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2004-09-29 校費

西成彦『耳の悦楽──ラフカディオ・ハーンと女たち』紀伊國屋書店、2004年 08:29 西成彦『耳の悦楽──ラフカディオ・ハーンと女たち』紀伊國屋書店、2004年を含むブックマーク 西成彦『耳の悦楽──ラフカディオ・ハーンと女たち』紀伊國屋書店、2004年のブックマークコメント

西さんのハーン論がまた出た。これはハーン論の集大成だとあとがきにあるので、読もう。で、昨晩と今朝ぼちぼち読み進めているが、西さんのハーンへの偏愛を強く感じる。かなり強力に刺激されている。

イチロー、本日5打数2安打、合計254安打で歴代第2位! 13:04 イチロー、本日5打数2安打、合計254安打で歴代第2位!を含むブックマーク イチロー、本日5打数2安打、合計254安打で歴代第2位!のブックマークコメント

ということで、あと3本で新記録。さあこれからだ!頑張れイチロー!

「ちびくろサンボ」を思い出す 16:40 「ちびくろサンボ」を思い出すを含むブックマーク 「ちびくろサンボ」を思い出すのブックマークコメント

懐かしいマンガ『サイボーグ009』全巻を読み返してみて、あらためて思ったのが、例の「ちびくろサンボ」の問題だ。『009』最後の作品、「緊急シミュレーション1992」(『産経新聞』1992年1月1日)の008ピュンマが、なんというかアフリカのフツウのオジサンになっていたのに驚いた。ちなみに、今手元には秋田書店文庫22巻があるのだが、この「シミュレーション」の前には「裸足のザンジバル」(『少年チャレンジ』1978年4月)が掲載されていて、これはおなじみのデフォルメされた大きな白いクチビルに団子鼻のピュンマである。「ちびくろサンボ」が問題になったのは1980年代末だったから、やはり石ノ森も意識したのだろう。しかし、「1992」のピュンマは、本当にオッサンくさいな。

で、テキトーにググっていたのだが、http://homepage1.nifty.com/forty-sixer/Sambo.htmといったサイトも発見。ここでは「15歳以下の人はそもそも「ちびくろサンボ」を知らんだろう」云々との記述があり、そうだなあ、確かに絶版になったのは80年代末だから、今私が教えている学生はほとんどこの作品を知らないのだとあらためて気付かされる。

柳瀬@台中柳瀬@台中 2004/09/29 18:22 藤子不二夫Fの「ジャングル黒ベエ」問題というのもあって「ちび黒サンボ」とほぼ同じ理由で絶版、再放送不可です。おそらく90年代に入ってからでしょうから
やはり今の学生さんはこの漫画を知らないはずです。
http://www17.big.or.jp/~yonenet/fujiko2/kurobee/index.html
「闇の奥」研究家としてはいかがお考えでしょう。

齋藤@帯広齋藤@帯広 2004/09/30 08:27 指定のサイト、読んでみました。黒ベエの画像がないので何とも言えませんが、やはり誇張されたアフリカ人表象になっているのでしょうね。結局、何らかのアーカイブを準備して、「18禁」のような条件付きで公開するのがよいのではないでしょうか。そういえば、コンラッド「闇の奥」も激しい論争になりましたが、結局オリジナルで流通しています。これは島崎藤村『破戒』も同じですね。マンガはダメで文学作品は黙認というのは、やはりマンガが「子供向け」という理由が大きいのでしょうか。このあたりの問題はあまり詳しくないので、ちょっと勉強してみます。

柳瀬@台中柳瀬@台中 2004/09/30 17:06 私は子供のころこの漫画のソノシート(古い!)を持っていたのでよく覚えています。ドラえもんでもやはり「黒人表象」で単行本化されたときに書き換えられたものがあります。しかし手塚治虫はかなり問題化されながら(もっとも彼の場合は本のたびに直すので原型は実は残ってませんが)かなりの部分が流通していることを思うとある種の力学が働いているような気がします。

