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拓殖のあと このページをアンテナに追加 RSSフィード

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2000-02-23 『動物文学』復刻版 このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

昼過ぎに共用室に行ってみると、『動物文学』復刻版(全十巻)が届いていた。

昭和9年から昭和20年分を復刻したものである。畜大に来たのだから「動物文学」でもやるべえかと思って買ったものである。今「復刻にあたって」という冊子を見たのだが、『シートン動物誌』はこの雑誌によって日本に始めて伝えられたらしい。まあいろいろなことが分かりそうである。

2000-02-22 ガングロ

[] 22:24 を含むブックマーク のブックマークコメント

かなり前のTBSうたばん』で、モーニング娘。の一番若い人(名前は知らない)が「ヤマンバギャルになりたい」と発言し――僕はこの番組を見るまで「ヤマンバ系」という言葉は知らなかった、こういう格好をしている女子高生はむろん見たことがあったけれど――石橋貴明が驚愕するという場面があった。そのとき石橋は「ヤマンバギャルなんてアフリカとかの、首輪をたくさんつけて首を長くしている人とか、下くちびるにでかい輪を入れている人とかと同じじゃねえか」(←齋藤の記憶による再構成)と発言していたのである。気にはなっていた。

最近、『噂の真相』に連載中の斎藤美奈子「性差万別」を読むと、まさにこのヤマンバガングロ系が取り上げられていた。斎藤によれば、ヤマンバ系に対しては、林真理子に代表される「国辱モノだ」という拒絶反応と、『へなへな日記』(毎日新聞社、1999)の中野翠(コスプレ説)や『東京ペログリ日記』(『噂の真相』連載中)の田中康夫(天晴れ開き直り説)に代表されるある種の肯定(といえるかどうか・・・)の二種類があるという。斎藤はこの二説を踏まえたうえで、次のような説明をしている。

ガングロ系はなぜ興味深いのか。それは彼女たちに私たちの感覚を試すようなところがあるからだ。・・・・・・黒い肌に白い唇。あれは以前の日本で流通し、差別的だという抗議で一掃された「デフォルメされた黒人の記号」を地でゆくメイクみたいにも見えません?露骨に「醜い」と断じるのはヤバイかもよぉ。・・・・・・美の基準は時代や地域によって千差万別。世界中を見渡せば、私たちの理解を超えたファッションなんかゴマンとある。首を長ーく伸ばしたり、鼻輪を下げたり、下唇に円盤ハメたり。自分たちの美意識、価値基準とは異なるという理由で、それを醜いと断じ、撲滅しようとしたのがかつての帝国主義、植民地主義思想だったわけじゃん。・・・・・・本人たち以外は全員首を傾げるガングロ系は、我々が「異文化」をどこまで許容できるかという試金石になるのである。(『噂の真相2000年3月号、p.88)

なるほど。斎藤は『うたばん』を見たのか、それとも前から同じことを書いていて、それを石橋がどこかで聞いたのか。それともヤマンバ=〈原住民〉という連想がすでに定着しているのか。ともあれ、ヤマンバ系の問題を植民地主義イデオロギーと切り結んでみせたこのエッセイは、これまで半年ほど連載されてきた「性差万別」(たいしたことないエッセイも多い)の中でも案外悪くない出来ではないか――と、こんなに持ち上げて責任取れるのか、という話もあるが。

さて、齋藤は一応英文学専攻なので、こういう問題を考えるのに最適の「古典」はなにかと考えているが、なかなか思いつかない。すぐ思いつくようでないと、英文学研究者になんか本当に存在価値はないですね。馬鹿の一つ覚えだが、コンラッド『闇の奥』(岩波文庫、1958)はどうだろう。あの小説の後半、マーロウ船長がコンゴの奥地で病に伏せる象牙採集者クルツを連れ帰ろうとするとき、所謂「現地妻」がその異様なしかしある種魅力的な姿をマーロウ一行の前にあらわす。その姿はマーロウ想像力の一角を確実に占めるのだが・・・やっぱり無理だな。何かいい作品ないですか?

2000-02-21 Disgrace

[]Disgrace 08:15 Disgraceを含むブックマーク Disgraceのブックマークコメント

今は朝の5時40分。外は暗く、静かである。夜仕事をするより朝の方がいい。

土曜日は「ハイヴィジョン オペラシアター」に行ってきた。これはNHK帯広主催のハイヴィジョン宣伝企画なのだけれど、なるほど300インチのハイヴィジョン映像というのは物凄く綺麗で、まことに迫力満点。こういう企画お金を払ってもいいので、月一回くらいやって欲しいものである。ところで、「タダ」で入場できる企画だったのだが、若い人が非常に少なかった。もったいないなあ。

先週末は成蹊大学のMさんからメールをいただいて、今年二回目のブッカー賞を取ったクッツェーのDisgraceは傑作だとの情報を得た。*1早速書評等を眺めてみると、なるほど評判は悪くない。

Disgrace

Disgrace

日曜日はエイミスを読まず、『噂の真相1999年合版を読みきってしまうという、アホな読書をしてしまった。

*1:私、Foe (Penguin Essentials)より好きかもしれない。[2006/03/17]

