませんので、完成品を買うのに比べればはるかに安いです。

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作り方は簡単。PP板の内側に植毛紙を貼り、丸めて接着するだけです。PP板のサイズは現物あわせで。最初、PP板の接着面にマジックテープを貼り付け、展開・巻き付け可能にしようと思ったのですが、マジックテープ同士の接着力に両面テープの接着力が負けてしまったので断念。まぁ、今のところ自宅周辺以外で使う予定もないので、多少かさばるけど構わないでしょう。

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装着してみると、フード長がほぼ倍に伸びていい感じ。植毛紙を貼るのに使った両面テープは厚さがあるため、これが本来のフードの上端に引っかかってストッパー代わりになり、装着位置もピタリと決まります。思った以上にいい具合にできました。

バーティノフマスク

フードを作った余勢を駆って、ピント合わせのための小道具も作成。「バーティノフマスク」というもので、光の回折現象を利用して厳密なピント合わせを可能にするものです。詳しくはこちらのサイトなどを参照してください。ただ、これを見ても分かるとおり、市販品はこれまたいい値段がします。要はこれと同じ形で光を遮ることができればいいわけですから、これも自作してしまいます。

バーティノフマスクのパターンは結構複雑ですが、幸い、こちらのサイトでマスクのパターンを作成・印刷することができます。使い方は簡単で、望遠鏡焦点距離口径、マスクの周辺の黒く塗りつぶす領域の幅を入力すれば、パターンを生成してくれます。普通はこれを紙に印刷して厚紙やプラ板に貼り、切り抜けば完成…なのですが、自他ともに認める不器用者の私としては、こんな複雑なパターン、切り抜きたくありません。

そこで一計。大昔に買い込んで使っていなかったOHPシート*4がありましたので、これにパターンを印刷し、切り抜かずに使用することに。厳密に言えば、星像の悪化や光量の減少があるでしょうけど、光学面の前なので影響は少ないでしょうし、所詮ピント出しに使うだけのものですから、細かいことは気にしなくても大丈夫でしょう、多分(^^;

印刷したら、次はこのマスクを支えるセルの作成です。フードの先に一時的に取り付けるだけのものですので強度は不要。ということで、家の中に転がっていたボール紙を利用します。

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まずはボール紙に丸く穴をあけます。穴あけに使ったのはご覧のカッター。ちょうどコンパスの鉛筆の部分がカッターの刃になったようなモノです。ダイソーで100円で購入。オルファやNTカッターあたりからは、もっとしっかりした製品も売られていますが、値段が10倍以上。こんなの、たまにしか使わないものですし、これで十分です。

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穴をあけたボール紙2枚で、マスクを印刷したOHPシートを挟み込み、接着します。接着前のOHPシートの仮止めにはドラフティングテープを使用。跡が残らず剥がせるので、なにかと重宝します。

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マスクを固定するために、フードに取り付けるための「脚」を紙で作っておしまい。実に簡単です。ちなみに脚の部分に切欠きがありますが、これは上で作ったフードにある、PPの重ね合わせ部分に合わせたもの。「脚」は、見栄えを気にする人ならフードに合わせて丸く作ったり、もっとスマートな固定方法を選ぶのでしょうけど、面倒なのはいやですし、実用上はこんなのでも十分です。

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このマスクをつけてオリオン座の1等星リゲルを撮ってみたのが上の写真。左がピントの合っていない状態で、ピントがぴったり合うと右の写真のように、きれいな光条が現れます。なかなか分かりやすいです。

難点があるとすれば、思った以上に光量の減少が激しく、かなり明るい星でないとピントの確認が難しいってことくらいでしょうか。拡大撮影の場合もキツいですね。頑張ればできるんでしょうけど…(^^;

[]撮ってみた 23:52 撮ってみたを含むブックマーク

というわけで、上の新兵器等々を投入して、冬の風物詩M42オリオン大星雲)と今が見ごろの木星を撮影。

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2011年10月29日 ビクセンED103S(D103mm, f795mm) SXD赤道儀
ペンタックスK-7(ISO200) 露出2分×6コマ ステライメージVer.6.5で画像処理

晴れていても2等星がようやく、深夜で透明度がよいときでさえ3等星が見えるかどうかという都心の超光害地ですが、M42くらいの明るさがあればデジタルの力を借りてそれなりの見栄えにはなりますね。露出が長いと猛烈にカブるので2分で切り上げてますが、結果的にノータッチガイドでもそこそこ撮れるのはありがたいところ。ただ、強い後処理が必要になるので、仕上がりがちょっと不自然かも。対光害フィルター使えば少しはマシになるかなぁ…?(フィルター使うと光量が減るので、露出時間の面ではちょっと不利かも)

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2011年11月5日 ビクセンED103S(D103mm, f795mm)+NLV 4mm(合成F191) SXD赤道儀
ペンタックスK-7(ISO100) 露出4秒×30コマ ステライメージVer.6.5で画像処理

この日は、移動性高気圧の西側で気流が比較的安定していたせいか、結構細部まで写りました。しかし、どういうわけか大赤斑が見えてる時間に観測できたためしが…(^^;

*1:手元に、昔の「マイコンスカイセンサー」用のステッピングモーターがあるし、Arduinoとか使ったら面白そうとは思ったのですけど。

*2:接続については31.7mm→24.5mmアダプタを入手すればクリアできますし(24.5mm規格のアイピースはたくさん持ってる)、水銀電池も、現存する電池で代替するためのアダプタが売られているのでなんとかなるのですが、後述の理由でどのみち使うのは難しそうです。

*3:笠井トレーディングからも暗視野照明付きアイピースは出ていますが、焦点距離が長めで倍率を稼ぎづらいのが難点です。割と安いんですけどね。

*4:職場の研究室にいる大学生と話をしてたら、彼らOHPを知らないんですよね。今やPowerPoint全盛なので当たり前ではあるんですが…ジェネレーションギャップがorz

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