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大学1年生の化学(北里大学・野島高彦) このページをアンテナに追加 RSSフィード

2012-12-31

[]ブログをひっこしました

2013年1月から「大学1年生の化学」は,以下のブログに書いて行きます.

新ブログ→ 大学1年生の化学(北里大学・野島高彦)

なんで引っ越したのか

これまで使ってきた「はてなダイアリー」よりも,新しく設計されている「はてなブログ」の方が使いやすいから.

これまで書いた記事はどうするのか

このまま「はてなダイアリー」に残しておきます.たまに改定するかもしれません.旧記事を元に新しい記事を書いて「はてなブログ」で公開するかもしれません.

自分で気に入っている記事10選

はてなダイアリーに書いた記事は全部で716件でした.この中から気に入ってる10件を選んでみました.

[]野島高彦の2012年

この記事は引っ越しました→野島高彦の2012年

2012-12-30

[]2012年の計画と抱負はどこまで実現したか

2011年の大晦日に,1年間を振り返りました.

このときに,「2012年の計画と抱負」として以下の4点を挙げました

  1. DNAや蛋白質のもつ可能性を探る研究を進めます.「こんなことができるのか!」という自然界の一面を見せる研究が目標です.
  2. 医療工学科および看護学科対象の化学講義を全面的に改訂します.詳細は2012年度開始時にお知らせします.
  3. キャンパスナビゲーターの学生とともに,大学を魅力的な学びの場に変えて行きます.Universityのもつポテンシャルを社会から広く知ってもらうことが目標です.
  4. 3月から,日本化学会の発行する「化学と教育」誌の編集委員会に加わることになりました.化学研究と教育とを両立させている大学教員として評価して頂きました.

これらが1年間でどうなったのかを振り返ることにします.

(1)DNAや蛋白質のもつ可能性を探る研究を進めます.「こんなことができるのか!」という自然界の一面を見せる研究が目標です.

関連する研究論文が1報出ましたが,実験研究はもうちょっと先まで進む予定でした.2013年度は研究時間の捻出と実験研究の実行,そして次の論文を投稿することです.

(2)医療工学科および看護学科対象の化学講義を全面的に改訂します.詳細は2012年度開始時にお知らせします.

教科書出版に伴い講義内容を整理しました.シラバスの内容を1回ぶん変更したところで講義内容の最適化は終了しました.2013年度は最適化された講義計画を実行します.

(3)キャンパスナビゲーターの学生とともに,大学を魅力的な学びの場に変えて行きます.Universityのもつポテンシャルを社会から広く知ってもらうことが目標です.

キャンナビが学生主体の団体に成長した1年でした.私はキャンナビの運営には直接タッチしないことに決めているのですが,イロイロな相談にはいっしょに知恵を絞ることにしていて,SNS利用法からhtmlの書き方から効果的なプレゼンのやりかたから,イロイロ伝授しつついっしょに考える時間を持ちました.

(4)3月から,日本化学会の発行する「化学と教育」誌の編集委員会に加わることになりました.化学研究と教育とを両立させている大学教員として評価して頂きました.

編集委員会の開催時刻が学内業務と重なり続けていたため,ほとんどの会議に出席できませんでした.会議出席だけが仕事ではないし,もうコレはどうしようもないことと考えることにします.

2013年はどうするのか

厳密な計画を立てて確実に実行する,というやり方ではなく,偶発的なものごとに積極的に巻き込まれて行こう,という姿勢で1年間を過ごすことにしました.その際の判断基準は,「それは未来の社会を建設することに貢献できるか?」です.この判断基準は今年の年頭に定めたものです.

2012-12-28

[]2012年12月の月間レビュー

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L1号館前の木には電飾が施されました.2階の食堂に直結する階段にも電飾が施されています.ほとんどの科目が12月に最終回となります.

担当科目

医療工学科では12月12日(水)に,看護学部では12月21日(金)に化学講義が終了しました.

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来月1月11日(金)に後期試験があります.合格基準は第1回目の講義で配付した資料に記載されています.

後期後半金曜コースの化学実験が12月14日(金)に終了しました.後期後半木曜コースは11月最終週で終了しています.

