本法寺


α900, Sony 35mm F1.4 G)

本法寺は堀川今出川の北東にあるお寺です。表門が小川通に面しており、つい先日の写真の表千家不審菴のすぐ近くです。
開基は日親上人だそうです。日親上人は、三代将軍足利義教に、「世の中が乱れているのは法華経を信仰していないから」と法華経受持を説き、さらに翌年、諌暁書「立正治国論」を著したため、義教の怒りに触れ、寺を焼かれ、投獄され、火あぶり・鞭打ち・焼き鍋を頭に被せられるなどの拷問を受けたそうですが、それでも改宗しなかったそうです。このことから、後に“鍋かぶり日親”と呼ばれたそうです。
赤松満祐(あかまつみつすけ)の謀反で義教が殺された後に、日親は赦免され、出獄後、獄中で知り合った本阿弥清信により本法寺が再興されたそうです。
そんな歴史とは関係がなさそうに、落ち着いた雰囲気のお寺でした。