2012-01-29
■[武富健治展関連]「武富健治の世界−「古代戦士ハニワット」から「鈴木先生」まで−」展のおしらせ

【展覧会最終日の日付で載せていた告知です】
明治大学米沢嘉博記念図書館では、10月7日から来年1月29日まで、企画展「武富健治の世界−「古代戦士ハニワット」から「鈴木先生」まで−」を開催します。関連のトークイベントも3回行います。
詳しくは下記、米沢嘉博記念図書館ホームページの展覧会情報ページをご覧ください。
http://www.meiji.ac.jp/manga/yonezawa_lib/exh-taketomi.html
上記ページから、チラシと展示品リストがPDFファイルでダウンロードできます。またチラシではモノクロになっている図版の写真も上記ページにはカラーで掲載しています。
本展覧会はミヤモトがキュレーションをしていますので、当ブログでもすでに随時進捗状況をご報告してきています。エントリの見出しのところにある「武富健治展関連」というタブをクリックしていただきますと、今までの関連エントリがまとめてご覧いただけます。
狭い展示スペースではありますが、武富さんの全面的なご協力のおかげで、極めて濃密な展示が実現しました。
少しでも多くの作品を見ていただくべく、以下の通り、会期を4期に分けて、展示替えを予定しています。
第1期:10月7日〜10月31日
第2期:11月3日〜11月28日
第3期:12月2日〜12月26日
第4期:1月6日〜1月29日
壁面を使った「「鈴木先生」の作り方」、および「ホラー・実録系作品の世界」は次の通り、全面的に展示作品が変わります。
「「鈴木先生」の作り方」
第1期:「@げりみそ」
第2期:「@恋の終わり」
第3期:「@掃除当番」
第4期:「@鈴木裁判」
「ホラー・実録系作品の世界」
第1期:「必ず出るコンビニ」
第2期:「獣面」
第3期:「ナビゲーター」
第4期:「天狗の貼り紙」
このほかにも、「「古代戦士ハニワット」の世界」、「武富健治イラストレーションズ」、「文芸漫画家・武富健治」などのコーナーで、原画類の展示替えが行われます。
また、2階閲覧室でも、武富さんのご協力により、武富さんの商業誌発表作のほぼすべて、さらには武富さんの個人サークル「胡蝶社」刊行の個人誌、大学時代の漫画研究会の会誌まで、数多くの書籍、掲載誌をお読みいただけます。
ぜひ、何度も足をお運びいただければと思います。
■[武富健治展関連]「武富健治の世界」展、いよいよ第4期で幕を閉じます!

【会期終了の日付で載せています】
「武富健治の世界−『古代戦士ハニワット』から『鈴木先生』まで−」展、いよいよ1月6日から第4期の展示となります。4カ月は長いと思われていたみなさん、もうこれでほんとに終わりです。
申し訳ありませんが、米沢嘉博記念図書館は火・水・木は閉館の施設で、1月29日(日)で終了ですので、実は全部で15日しか開館日がありません。あっという間に終わります。行けるかもと思った時に、即、足をお運びください。土日は12時から18時まで、金・月は14時から20時まで開館しております。
http://www.meiji.ac.jp/manga/yonezawa_lib/exh-taketomi.html
さて、第4期の展示は、いよいよ「@鈴木裁判」の登場です。写真でざくっとご紹介していきます。
こちら、おなじみになった巨大直筆鈴木先生ポスター越しの会場風景ですが、左上隅の方に、ご注目ください。
鈴木先生の絵と同じく本棚を背にした小川蘇美を描いた『ユリイカ』武富特集号の表紙の原画を、急きょ、展示させていただいています。
これですね。
内容のご紹介はこちらのエントリをどうぞ。
http://d.hatena.ne.jp/hrhtm1970/20111230/1325216130
いや、この小川さんの絵、ほんとにいいです。原画で見るとなおいいです。
そして。
同じく『ユリイカ』武富特集の扉絵の原画も、展示させていただいています。しかもこちら、『ユリイカ』ではモノクロ掲載のところ、原画はカラー。武富ワールドのオールスターキャストをカラフルに描いています。
いやー、ありえないですよ、こんなの。青土社から直接、ここに持ってきて展示してますから。
で、この2点を含む、壁面の展示は、もはやおなじみとなった、相変わらずの高密度でお届けしております。
今期は、「@鈴木裁判」編の、議論が佳境にさしかかったところ、竹地が「許されている!」を言うくだりです。原画の迫力、ご堪能ください。
いつものように、同じシーンのネームノート、プロットのメモ、そしてテレビドラマ版のシナリオとスチルと、創作・制作のプロセスが見られる資料をふんだんに展示しています。
特にご注目いただきたいのがプロットのメモ。「@鈴木裁判」編は、実は武富さんの当初の構想にはなかったという衝撃の事実は、すでに先日のトークイベント等でも明らかにされていますが、では、夏祭りでの麻美さんの「うっ」を目撃された後の展開は、当初どのように構想されていたのでしょうか。
そのことがうかがえる、幻となった「@秋の足音」編のプロットのメモが、お借りした資料群の中に含まれていました。さて、どんな展開が構想されていたのか、ぜひ、ご自分の目で確かめに来ていただければと思います。もちろん「@鈴木裁判」編の様々なバージョンのプロットも展示しています。
いつものように、壁に展示しきれなかったプロットのメモやネームノートの実物は、テーブルケースの方にふんだんに展示していますので、こちらもぜひ。
そしてこの、仕事机の雰囲気を再現したケース内にはいつも武富さん自作の趣味のプラモデルが入っていて、なにげに展示替えされてるんですが(笑)、今回はなんと、小川、中村、鈴木のフィギュアが。写真の右上の方に見えますね。こちらもどんなものか、ぜひ間近でご覧いただければと思います。
そのほか、8×4の米沢嘉博記念図書館独特展示ケースの方も、結構入れ替わってます。
最上段のホラー短編は「天狗の張り紙」。これ、味があっていい話ですよ。
高校時代に、自分の漫画がアニメ化されたという設定で描かれたセル画も、まだあります(笑)。今期も新しいのを出しています。
美麗イラストレーションズも、新しいのがいくつか出ています。全体に冬を描いたイメージのイラストを多く展示してあります。「鈴木先生」では描けなかったけれど、実は季節では一番冬が好き、という武富さんの描く冬を、マフラーに手袋の小川さんとともに、ご堪能ください。
武富さん自作の「古代戦士ハニワット」フィギュアのポージングもちゃんと武富さん自身が毎回変えてくれています。今期は剣に手をかけています。後ろに置いてある原画も毎回入れ替わってるんですよ?
というわけで、4カ月にわたったこの展覧会もいよいよ終盤、今のところ巡回の予定はありませんので、ほんとにこれで見納めです。ぜひぜひ、足をお運びください!
■[武富健治展関連]トークイベント「マンガのデザイン−『鈴木先生』を中心に−」のお知らせ