キャンナビ

12月3日(月),YouTube北里大学チャンネルから「オープンキャンパス番外編」の告知ムービーが公開されました.収録は1月に行われ,私もちょこっと出演しています(開始から33秒目のあたり).

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12月11日(火)のミーティングでは60分で「伝わるプレゼンテーション」と題して,パワーポイントを使ったプレゼンテーションの組み立て方を解説しました.ちょうど学内外でメンバーが様々なプレゼンを始めている時期だったので役に立ったはず.この内容については別記事にまとめる予定です.

12月21日(金)には忘年会を開催しました.

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12月27日(木),オープンキャンパス番外編(2月17日開催)の参加申し込み者が一定数に達したためサイトを更新して申し込みを終了しました.

懇和会

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12月2日(日)に第2回懇和会を開催しました.品川駅近くのホテルでランチバイキング→しながわ水族館.

その他

12月5日(水)夕方から学内BBQ場でヤキイモ大会を開催しました.40名を超す参加者がありました.

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12月13日(木)夕方,臨床工学専攻1年生のグループとケーキの食べ放題に行きました.

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大きな地図で見る

その他

12月14日(金),病院新棟最上階レストランで一般教育忘年会がありました.

12月17日(月),化学担当教員一同+ASC化学チューターの忘年会がありました.


大きな地図で見る

12月18日(火),化学実習室で行われたダンスチームによるムービー収録に立ち会いました.相模原キャンパスの紹介を兼ねたムービーです.一般教育部化学単位では大学広報活動に協力しています.

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12月25日(火),海洋生命科学部の必修科目教室に乗り込んで行ってレポートの取り立て+未提出者への最終通告をしました.

その他の学内業務

会議7件(キャンナビミーティングを除く),試験監督1件.

情報公開

ブログ記事:この記事を入れて10本.

1月の予定

1月7日(月)から仕事を始めます.この週には医療工学科と看護学科の化学の後期試験があり,答案を採点して成績を付けます.

試験監督業務は8件の予定.

上旬には2013年度のシラバス提出期限があります.化学講義2012年度は原子軌道と混成軌道の解説を後期に持ってきたのですが,コレを前期に戻すかどうか検討中.

大学基礎演習Bは今年度と一部のディスカッション用ネタを入れ替える予定でただいまネタ探し中.

学内会議5件,キャンナビのミーティング1件,キャンナビ関係ではもう1件あるかも.

これまでのレビュー

2012-12-25

[][]後期化学実験提出物デッドラインは12月27日(木)15:00

この記事は引っ越しました→ 後期化学実験提出物デッドラインは12月27日(木)15:00

2012-12-21

[](29)2022年の化学〜あなたが医療従事者として活躍している時代の化学〜

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前回は「いま」の化学で何ができて,それがどのように生命科学と医療技術を進歩させてきたのかを講義しました.今回は「いま」ではなく「これから」の化学がどのように医療技術を発展させ,その結果,どのような世の中になって行くのかを考えました.2012年度の最終回.後期履修者36名,出席29名,出席率81 %.

講義内容要約

  • DNAシーケンシングはコストが下がりスピードが向上しているので,個人ゲノムのシーケンシングは現実的な作業になる.個人ゲノムのシーケンシングが普及すると遺伝情報に基づく健康診断とか薬剤選定とかができるようになるから医療が発展する.
  • 蛍光イメージングが生命科学と医療技術の発展に貢献している.癌細胞だけを緑色に光らせる有機化合物が開発されたので,色の違いを見ながら患部を切除していく外科手術法の実現が夢ではなくなりつつある.
  • 身体を構成する材料を模倣した人工材料を用いることにより,拒絶反応のリスクをコントロールできるようになる.たとえば細胞膜を模倣したポリマーで透析フィルターをつくることにより,透析治療を受ける患者の免疫系を不必要に刺激することなく血液浄化が可能になる.
  • 温度変化に応答して分子構造を変化させるポリマーを用いることにより,細胞シートを調製し傷付けることなく取り扱うことができるようになった.再生医療の進展を高分子化合物の分子設計から化学が支援している.
  • 直径数百マイクロメートルの微粒子を遠隔制御する技術が実現すれば,立体構造を自由自在に変化させる物体をつくることができる.
  • 人類の願いと思いが優れた技術を実現し,未来の社会を建設して行く.願いは常に叶うとは限らない.しかし,願っていなければ叶うことはない.

