星のつぶやき このページをアンテナに追加 RSSフィード


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2016-11-13

[]オフアキシスガイダー 17:00 オフアキシスガイダーを含むブックマーク

以前、セレストロンのオフアキシスガイダーを、CP+で展示した開封品ということで格安で入手していたのですが、調整等々が面倒で長いこと放置してしまっていました。しかし最近、ガイド鏡を使った長焦点鏡での撮影に限界を感じていたこともあり、重い腰を上げて試運転してみることにしました。


オフアキシスガイダーでは、カメラとオートガイダーを同焦点に調整するのが面倒臭いのですが、これは以前に検証済みです。

説明書では、カメラ側に11.55mmのスペーサーを入れ、オートガイダー側は31.7mmスリーブに直接差し込むか、6mmのスペーサーを介してオートガイダーを取り付けるやり方が推奨されています(下図は「シュミット」ウェブサイトより)。

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しかし、EOS KissX5 SEO-SP3とStarlightXpress Lodestarの組み合わせでは、この構成では同焦点にはなりませんでした。色々と試行錯誤の結果、以下の構成でようやく同焦点にピントが来ました。

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カメラ側のスペーサーは付属品中最短の6mmのものに。それでもなおオートガイダー側のピント位置は外側だったので、ボーグのメタル延長筒【4604】でかさ上げしています。オートガイダー側の細かいピントについては、オートガイダーの抜き差しや、オフアキシスガイダー側のヘリコイドで微調整可能です。

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実際に使ってみた感想ですが、Lodestarはチップ面積がそこそこ広いので、思ったよりは星が視野内に入る印象です。ASI120MMを買った時には売りに出してしまおうかとも思っていたのですが、手放さなくて正解でした*1。とはいえ、領域によっては星が1つもない、という事態も容易に起こりそうな感覚ではあります。一応、プリズムの向きを円周方向に360度回せるようになっているので、星が見つからない可能性はだいぶ減るとは思いますが、この「円周方向に回す」操作性が決してよくはない*2ので、一発でガイド星が見つかることを祈るのみです。

イメージサークルの周辺部を使うということで、星像は決してよくありませんが、ゆがんだ星像でもPHD2でのガイドに支障はありませんでした。追尾精度も、さすがにガイド鏡ガイドに比べるとずっと良好で、これなら長時間露出も安心して行えそうです。

*1:チップサイズはASI120MMが4.8×3.6mmに対し、Lodestarは6.4×4.75mmと、面積にして1.8倍近い差があります。

*2:オフアキシスガイダー円周の3本の留めネジを緩め、手で回す。手を添えながらやらないと、オフアキごとカメラを落っことしそう。

th2546th2546 2016/11/14 08:10 長焦点にはオフアキの方が良さそうですね。
青い雪玉星雲は横浜の自宅からも眼視で青く見えます。M57もそうですが惑星状星雲て以外と眼視で行けたり、写真も写りやすいと言う印象があります。

HIROPONHIROPON 2016/11/14 23:19 > オフアキ

やっぱり、ミラーシフトだの機材のたわみだのを気にしないで済むのは精神的に楽です。
問題は、一番出番がありそうな春の銀河シーズンにガイド星が見つかるかどうか。
あのあたりは天の川から遠くて星が少ないですし……。


> 惑星状星雲

単位面積当たりの明るさがあって、街なかからでも楽しめる貴重な天体ですよね。
バンドパスフィルターを使うとさらにコントラストよく見えるようですが、どうなんでしょう?

th2546th2546 2016/11/15 08:34 同じ惑星状星雲ですがM27は自宅からはUHCフィルターを使わないと眼視では見えません。
85mmでも効果大なので大口径ならもっと有効なのではないでしょうか。

HIROPONHIROPON 2016/11/15 22:05 たしかに、M27は大きく広がってるせいか想像以上に見づらいですね。
以前、EdgeHD800で試したときも、かろうじて存在が分かる程度だった覚えが。
まぁ、都心からならそれでも御の字なんでしょうけど。

UHCフィルター、やっぱり効果あるんですね。OPTOLONGのなんかはだいぶ安価ですし
買ってみようかしら……。

上杉蒼太上杉蒼太 2016/11/17 07:34 青い雪玉星雲、とても綺麗ですね! 今度私も挑戦してみます。レデューサー無しのVC200L直焦点でいけそうですが、ガイド鏡がコ・ボーグ36ED(焦点距離200mm)ではちょっと不安……。でも試してみます。

HIROPONHIROPON 2016/11/17 12:20 VC200Lなら十分行けますね。ガイドの方も、撮影データを見てわかる通り短時間露出でOKなので、
コ・ボーグで十分でしょう(露出時間によってはノータッチでも行けるかも?)。
今回は、あくまでオフアキの試運転のついでに撮った形なので……。

これからの季節だとエスキモー星雲なんかも狙い目ですね。同じく小さな惑星状星雲ですが、
なるべくシーイングのいい時にチャレンジしてみたいところです。

忍者忍者 2016/11/20 22:24 オフアキはよく使用しています。同じセレストロンですが、1つだけ不可解なことが過去ありました。カメラ側を42mmで接続した場合に、周辺減光が発生。APS-Cなので問題ないはず?48mmに変えて発生がなくなりました。

HIROPONHIROPON 2016/11/20 23:29 それは不思議ですねぇ。プリズムの影を含め、こちらは記事中の構成で特に問題ありませんでした。
鏡筒やパーツの組み合わせの問題でしょうか…?

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