2004-09-28 レイ・チョウ読了 このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

『女性と中国のモダニティ』読了。起床後や就寝前に少しずつ読んでいたので、というかダラダラ読んでいたので、時間がかかってしまった・・・ホンネを言えば、後半少し興味が薄れたので、モチベーションが上がらなかったのである。後半の2章は、1980年代の中国文学研究に対する批判だということもあるし、論じられている作品はほとんど読んでいないので、なかなかtune inできなかったのである。ということで、やはり第1章『ラスト・エンペラー』論かな、オススメは。もちろん、_Writing Diaspora_以降の著作を読んでいるからこう思うのだが。

2004-09-27 校費

現代思想』9月臨時増刊、「ブックガイド60」 08:42 『現代思想』9月臨時増刊、「ブックガイド60」を含むブックマーク 『現代思想』9月臨時増刊、「ブックガイド60」のブックマークコメント

が届いたのだが、目次を見るとヴィーコがなくてヴェイユがあるのだった。そんなもんかな。いや、ヴェイユが嫌いだということでは全然無くて、彼女の著作集は買っているくらいには読んでいるのだが。植民地問題にも関心が深いし。

2004-09-22 昼休みカキコ このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

イチロー、今日はいまのところで!3安打、シーズン通算241安打、あと12試合。このところ調子が上がらず、相手にも敬遠されたりしていたのに、さすが本当の天才はちがう。これはおもしろくなってきたなあ。一方、野茂は中継ぎ降格とか。野茂は私と同い年だし、近鉄入団以来応援しているのでぜひ頑張って欲しい。

お、メールを書いているうちに、朝日新聞HPでは「イチロー4打席連続ヒット」とかなっているぞ。いやー、やっぱりすげーぞ。

とういか、科研の書類を書いていたら、「5打席連続ヒット」になってる・・・。バケモノだな・・・。

柳瀬@台中柳瀬@台中 2004/09/23 15:35 今日も4本打って残り10本ですね(あさってくらいに抜いてしまうのでは)。
まさかタイカップを抜くようなlegendaryな選手が日本から出るとは思いませんでした。(あの愛工大名電=名古屋電気から)

齋藤@帯広齋藤@帯広 2004/09/23 17:18 比較の対象がタイ・カップってのがすさまじいです。なんだか王貞治715号の時の興奮を思い出しますよ・・・いや、内容的にはそれ以上のすさまじさでしょうね。

柳瀬@台中柳瀬@台中 2004/09/23 17:49 王貞治の「715」はカッコつきですから(私もよく覚えています)。しかしボンズがそれに迫るとは思いませんでした。台湾でもイチローTシャツ着ている学生がいるくらいです。
それより笑うのは「イチローの後輩になりたい」と愛工大名電の志願者が急増していること。

2004-09-21 「恭順蛮人」ゲット!

「恭順蛮人」ゲット! 15:28 「恭順蛮人」ゲット!を含むブックマーク 「恭順蛮人」ゲット!のブックマークコメント

と書いても?の人が多いだろうが、これは拙論「日本の「闇の奥」」(本HPのworksに収録http://www003.upp.so-net.ne.jp/hspstcl/works/hdj.htm欄を参照)で欠かせないネタである。1930年代〜40年代にかけて、日本において「恭順蛮人」といえばかの霧社事件のイメージが、あるいは台湾総督府によるいわゆる「高砂族」の支配であったのだ、というネタである。で、先週の夏休みに北大でごそごそ本を読んでいたら、またネタが出てきたのである、という話。さっそく博論原稿β版に入れておいた。さあ、出版目指して書き直し&後期授業の準備である。夏休みモードを解除しなければならないのである。ジョン・ボーナム(レッド・ツェッペリン)のドラムソロ「モビー・ディック」のモードにチェンジしなければならないのである。

レイ・チョウ読み再開 15:33 レイ・チョウ読み再開を含むブックマーク レイ・チョウ読み再開のブックマークコメント

最近寄る11時前に寝るので、5時くらいに目が覚める。ヒマなので、レイ・チョウを読んでいる。実は、第一章まで読んで、夏休みに入ってしまったので、放置プレイをしていたのである。今、第二章を読んでいるのだが、これは、あ、「博論」の焼き直しだな、という感じがする。

