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2005-07-08 Fri

[][] ロンドン交響楽団ラフマニノフピアノ協奏曲第2番」

1972年:ヴラディーミルアシュケナージ/アンドレ・プレヴィン

1975年:タマーシュ・ヴァーシャーリ/ユーリ・アーロノヴィチ

1989年:アレクセイ・スルタノフ/マキシムショスタコーヴィチ

1992年:バリーダグラス/マイケル・ティルソン=トーマス

1992年:イスラエラ・マルガリット/バリー・ワーズワース

アシュケナージとプレヴィンの演奏は、それ以後のどの演奏にも似ていない。大人しい演奏といっていい。スマートな作り、ピアノも滑らかで柔らかい雰囲気が横溢している。それにしてもアシュケナージは巧い。そして、ヴァーシャーリとアーロノヴィチの演奏で聴かれる要素は、それ以後のどの演奏にも見られるようだ。だって、アーロノヴィチの表現はかなり激烈。ロンドン響の面々にも刷り込まれたのではないかと。

[] スルタノフの演奏

聴き直した。

彼は協奏曲よりも、独奏曲のほうが真価を発揮できるのだろう。ラフマニノフピアノソナタの音圧は呆れるほど。音楽は嵐のように荒れ狂い、刻々とその容姿を変えていく。その激流に身を任せるのが心地いい。ライブでこんな演奏されれば、腰を抜かしそうだ。

彼の激しいキャラクターは協奏曲ではうまく機能していないように思った。音楽の揺れ動きというよりかは、腰の座らない演奏、という印象が僕には残る。部分的には、個性的な表現もあってワクワクさせられるのに、なぜか安心して聴いていられない。最強音と最弱音の差はかなりのものがあって、ソナタで聴けたような音圧もあるし、消え入りそうなピアニシモも蠱惑的な存在感を持っている。だが、その間が抜け落ちている気が。滑らかにスライドする音量の変化や、音色の変化に乏しいように思った。唐突に一つの音が突出したり、急にフレーズ行方不明になったり。うーむ・・・。第3楽章技術的にも不安が残る。彼のテンポではないのか?

[] アレクセイ・スルタノフ逝去

彼のことを調べてみて驚いた。先月、亡くなっていたのだ。享年35歳。重い病を患った後の死だったようだ。

403 Forbidden

彼のことを知ったと思ったら、亡くなってしまい衝撃を受けている。勝手に、腕白で悪戯好きな少年のようなイメージを彼に重ねていただけに、この運命の過酷さについての衝撃も大きい。おまけに僕が彼のCDを買った7月5日に、追悼のセレモニーが行なわれたとのこと。不思議な巡り合わせも感じている。

彼の録音したラフマニノフピアノ協奏曲第2番、斜め聴きしかしていないが、あまり良くないと思った。第1楽章、第2楽章、第3楽章と聴き進むにつれて、演奏に綻びも出だし、最初のほうにあった光るものもどんどんと薄くなっていった印象がある。オーケストラにも問題があるかも知れない。そういった僕の評価、彼が亡くなったからといって変わるわけではないが、もっと謙虚な耳で、彼が表現しようとしたことを掴みとろうとしてみたい。今日、改めて聴いてみるつもりだ。

[] ダグラス全集録音しないのか?

名演奏の予感を持ちながら彼のラフマニノフピアノ協奏曲第2番」を聴く。マイケル・ティルソン=トーマス指揮のロンドン交響楽団

Rachmaninoff: Piano Concertos Nos. 2 & 3

ピアノの安定感はかなりのもの。ツィマーマンだけが特別なわけではない。それにツィマーマンからは感じにくい詩情(意図的に排除してるとも思うが)も豊かだ。崩しもある。色々な音色も持っている。太い音楽だな。第2楽章も弱々しいだけの演奏にはならず、素敵だ。オーケストラが本気度の高い演奏を展開していて、グッと来る瞬間多々あり。特に金管中音域の存在感は素晴らしい。和音の推移を丁寧に見せてくれるところなど、憎い演出だ。さすがロンドン交響楽団、底力がある。

このCDに併録されていたバイロンジャニスの第3番も良かった。シャルル・ミュンシュ指揮のボストン交響楽団も大熱演で、好きな部類だ。ジャニスのテクニックは凄いな。ホロヴィッツブロンフマンも霞む。と調べてみると、彼はホロヴィッツの弟子だったようだ。

ymtokyoymtokyo 2005/08/11 22:19 スルタノフファンのものです。録音をとりあげて下さってどうもありがとうございました。彼の演奏はスタジオ録音とライブ録音で、かなり弾き方が違う傾向があり、スタジオ録音の中でもラフマニノフのソナタは彼らしさが出ています。協奏曲は、是非ライブで聴いて頂きたかったです。今後、未発掘ライブ録音がCD化されるようなことがあれば、是非きいてみてください。ヴァン・クライバーンコンクールのDVD「Here to make music」では、ほんの1シーンですが素晴らしい3楽章がきけますよ。
また、勝手ながら、現在日本語で書かれたコンテンツを少しでも世界中の人に読んでもらえるよう、拙い英語ですが紹介記事を作りトラックバック打たせて頂きました。改めて感謝申し上げます。

hrkntrhrkntr 2005/08/12 00:27 コメント、ありがとうございます。リンクさせていただいていたページの管理者様でしょうか? 充実したページで、作成された方の思いの深さをビリビリと感じておりました。僕も彼に関心を持ち出したところでのニュースでショックでしたが、彼の演奏を見てこられたymtokyoさんにとっては本当に辛いことと、想像致します。そんな中、彼の演奏の特徴についてご紹介いただき、ありがとうございます。ぜひ、ライブ録音を探して、またこの場で拙い感想を書かせていただこうと思います。