事前配布資料

キーワード

Mutating matter,SNP,一塩基多型,遺伝子診断,温度応答性ポリマー,個人ゲノムシーケンシング,生体適応性ポリマー,リアルタイム癌細胞イメージング

昔の人はどのような未来を願っていたのか

1969年,人類は月に足跡を残しました.この時代,科学と技術の進歩が明るい未来を実現してくれるものと多くの人が信じていました.たとえばこの時期の少年雑誌のグラビアには,未来の社会を創造したイラストが掲載されています.ここには,高度に機械化された生活や医療が描かれており,高度な技術を実現することが,未来の社会を建設するために必要だという考えが一般的なものであったことが伺えます.

それから43年が過ぎた「未来」に私たちは暮らしています.1969年に夢見た社会と比べてみると,実現したものもあるし,実現しなかったものもあります.しかし,想像することもなかったような技術が一般的になっていることにも気づきます(たとえば個人が携帯電話を持ち歩き,相互にインターネットで接続された世界).なんだかんだ言って,1969年の人々が願った夢の社会は,実現していると考えても良さそうです.それは,夢を実現するための願いと思いを人類が捨てなかったからです.

私たちはこれまでどのような思いで何を夢見てきたのでしょうか.そして,これからどのような未来の社会を築いて行くのでしょうか.

医療に関係する化学技術をいくつか採り上げ,これまでに何ができるようになってきたのか,そして今後10年間で,どのように発展して行くのかを最終回のテーマとしました.

(1)DNAの個人差に基づく医療が実現する

30億文字から成るゲノム情報には,約1,000文字に1文字の割合で個人によって異なる箇所が存在します.これを一塩基多型(SNP)と呼びます.SNPは,生活習慣病,薬効,副作用,といったものと深く結びついています.

遺伝子に基づいて投薬量が決められはじめている

投薬量を決める際にも遺伝情報を参考にする方法が採用されはじめています.たとえば薬効に個人差の大きい経口抗凝固薬ワルファリンの投与量を,SNP情報も含めて条件で算出するオンラインサイトが開設されています.

こうした医療は今後急速に広まって行くことでしょう.

個人ゲノムDNAシーケンシングが現実のものになれば

SNPをみつける方法として最初に思いつくのは,個人のゲノムを丸ごと読み取ってしまう作業です.これができれば,DNAの違いに基づく健康指導や治療が可能になります.個人のゲノムDNAシーケンシングは究極の診断技術です.

しかし,そのようなことが可能なのでしょうか?

DNAシーケンシングの化学が開発されて間もない1985年頃,1人の研究者が1日に解読可能なDNA情報は1,000字でした.このスピードでヒト1人分の遺伝情報を読み取った場合,8,000年かかります.また,コストも7億円が必要となります.この時代に個人ゲノムのDNAシーケンシングは夢物語でした.

しかし,夢を実現するための願いと思いを人類は忘れませんでした.技術革新を繰り返し,読み取り速度を加速させてきた結果,1998年には1日92万文字の解読が可能になりました.このスピードでは9年間でヒト1人分の遺伝情報を読み取れます.

2005年になるとヒト1人分の遺伝情報を読み取るために必要な時間が5日間に,さらに2010年には8日間に,さらに今年は8時間に短縮されました.

問題はコストですが,こちらも急速に低下しています.

さらに,2014年には1万円の価格で個人の全ゲノムを読み取れるとの予測も出てきました.

個人のゲノムが読み取れるようになれば,遺伝子に基づく診断が広がることでしょう.副作用リスクや薬効の多くがDNAの個人差と密接な関係をもつことがわかっています.「個人のゲノムDNAを丸ごと読み取る」という夢物語に人類は挑戦し続け,実現させ,さらに安全で健康な未来の社会を実現させようとしています.