「武富健治の世界」展の会期最終日になる1月29日(日)に、関連トークイベントの第3弾として、「マンガのデザイン−『鈴木先生』を中心に−」が行われることになりました。
「鈴木先生」の単行本のほか、数多くのマンガ本・マンガ雑誌の装丁を手がけてきた「VOLARE(ボラーレ)」のデザイナー、関善之さんに、マンガをデザインする際の、考え方や具体的なプロセスなどについて語っていただきます。
トークイベント第1弾、第2弾に引き続き、不肖ミヤモトが聞き手役をさせていただきますが、関さんは大変お話が面白い方なので、僕自身楽しみにしています。
トークイベント:マンガのデザイン−『鈴木先生』を中心に−
講師:関 善之(ボラーレ)
日時:2012年1月29日(日)16:00〜17:30
会場:米沢嘉博記念図書館2階閲覧室(千代田区猿楽町1-7-1)
料金:無料 ※会員登録料金(1日会員300円〜)が別途必要です。
以下のサイトで、ボラーレが今まで装丁を手掛けてきたマンガ本と、そのデザイン的な特徴が、包括的に紹介されていますので、ぜひご覧ください。
http://yoicomic.blog24.fc2.com/blog-entry-179.html
えっ!?これもこれもみんなボラーレなんだ!という幅の広さと、言われてみると確かに感じる共通のテイストがありますよね。デザイナーさんが複数おられるデザイン事務所として、共通のテイストと幅の広さのバランスをどう考えておられるのか、そもそもマンガのデザインを専門にするようになられた経緯など、お聞きしたいことは色々浮かびます。
マンガのデザインについては、上記のサイトも主要なデザイナーの仕事を網羅していますし、『アイデア』誌でも二回特集されるなど、近年注目が高まっていますが、まだまだ、その面白さと重要性が広く知られるにはいたっていないと思います。
単行本の装丁は、そのマンガの読書体験の印象を形作る極めて重要な要素だと思いますので、これからどんどん探究されていくようになるんじゃないかと思います。
関さんとは、トークイベント第1弾・第2弾の打ち上げでお話させていただいたんですが、上でも触れたように大変お話の面白い方です。ツイッターでも単行本の装丁を担当された作家さんなどと軽妙なやり取りをされていて、読んでいてとっても楽しいツイートです。
なのに今までこういったイベントでお話されたことはないとのことなので、今回は非常に貴重な機会です。ぜひぜひ、『鈴木先生』に限らずマンガのデザイン全般に興味のある方にお越しいただければと思います。
そしてもちろん、『鈴木先生』という第1巻の時点では、かなり異色の、しかも先の展開が見えなかった作品を、ああいうデザインに仕上げられたコンセプトなど、『鈴木先生』についてのお話もお聞きしたいと思っています。
みなさんぜひ、お越しください!
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