島村ジョー=志垣太郎!? 16:01 島村ジョー=志垣太郎!?を含むブックマーク 島村ジョー=志垣太郎!?のブックマークコメント

某2chをのぞいていたら、こんな話があった・・・

>アニメというか原作だが、

>サイボーグ009のモデルは志垣太郎らしい。

ネタにしても凄すぎる・・・たぶん「川村稔」のころなのだろうが・・・。

2004-09-18 夏休み

は久しぶりにゴロゴロしてしまった。札幌の実家にある石森章太郎『サイボーグ009』小学館版15巻をたぶん25年ぶりくらいに読んでしまい、懐かしさのあまり未読の作品をメディアファクトリー版全36巻から買い足して、ほぼ通読してしまった。初期(誕生編からヨミ編、1964―67年)と中期の「エッダ」編(1976年)がよくて、「神々との戦い」編(1970−1年)は、石森も観たであろう『2001年宇宙の旅』に対抗しようとして玉砕したのかなと思ったり・・・でも、おもしろかったなあ。なんだかんだ言われても、20世紀の少年漫画の傑作の一つだと思った。ところで、2001年から2年まで、テレビ東京で平成版のアニメをやっていたのですね。帯広はテレビ東京が入らないから、全然しらなかった。 

(寄贈)吉田徹夫『ジョウゼフ・コンラッドの世界――翼の折れた鳥』第2版、開文社出版、2004年 05:33 (寄贈)吉田徹夫『ジョウゼフ・コンラッドの世界――翼の折れた鳥』第2版、開文社出版、2004年を含むブックマーク (寄贈)吉田徹夫『ジョウゼフ・コンラッドの世界――翼の折れた鳥』第2版、開文社出版、2004年のブックマークコメント

参考文献59頁に私の「闇の奥」論が紹介されているのだった。感謝です。

(私費)バチェラー八重子『若きウタリに』岩波現代文庫、2003年 16:40 (私費)バチェラー八重子『若きウタリに』岩波現代文庫、2003年を含むブックマーク (私費)バチェラー八重子『若きウタリに』岩波現代文庫、2003年のブックマークコメント

これはかなりすごいと思った。後期の授業でも使えるかも。村井紀の解説も充実(ちょっと感傷的かも)。

(私費)島崎藤村『破戒』岩波文庫、1957年;2002年改版 05:35 (私費)島崎藤村『破戒』岩波文庫、1957年;2002年改版を含むブックマーク (私費)島崎藤村『破戒』岩波文庫、1957年;2002年改版のブックマークコメント

魚住の『野中弘務―差別と権力』(講談社、2004年)を読んだので、久しぶりに通読。瀬川丑松のような人はテキサスだけではなくて北海道にも開拓に入ったんだろうなと考える。でも、そういう研究はまだ読んでいない。

(私費)ジャンバティスタ・ヴィーコヴィーコ自叙伝』西本晃二訳、みすず書房、1991年 16:40 (私費)ジャンバティスタ・ヴィーコ『ヴィーコ自叙伝』西本晃二訳、みすず書房、1991年を含むブックマーク (私費)ジャンバティスタ・ヴィーコ『ヴィーコ自叙伝』西本晃二訳、みすず書房、1991年のブックマークコメント

急に読みたくなったので、おもわず買ってしまった。読まなかったけど。

2004-09-10 私費

私費で四冊がーっと購入 15:45 私費で四冊がーっと購入を含むブックマーク 私費で四冊がーっと購入のブックマークコメント

魚住昭『野中広務──差別と権力』講談社、2004年

酒井隆史暴力哲学河出書房新社、2004年

渋谷望『魂の労働』青土社、2003年

バレンボイムサイード音楽と社会』中野真紀子訳、みすず書房、2004年

魚住の本には興味がある。「内地」で差別されたマイノリティーの移住先としては、アメリカばかりじゃなくて北海道でもあるはずであって、そこに中国や朝鮮半島やロシアからの人々が交じり、さらにアイヌが交じり(この点については例えば手塚治虫『シュマリ』は正面からの対決を避けているといわざるを得ない)・・・ようするに「道産子」というのはどこの馬の骨だからわからん連中の後裔なのだが、そしてそのことをそれこそサイード的にelaborationしてゆくべきだと思うだのが、なかなかそうもいかないようだ。というわけで、私は、中川一郎(昭一ではなく)と鈴木宗男のことを考えつつ(どちらも本当に貧乏な家の出身だ)、あるいは萱野茂(この人のあとを継いで国政に関わってゆくアイヌはいつでてくるのだろうか)のことを考えつつ、野中広務について考えたいと思うのである。