(2)リアルタイム癌細胞イメージング

外科手術により癌細胞を切除しなければならなくなった場合のことを考えます.再発を防ぐために必要以上に切除を行うと,後の生活に様々な支障を来す可能性が高くなります.しかし,十分な切除を行わなければ,癌が再発する可能性が高くなります.癌細胞だけを確実に見わける方法はないでしょうか.例えば癌細胞だけに色が付くとか.

そんな夢を実現してくれそうな薬品が昨年11月に開発されました.東京大学医学部と米国国立衛生研究所との共同研究により,患部にスプレーすると癌細胞だけを緑色に光らせる化合物が開発されました.現在は動物実験の段階にありますが,これが実用化されれば,後遺症も再発リスクも共に最小限に抑える外科手術が実現します.

「見ただけでどこが癌細胞なのかがわかる技術が欲しい」という願いを人類は実現させました.願うことは実現させるための必要条件です.

(3)生体を模倣した医療材料

透析フィルターや血液配管に用いられる素材は,人体から異物として認識される可能性があります.この結果,過剰な免疫反応が誘発されて身体に損傷が生じる恐れがあります.これを防ぐため,生体適合性の高いポリマー材料の開発が進められています.

なかでも,生体膜を模倣してデザインされたMPCポリマーは,ポリスルホンに重量比1 %で混合しておくだけで生体の過剰反応を抑えることのできる,優れた物質です.

(4)プログラムできる材料

温度プログラミング

ポリ-N-イソプロピルアクリルアミドは,温度変化にともなって分子構造を変化させるポリマーです.この性質を利用して,細胞シートを調製する技術が完成しつつあります.

このポリマーを使えば,角膜や皮膚の調製が容易になることでしょう.

三次元プログラミング

究極の目標は,分子集団を3次元的に自由に操る技術を開発することです.リモートコントロールで形や色を制御できる微小粒子で物体を構成しようという研究がIntelで進められています.次のムービーを紹介しました.

D

ここでは自動車のモックアップが例として採りあげられていますが,細胞培養の際に足場をこのような材料で組み立てておき,立体構造をもつ人工臓器をつくった後に,足場を解体する,などということができれば,再生医療が飛躍的に発展することでしょう.

カーゴ・カルト・サイエンス

活字になっているものでは

  • R. P. ファインマン著,大貫昌子 訳,「ご冗談でしょうファインマンさん」II,岩波書店

の最終章が有名です.この部分を引用した解説をweb上のところどころで見かけます.たとえば

……南海にはカーゴ・カルトを信仰する人々がいる。戦争の間,様々な物品を積んだ飛行機が現れるのを見た彼らは,また同じことが起きて欲しいと考えている。そこで彼らは滑走路のようなものを仕立て上げて,その脇にかがり火を焚き,木の小屋の中に人を座らせ,頭にはヘッドフォンのような木片と,アンテナのような竹の串を立て - 要するに彼は管制官なわけだ - そして飛行機が訪れるのを待ち続けた。彼らは全てを正しく行っている。形は完璧だ。以前見たものと全く同じに見える。しかしそれは上手くいかない。飛行機は降り立たなかった。そのようなわけで,私はこれらをカーゴ・カルト・サイエンスと呼ぶ。彼らは,外見上の決まり事や,科学的な研究の形式を守ってはいるが,飛行機が降り立たない理由と同じ「本質的な何か」を見失ってしまっている。

http://www.radiumsoftware.com/0604.html#060418

血液型性格判断,統計的に当たりがでやすい宝くじ売場情報,マイナスイオン効果をもつ家電,「水からの伝言」など,一見科学的に見えているものの,実は全く科学的根拠がないものが世の中にあふれています.いわゆる疑似科学です.具体的な例を挙げてみると,「カーゴカルト信仰」を笑えないかもしれませんね.

私たちは挑戦する:未来の社会を建設するために

「そんなのは夢物語さ」の一言で物事を片付けるのは簡単です.残念なことに年を取るに従って物事に挑戦する心を忘れてしまう人は珍しくありません.それでも,夢のような技術の多くは実現したし,これからも実現して行きます.それは,願いと思いを忘れない人がいるからです.

