首都高講座 18限目:横浜環状北線の建設現場を学ぼう

大橋ジャンクショントンネルウォークの時に「次は横浜へ!」というパネル展示がしてあって、見学もやりますからね、というのを楽しみに待っていたのでした。往復はがきでそわそわと応募したのでした。…誰なのこんなに立派な雨雲連れてきたの!しくしく。

休みの日だったら間違いなく外に出ないレベルの豪雨のなか、首都高講座に行ってきました。工事事務所でおおまかな計画を伺って、新横浜の立坑(シールドマシンが発進するところ)と、子安台換気所(トンネルが終わって高架にのぼり始めるところ)の現場見学。結構真面目にtsudaってたので、togetterをみると現場の雰囲気と参加者の浮かれぶりがよくわかるかと。

バスの中のフランクな質疑応答がほんとうに興味深くて、あらためて「道をつくる」ことの大切さとすごさを思う。すっかり冷えた体をお茶して暖めてからの帰り道に、今日の見学会をちびたちに見せるとしたらどうなるか、ちょっと真面目に考えてみたり。単発の社会科見学ではなく、環境保護や土木的な技術だけに偏るのでもなく、もっと広さと深さを持った企画としても考えられるかもしれない。

ひとつのものごとをしつこく考えて想像力を働かせるのって、とても大事な事だと思う。自分と、社会や歴史の接点を感じるという意味でも。例えば子安台の公園削ったら横浜大空襲の不発弾が出てくるわけで。「高速道路?いらなくね?」「40分が30分になるって意味なくね?」という脊髄反射な思考停止じゃなくて、もっといろんな視野でひとつのものを見られるように。もちろん、こどもたけじゃなくてオトナにも必要なはずだけど。

換気所の底になる部分、鉄骨がひとつひとつひとの手で仮止めされていることにグッと来る。そう、どんなに大きな構造物も、人の手が作り出すんだよな。すごくちゃんと「勉強」した気がした催しでした。たまにこういう雰囲気に触れると、なんか背筋が伸びるような気になる。楽しかった!

追記:大山さんがデイリーにくわしい記事を書いてた。すてき。