2000-02-16 エイミスを読む

[]エイミスを読む 08:11 エイミスを読むを含むブックマーク エイミスを読むのブックマークコメント

そろそろ試験レポートを読まねばならない季節である。しかし生活に潤いも欲しい。というわけで、今週の土曜日NHK帯広が主催する「ハイヴィジョン オペラシアター」というのを見てくる予定。300インチの大画面でヨハン・シュトラウスの「こうもり」がタダで見れるっていうんだから、これは「好」。NHK電話すれば「入場整理券」を送ってくれるので、土曜日ひまな人はいいかも。多分まだ間に合うと思う。

Stevensonを読もうと思っていたけれど、「ほったらかし」にしてあったMartin AmisのHeavy Water and Other Storiesという短編小説集を読んでいる。1976年に書かれた'Denton's Death'というごく短い作品はまあ「カフカ」です。エイミスっていうと空中浮遊しながら世間を眺める皮肉な作家という(多分間違った)思い込みがあったので、そうか、若いころは「監禁状況」モノに大江健三郎みたいにマジに取り組んでいたのねと、ちょっと意外な感があった。

2000-02-14 木村大、ダン、他

[]木村大、ダン、他 18:55 木村大、ダン、他を含むブックマーク 木村大、ダン、他のブックマークコメント

週末の三連休は札幌で友人たちと飲み会。気分も新たに月曜日の授業をこなすも前日予習で徹夜のため疲労困憊、ろれつがまわらず、目がかすむ。

木村大『The Cadenza 17』(Sony Records, 1999)とイェラン・セルシェル『J・S・バッハ ギター作品集』(PolyGlam, 1983; Deutsche Grammophon, 1999)を札幌の玉光堂にて購入。

J.S.バッハ ギター作品集

J.S.バッハ ギター作品集

木村大とは最近メディア露出度も高い17歳の高校生バカテクギタリスト。アンドルュー・ヨークの曲も悪くないが、H.ヴィラ=ロボスの曲が技巧も高度でスピードがあり「好」。ところでこの少年カスミホールで親父と演奏したり、ノヴァホールデビューコンサートをやったりと、完全なる「筑波人」だったのである。僕は知らなかったなあ。セルシェルアルバムバッハリュート組曲が中心の構成だけれど、ちょっと渋すぎ。ギターは華やかにかき鳴らす方べき楽器ではないだろうか。*1

今月末には20年ぶりのSteely Dan, Two Against Nature、来月末には椎名林檎勝訴ストリップ』が出る。前者には過剰な期待は禁物。やっぱりダンはもうピークを過ぎていると思う。後者は猛烈に期待しているし、期待に応えてくれるだらう。

Two Against Nature

Two Against Nature

Two Against Nature

ところで『噂の真相』3月号にはよくある芸能人整形ネタがあって、地顔で勝負しているのは藤原紀香と広末涼子くらいとか・・・。まあ『噂真』だからどうでもいいが、しかし林檎嬢の「整形」ネタには困惑。言われてみると「幸福論」と「罪と罰」では確かにご尊顔も微妙に違うような・・・。

Emar Martin, More Bread or I'll Appearは、ちょっと考えすぎ。消えた姉を捜す姉妹二人が筑波から京都、広島を旅して日本人ゲイの青年や「変態性欲」サラリーマンが出てきたりするが、なんというか、セクシュアリティ人種の問題を取り込むべく勉強しましたという感じがなきにしもあらず、いまいち。この人のデビュー作はもっと傍若無人だったが、まさにそれゆえの"novelty"があった。難しいですね、イキオイで書いた作品が売れたあと、どう書いていくかってのは。Irvine Welshにも同様の傾向なきにしもあらず。

というわけで、『現代思想』最新号「ジェンダー」に掲載された村山敏勝のVillet論(小説屋さんは必読)を読むと、頭が古典回帰してしまった。*2明日の暇な時間にはRobert Louis Stevenson, A Footnote to Historyでも読もう。

*1:訂正:三枚目CDには「無伴奏チェロ組曲」が入っていて、これはなかなかよい。[2000/02/15]

*2:直後に、ご本人から私の怠惰を鋭くついたコメントをいただいた。なつかしい。[2006/03/15]

2000-02-08 PCかiモードか

[]PCかiモードか 18:48 PCかiモードかを含むブックマーク PCかiモードかのブックマークコメント

コンピューターは本当に安くなった。ソーテッ○のことを言っているのではない。*1ここは最近大量生産で製品管理が悪いようだし、定価も激安というほどではない。例えばここ*2を見てみよう。パソコン本体はもう4万円を切るのが常識なのだ。モニターは液晶が一番だけれど、普通のモニターならその辺に転がっていることが多いから、その「粗大ゴミ」を流用すればいい。本当に、もうすぐ一家に一台になるだろう・・・あ、携帯が主要な端末になる可能性もあるか。

注:iモード加入者がNifty加入者を超えたそうで、↑の話が信憑性を帯びてきた。ていうか、もう既定路線ね。でも携帯の画面では長い文章は読みにくいし、今のPCも残るとは思うなあ。*3

*1:ソーテックはまだ生き残っている。[2006/03/15]

*2リンク先はもう存在しない[2006/03/15]

*3:だいたいこの予想は当たっている、ような。[2000/03/15]