健康で明るい未来の社会を建設するためには,願いと思いを忘れない医療専門家の力が必要です.10年後のあなたはそんな医療専門家としての人生を歩んでいるでしょうか.それとも,「そんなのは夢物語さ」と言い続ける人生を送っているでしょうか.

最後の感想コメント質問その他いろいろ

未来へつながる

●1980年代には8000年もかかっていた個人のDNA解析がもしかしたら2014年には1時間1万円で出来るようになるかもしれない,ということにゾクゾクしました.この講義で化学の授業としての知識だけでなく,この世の中での活用のされ方や普及されていることを知り,今まで化学に貢献してきた全ての人に感謝したいです.そんな中の一人であろう野島先生にも・・・化学の魅力あふれる授業ありがとうございました.化学大好きです!!

●化学ってすげーって思いました.1年間ありがとうございました.最後,テストがんばります.

●化学の力で医療技術が発達していることがよく分かりました.本当にすごい!!!です.化学は苦手だし嫌いだったけど少しは好きになれそうな気がしました.それにしてもマイナスイオンのドライヤーを信じて今も使っている私はバカでした.笑.1年間ありがとうございました.

ララララLife goes on

●化学の授業は退屈がなかったです!「ひと休み」を入れる先生は野島先生でした!あと,先生の名言集は心を揺さぶりました.先生は本当に人生ENJOYしてるし,先生は人をHAPPYにする力があって私は尊敬しています!大嫌いな化学をここまで熱心に授業をきこうとさせて下さって,ありがとうございました!!またtwitter上で絡んでください.

●化学は得意ではないけど先生の講義は楽しかったし先生はおもしろい! 先生の人生楽しそうでうらやましい ほんと!! あたしもそうなりたい!!!

●先生おもしろすぎです!! 化学,あんまり好きじゃなかったけど先生の授業はたのしかった!! やきいも楽しかった!!ついったーもおもしろい!!!ありがとうございます!! また♡

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1年間を通じて

●最後の先生のメッセージに気持ちが引き締まりました.化学,正直いうとものすごく嫌いだけれど,先生の授業は楽しかったです.授業のあと,いつも確認プリントの下にあるコメント欄,書くのよくサボっててすみませんでした(笑).1年間ありがとうございました.

●1年間ありがとうございました.化学は好きだけど苦手でだんだんきらいになってっちゃってたけど今回野島先生の化学とれて得意になれなかったけど,またおもしろいなぁと思えるようになりました.授業おわっちゃうけど,やきいもとかの企画もたのしかったです.またそういうのほしいです!参加したいです.楽しい授業ありがとうございました.

●一年間ありがとうございました.私は化学が高校のときから好きだったので,楽しみな授業の一つでした.高校,予備校,大学と講義を受けてきて,今日で最後なのかと思うとさみしいです.将来,この知識が必要になった時は,プリントやノートに戻ってきたいと思います.

●テストに出るような化学は好きになれないです.でも今回の授業のような話は好きです.テストがんばりますね.2文字にならないように→評価が!!

●1年間ありがとうございました.先生の授業は高校の時よりもわかり易くて面白かったです.化学の進歩は日々速くて,将来がどのように変わって行くか楽しみです.

●1年間ありがとうございました.化学は高2であきらめてだーいきらいだったけど,今でもらーいきらいだけど,先生の授業はめっちゃ楽しかったです♡(英語ばっかやってたけどwww).この授業がなくなると思うとなんだかちょっぴりさみしいです♡

●寝たり遅れたりしてばかりでしたが化学選択して良かったです.最後のひと休みが面白くて好きでした.今回の授業は本当に出て良かったなと思いました.先生からのメッセージ忘れません.一年間ありがとうございました.

●1年間ありがとうございました!化学の再履修は嫌ですが,また野島先生のおもしろい講義聞きたいです.ぜひ看護学科に来て来年以降も教えて下さい笑

●結局,最後の授業も途中で意識が飛んでしまいました(>_<)ごめんなさい.野島先生の授業は専門科目の先生のスライドと違って楽しく,興味を持たせるようなものだったので良かったです.一年間ありがとうございました.