『野中広務』を読んでいる。以前宮崎学『近代の奈落』を読んだことをきっかけに、部落問題については少しずつ本を読んでいるが、やはりこのテーマはキツイなと感じる。文字通りの闘争だから。魚住さんもこういう問題を扱うことは「業だ」と書いているが・・・この人は真っ当なジャーナリストだなと感じるし、真っ当なジャーナリストというのは凄いものだと感じる。「「道産子」というのはどこの馬の骨だからわからん連中の後裔なのだが、・・・そのことをそれこそサイード的にelaborationしてゆくべき」だなんて↑で書いたけれど、これはシンドイ作業になること間違いなし。でも、何らかの形で、やらなきゃな。やらなきゃな、というのは、私が先駆者になるということでは全然なくて、もう「elaboration」を目指す作業が少しずつ積み重ねられているのであって、そういう作業をまず知ること、ということである。

2004-09-08 台風・・・&私費

どうも日高山脈が大きな障壁になっているようで、日高以西は暴風でひどいようだが、8時40分現在、帯広は薄明かりがさす天気である。

博論タイトルと序論を大きく書き直すかどうか迷っている。議論はやはりできる限り明快な方がいいだろうと思うので。

10:00現在、急に風が出てきた。いよいよか。序論を読み直して、タイトルはやはり変えた方がいいと感じる。自分のやりたいことを無理に詰め込みすぎていたようだ。やっぱり博論執筆中はテンパっていたのだな。

14:00現在、風はほとんど止んで、青空が出ている。序論、だいぶ削ってみた。

19:00現在、病院からの帰り、まだ風はつよい。

(私費)村上春樹アフターダーク講談社、2004年 19:02 (私費)村上春樹『アフターダーク』講談社、2004年を含むブックマーク (私費)村上春樹『アフターダーク』講談社、2004年のブックマークコメント

帯広駅の本屋で購入。さて、いつ読むかな。

2004-09-07 レイ・チョウ読書メモ1

レイ・チョウ『女性と中国のモダニティ』田村加代子訳、みすず書房、2003年 20:02 レイ・チョウ『女性と中国のモダニティ』田村加代子訳、みすず書房、2003年を含むブックマーク レイ・チョウ『女性と中国のモダニティ』田村加代子訳、みすず書房、2003年のブックマークコメント

夏休み自由研究、コプチェク『〈女〉なんて・・・』をひとまず読み終えたので、ずいぶん前に英語で読んだこの本を田村訳で読み直そうと思う。今、博論を出版のために書き直しているので、そのための勉強になればとも思う。

序章から。

したがって、近代中国の文化文学に対する私の興味は、その本質においてノスタルジックなものではない。十分に欧化され、アメリカナイズされた結果、やっといまになって、「私の」四千年の歴史をもつ中国の文化的遺産を恋しく思うようになった、というわけではない。私の興味は、むしろ、その周縁性が帝国主義の歴史に埋没されている経験をしっかりと把握しようとすることにある。歴史とはまさしく、「客観的」で「中立的」なアカデミックな研究、その研究自体の可能性の条件を自制することによってかえってさかんになる研究、そのような研究のための中国の歴史と文化の「開始」を内包しているものだ。(チョウ、p.18)

基本的に同意。「「客観的」で「中立的」なアカデミックな研究、その研究自体の可能性の条件を自制することによってかえってさかんになる研究」は、とても大事であるが、これに安住するしてはならない、というか、安住しているとあまりいいことないよ、と感じる。やっぱりサイード流に「始める」ことが大事だ。

さて、つらつら読んでいて、「抑圧された者というこのカテゴリーこそが、私が私自身を位置づけている場所である。」(チョウ、p.16)という言葉には、ほんの少し違和感を感じる。1957年、バリバリ大都会の香港生まれ(この感想はたぶんに先月の香港旅行の印象が影響しているだろう)。広東語の世界に生まれ、英語教育を受け、アメリカ博士号。勝ち組じゃねえ?ま、「抑圧された者」といいきって、それでとにかく戦うしかないんだろうな、アメリカのアカデミズムでは。もちろん、レイ・チョウが切り開いてくれた「道」というのはあるので、それには感謝なんですが。

