夏休み
は久しぶりにゴロゴロしてしまった。札幌の実家にある石森章太郎『サイボーグ009』小学館版15巻をたぶん25年ぶりくらいに読んでしまい、懐かしさのあまり未読の作品をメディアファクトリー版全36巻から買い足して、ほぼ通読してしまった。初期(誕生編からヨミ編、1964―67年)と中期の「エッダ」編(1976年)がよくて、「神々との戦い」編(1970−1年)は、石森も観たであろう『2001年宇宙の旅』に対抗しようとして玉砕したのかなと思ったり・・・でも、おもしろかったなあ。なんだかんだ言われても、20世紀の少年漫画の傑作の一つだと思った。ところで、2001年から2年まで、テレビ東京で平成版のアニメをやっていたのですね。帯広はテレビ東京が入らないから、全然しらなかった。
(寄贈)吉田徹夫『ジョウゼフ・コンラッドの世界――翼の折れた鳥』第2版、開文社出版、2004年
参考文献59頁に私の「闇の奥」論が紹介されているのだった。感謝です。
(私費)島崎藤村『破戒』岩波文庫、1957年;2002年改版
魚住の『野中弘務―差別と権力』(講談社、2004年)を読んだので、久しぶりに通読。瀬川丑松のような人はテキサスだけではなくて北海道にも開拓に入ったんだろうなと考える。でも、そういう研究はまだ読んでいない。
(私費)バチェラー八重子『若きウタリに』岩波現代文庫、2003年
これはかなりすごいと思った。後期の授業でも使えるかも。村井紀の解説も充実(ちょっと感傷的かも)。
(私費)ジャンバティスタ・ヴィーコ『ヴィーコ自叙伝』西本晃二訳、みすず書房、1991年
急に読みたくなったので、おもわず買ってしまった。読まなかったけど。