●先生の授業わかりやすくて好きでした! 化学選択して正解でした(^o^)/ 高校の時より化学が好きになりました.たくさん寝てしまってすいません.先生の授業がつまらないのではなく,私の体調管理と集中力の問題でした・・・ごめんなさい! 1年間ありがとうございました♪

●1年間ありがとうございました.とてもためになる授業でした.板書やプリント,スライドはとてもわかりやすいものでした.化学IIを高校で履修していなかったけど,この1年間をのりこえることができました.この授業で化学はいろいろな場面で役だっていることを知りました! やきいもおいしかったです!!

●野島先生の化学は今まで持ち続けてきた化学の印象を変えて下さるような講義でした.私,先生の雑談と言いますか,scienceに関連のあるトピックをスライドで見るのが大好きでした(・∀・*)笑.来年度,化学の授業がないのが非常に残念です(>_<)また先生とお話しなどをする機会がありましたら是非☆したいです!1年間,本当にありがとうございました!!

●1年間ありがとうございました.受験で勉強したのとはまた違う化学を教えていただきました.先生の授業はとても楽しかったです!!この授業をとって良かったです.本当にありがとうございました.

●1年間ありがとうございました.先生の授業はとても楽しくて化学は苦手だったけど,そんな私にもわかるような説明で,ひとやすみの時間は,ためになる話で毎回ほんとに楽しかったです.

●高校のとき習ってわからなかった所が分かるようになったのは先生のおかげです!授業も楽しかったし,さつまいもも楽しかったし,野島先生の化学とって良かった(^^).普段の私生活と化学が意外なところで結び付いている,というのも興味深かったです!化学ちょっと好きになりました.ありがとうございました!

●1年間この授業を受けてきて,視野が広がったような気がしたし,高校のときみたいに複雑に中へと入らず,簡単なように見せかけながら授業されているのが良いなと思いました.朝,なかなか起きられなくて遅刻しがちでした.ごめんなさい.試験がんばります.

●授業とても分かりやすかったです.高校の時と比べて何倍も理解が深まりました.一年間ありがとうございました.テスト頑張ります!

●1年間ありがとうございました.化学すごく苦手って思っていたのに,身近なものに感じることができました.

やきいものおもいで

●やきいもとかの企画もたのしかったです.

●焼きいもおいしかったし楽しかったです♡

●やきいも楽しかった!!

●やきいもおいしかったです!!

●焼き芋大会がとても楽しかったです.おいしかったです.バターがとっても良かったと思います.来年もぜひ参加したいです.

●やきいもパーティーではおいしくお腹いっぱいになりました♡

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バトンタッチ

●先輩にすすめられてこの授業を取りましたが本当に本当に取ってよかったです.野島先生の化学で学んだことを知っているのと知らないのとではこれからの私の考え方に大きな違いがあると思います.先生の授業の上手さ,パワーポイントの使い方や,話の組み立て方は,初めて聞いたときから感動しました.最後の2コマは90分パワーポイントを操りながらしゃべりっぱなしで本当にすごいです.私も先生のように人に伝わる話ができるようになろう!!と思いました.今まで化学は発展しないほうが良いのではないかと心のどこかで思っていましたが,世界中の人々の健康のためには,とても必要なのだと思いました.本質を見抜きながら科学技術を上手に使える人になれるようにがんばります!

●1年間ありがとうございました.4月の時点ではとりあえず化学はそれほど嫌いではないし先輩からのすすめもあって何となくこの化学を受講しましたが,今思うと受講して本当に良かったと思います.先生の講義はいつも,なんていうか,気迫(?)に満ちていて,私たちに一生懸命伝えようという思いがひしひしと感じられました.でも,それでも,ときには睡魔に負けてしまうこともありました笑.すみません.1年間ありがとうございました.化学楽しかったです!

●今まで化学をやったのは高校のときに「理科総合A」という授業でしか習っていませんでした.授業選択のときに迷ったのですが,先輩方に「絶対 化学が良いよ!」と言われ,思い切って化学にして良かったと思っています.先生の講義はあまり気むずかしい感じでなく,科学が身近に感じられる楽しい授業でした.化学なんて嫌いでしたが,この一年で少し好きになることができました.一年間ありがとうございました!!