というか、レイ・チョウ、この本を出したときは34歳。例の『ディアスポラの知識人』を出したときは37歳。いわゆるorzだな・・・。

2004-09-06 寄贈&沖縄ヘリ墜落事件

ユン・スアン「帝国日本と英語教育──岡倉由三郎を中心に」(修士論文京都大学大学院教育学研究科) 16:13 ユン・スアン「帝国日本と英語教育──岡倉由三郎を中心に」(修士論文:京都大学大学院教育学研究科)を含むブックマーク ユン・スアン「帝国日本と英語教育──岡倉由三郎を中心に」(修士論文:京都大学大学院教育学研究科)のブックマークコメント

以前この日記で紹介した院生の論文である。私の岡倉論を読んでくれていたこの方から修士論文を贈っていただいたのである。いずれこの修士論文を含んだ博士論文が執筆され、刊行されることになるだろうし、そうなることを強く期待している。

私にとっては、この論文の後半で岡倉&市河編『英文学叢書』を論じた部分に反応したい・・・が、詳細は、またいずれ。

沖縄ヘリ事件 16:20 沖縄ヘリ事件を含むブックマーク 沖縄ヘリ事件のブックマークコメント

これには本当に憤慨していることはここで書いた。HPの表紙で関係サイトへのリンクを貼っておいたが、こちらに移動しておく。ちなみにporqueさんは琉大法文学部学生さんである。個人でできることはたくさんあるのだ。

porqueさんのブログ http://d.hatena.ne.jp/porque/

沖国大の抗議声明 http://www.okiu.ac.jp/info4.html

ロシアのテロニュースも鬱になった。あのようなテロが日本でおこらないという保証はないのだ、起こらないことを心より祈るのだが。

2004-09-02 独文学者・評論家の種村季弘さん死去 このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

とのこと。私はいい読者ではなかったなあ。

http://www.asahi.com/obituaries/update/0902/001.html

2004-09-01 コプチェク読書メモ4 このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

今のところ第1章に非常に刺激を受けている。2〜4は1章の変奏としてさらさら読む。

昨晩、コプチェク読了。序章、第一章、第5章に興味を持った。

第5章から。

カントのいう内なる裁判官は超自我と厳密に等価的である、ということはすでに指摘した。超自我は、フロイトが記述したように、われわれが努力して道徳的に向上するにつれて非難の声を強くし、支払う犠牲が大きくなればなるほどよりいっそうの犠牲を要求する。『〈女〉なんて・・・』(p.213)

「過労死」という言葉が思い出されてしまう・・・。

われわれはいかなる時においても、罪に、根元悪にすっかり染まっているように見えるが、フェノメナルな視点に立つ限りそう見えるのは当然だ。恩寵こそが、上からの〔超越的〕視点、現世に拘束された不完全な存在者ではなく、完全な存在者のヌーメナルな視点をわれわれに与えてくれるのだ、と。しかしながら、こうした説明は崩壊する。なぜならば、「ヌーメナルな視点」、上からの視点は、われわれの「内なる告発者」の、超自我の視点であり、恩寵はそのような視点を表象するのではなく、逆にそれを粉砕するからだ。われわれがつねにすでに、感性的動機と道徳法則とのヒエラルキーを転倒させてきたように見え、利己的な法則にしたがってきたように見えるのは、内なる告発者の視点に立つからなのだ。しかし、こうした視点を捨てて、無限に続く時間のなかに身を置くならば、恩寵はわれわれの上に「降りてくる」。この時、恩寵は、まだなにも決定されていない空間を時間の流れのなかに切り開く。主体がこの空間に入る経験は、享楽jouissanceの経験、つまり不相応な、予期せぬ、求めてもいない快楽の経験であり、こうした快楽が人間を人間自身から解き放つのだ。(同上、pp.222-223)

過労死や鬱はいやなので、享楽の方がいいな。

柳瀬@台中柳瀬@台中 2004/09/15 22:03 日本からやっと届いたコプチェク本、第一章のアンチゴネー論はおそらく
99年にVERSOから出たgiving groundに書いた論文を直したものですね(英文でコピーした記憶有り)。
田中純さんが「死者たちの都市へ」(青土社)で引用しています。
(初出時に論文で引きました)この本、ユベルマンのアウシュビッツの写真を巡る論争にも触れていて面白い本です。