●1年間ありがとうございました!!来年もキラキラ素敵な先生で元気に授業して下さい.後輩もしできたら化学をオススメしときます.

質問

●野島先生が化学を極めよう(学ぼう)と思ったきっかけは何ですか?

この世界がすべて原子という小さなブロックが組み合わさってできている,という仕組みが魅力的に感じられたことです.

前回までの講義録

第1回からの配布物ダウンロード

第19回までの範囲を解説した教科書

はじめて学ぶ化学

はじめて学ぶ化学

参考書籍

DVD&図解 見てわかるDNAのしくみ (ブルーバックス)

DVD&図解 見てわかるDNAのしくみ (ブルーバックス)

マクマリー有機化学〈下〉

マクマリー有機化学〈下〉

2012-12-18

[](28)バイオテクノロジーを支援する有機化学

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履修登録36名,出席31名,出席率86 %.

講義内容要約

  • 合成化学の技術が進歩したので,ペプチド,DNA,RNAを合成することができるようになった.
  • 生体高分子の化学合成はタイヘンな作業なので,コンピュータ制御のシンセサイザーを用いた自動合成法が用いられている.
  • 短い一本鎖DNAと,耐熱性DNA合成酵素と,温度可変装置を組み合わせることによって,遺伝子中の特定領域を増幅する方法がPCR.コレは20世紀のバイオテクノロジー+バイオサイエンスに最もインパクトを与えた技術.
  • 蛍光色素を共有結合したddNTPsを混ぜておくDNA合成反応によって,DNAの塩基配列を解読することができる.
  • DNA塩基配列解読技術を用いて,人間を含むさまざまな生物のゲノムDNAが解読されてきたし,これからも解読されて行く.

キーワード

ddNTPs,DNAシーケンサー,DNAシーケンシング,DNAシンセサイザー,dNTPs,遺伝子工学,液相法ペプチド合成,組換え遺伝子実験,蛍光色素,ゲノムプロジェクト,サーマルサイクラー,固相法ペプチド合成,耐熱性DNA合成酵素,プライマーDNA,ペプチドシンセサイザー,保護基,ポリメラーゼ連鎖反応(PCR),メリフィールド法

事前配布資料

前回の講義終了時に予習用の資料を配付しました.コレがテキストになってます.

参考ムービー

PCR

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DNAシーケンシング

D

2012年にゲノムが解読された生き物の紹介

ゴリラ(3月)
トマト(5月)
天然ゴム(8月)
カニクイザル(8月)
オオムギ(10月)
カキ(10月)
スイカ(11月)

コメント

●DNAが読めるようになったのは本当に最近のことでどんどん研究が進んでいるなと思いました.祖母はDNAなんて習ってないと言っていたのを思い出しました.●以前うちでモルモットを飼っていたことがあったから実験動物的な写真でモルモットが出てきたとき少しショックでした.必要なのかもしれないけれどやっぱり人間がこんなにいろいろ好き勝手していいのかなと思います.●化学っていろんなところで活躍してる!●思いつきで方法を考えつくってすごい・・・ドライブの途中でって・・・●クリスマスの季節です.リア充ばっかで辛いっす(笑)●次回の授業楽しみです.最後だし,ちゃんと遅刻せずに来ます!●野島先生に会えるのもあと1回ですね.かなしい.●今日はスライドのみだったこともあってか,途中睡魔で意識が飛んでしまった.(金)はラストの授業なので,そういうことにならないようにしたい.●あと一回で終わりなんて寂しいです.●次回が最後なんてさみしいです●いよいよ最終回ですね.なんだか寂しいです・・・.●次回最終回頑張って聞きます.最後までよろしくお願いします.

授業評価アンケート

講義終了時の約10分間で,授業評価アンケートに回答してもらいました.1年間を通じて受講した化学講義をどのように評価するか,だけでなく,この講義から自分自身はどのように成長したかを振り返ってもらうためのアンケートでもあります.一般教育部に所属する全専任教員を対象に毎年行われている調査です.

授業時間内に行われるアンケートに関して,履修者には集計結果を知る権利があります.そのため,私は授業評価の結果を公開しています.今回のアンケート結果については,来年3月頃に集計結果が知らされる予定なので,その後にこの講義録で公開します.

<参考>

次回予告

医療や生命科学に関連する化学は今どこまで進展しており,これから先の10年間でどのように発展するのでしょうか.2022年の化学(医療関連)を考えます.2012年度の水曜1限化学講義は最終回になります.

前回までの講義録

第19回までの範囲を解説した教科書

はじめて学ぶ化学

はじめて学ぶ化学

参考書籍

有機電子論解説―有機化学の基礎

有機電子論解説―有機化学の基礎

図解でわかる 有機化学のしくみ

図解でわかる 有機化学のしくみ

2012-12-14

[](27)ポリマーの化学

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履修登録36名,出席29名,出席率81 %.

キーワード

CFRP,FRP,GFRP,移行,可塑剤,共重合,重合度,重付加,縮合重合,軟質塩化ビニル,難燃性繊維,熱可塑性,熱硬化性,微結晶,ビニル系ポリマー,付加重合,平均分子量,無定型

出てきた主な有機化合物

アクリロニトリル,塩化ビニリデン,塩化ビニル,サラン,6,6-ナイロン,尿素,尿素樹脂,フェノール樹脂,フタル酸エステル,不飽和ポリエステル,ポリウレタン,ポリエチレングリコール(PEG),ポリエチレンテレフタレート(PET),ポリ塩化ビニル(PVC),ポリカーボネート(PC),ホルムアルデヒド

事前配布資料

前回の講義終了時に予習用の資料を配付しました.コレがテキストになってます.

講義内容要約

  • 人工ポリマーはイロイロな分子量のものが集まっているので,分子量としては平均分子量を考える.コレは浸透圧測定から求められる.πV=nRT=(w/M)RTからMを求める.
  • モノマーのつながり方としては縮合重合と付加重合がメイン.
  • ビニル系ポリマーは付加重合で,PETや6,6-ナイロンは縮合重合で合成される.
  • 2種類以上のモノマーを混合して重合させる方法が共重合で,一本のポリマー分子の中に2種類以上のモノマーが含まれることによって新しい機能を持たせることができる.難燃性繊維とかサランラップとか.
  • 熱すると軟らかくなり冷ますと固くなるポリマーが熱可塑性ポリマー,熱すると固くなり冷ましても変わらないポリマーが熱硬化性ポリマー.
  • もろいポリマーに加えてしなやかな材料にする物質が可塑剤で,フタル酸エステルが用いられることが多い.
  • 二重結合をもつポリマーとビニル系モノマーとを共重合させることによって頑丈な樹脂を合成できる.重合時に繊維を混ぜておくことによって,さらに頑丈な複合材料をつくることができる.コレがFRP.

確認問題

コメント

●今日のさいごのやつ,とても深いいいお話でした.化学な技術だけじゃなくていろんな人の人生との関わりがあると知れてちょっと化学が好きになりました.●けしごむが溶けちゃうのには驚きました.勉強していない証拠とはおそろしいです.●自分の幸せが人の幸せとは限らない・・・深いですね.●アルミホイルのバンパーは笑いました☆●化学すごい!化学ステキ!!●消しゴムが他のプラスチックにくっついた経験あります!理由がわかると面白いですね.●おなかすいた●高校の先生でイケメンで頭も良くてとてもモテている先生と,カロザースさんの考え方が似ているなと思いました.笑●ねむすぎて大変でした.●いろんな所で使われていてびっくりしました!●1年てはやい●今日はとても眠くて授業に集中できませんでした.すみません.次回は睡魔に勝ちたいです.●試験,がんばります!●おぼえられなーいでーす●おなかすきました●医療現場や日常生活に使われている素材がきちんとその特性を考えられて使われていることに感心しました.●複雑で難しいです.●テストがんばります.

次回予告

「(28)バイオテクノロジーを支援する有機化学」をやります.配布物で予習をしてくること.

前回までの講義録

第19回までの範囲を解説した教科書

はじめて学ぶ化学

はじめて学ぶ化学

参考書籍

有機電子論解説―有機化学の基礎

有機電子論解説―有機化学の基礎

図解でわかる 有機化学のしくみ

図解でわかる 有機化学のしくみ