たかじん体調不良「そこまで言って委員会」など収録欠席

初期の食道がんから今年3月復帰した歌手のやしきたかじん(63)が3日、体調不良を訴え読売テレビたかじんのそこまで言って委員会」の収録を欠席していたことが分かった。自身の公式ホームページで発表された

食道がんから復帰したばかり

 たかじんは2日の関西テレビたかじん胸いっぱい」の収録後、体調不良を訴えたという。3日の「たかじんのそこまで言って委員会」に加え、4日のテレビ大阪たかじんNOマネーGOLD」収録も欠席する。

 たかじんは昨年1月末、初期の食道がんの治療のため芸能活動を休止することを発表。同4月に内視鏡手術を受け、2カ月後に退院。今年1月には米ハワイで静養していた。

バルサ無残…敵地で3発快勝のバイエルン、2戦合計7-0で決勝へ

[5.1 欧州CL準決勝第2戦 バルセロナ0-3バイエルン]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は1日、準決勝第2戦を行い、バイエルン(ドイツ)が2シーズン連続の決勝進出を決めた。4点のアドバンテージを持って臨んだバルセロナ(スペイン)との第2戦。敵地でも3−0と快勝したバイエルンが2試合合計7−0でファイナルに駒を進めた。ドルトムントとのドイツ勢対決となった決勝は、25日にロンドンのウェンブリースタジアムで行われる。

 敵地での第1戦に0−4で敗れたバルセロナは、第1戦にフル出場したFWリオネル・メッシがベンチスタート。右太腿痛を抱えるエースではなく、MFセスク・ファブレガスを3トップの中央で起用した。MFセルヒオ・ブスケツは負傷のためベンチ外となり、中盤の底ではMFアレクサンドル・ソングが先発。DFジョルディ・アルバが出場停止で、DFアビダル、MFマスチェラーノ、DFプジョルが負傷離脱中の最終ラインはDFジェラール・ピケとDFマルク・バルトラがCBを組み、DFアドリアーノ・コレイアが左SBを務めた。

 バイエルンは出場停止明けのFWマリオ・マンジュキッチが1トップで先発。最終ラインではDFダンテが風邪の影響でベンチスタートとなり、DFダニエル・ファン・ブイテンとDFイェロメ・ボアテングがCBを組んだ。

 4点ビハインドを跳ね返すために早い時間でまずは1点を返したいバルセロナだが、バイエルンのハイプレッシャーに苦しめられた。最終ラインを高い位置に保つバイエルンは前線から果敢にプレッシャーをかけ、コンパクトな守備でバルセロナのパス回しを封じる。MFフランク・リベリ、MFアリエン・ロッベンの両ワイドも献身的な守備を見せ、ボールポゼッションではバルセロナが上回るも決定機をつくらせなかった。

 カウンターでバルサの息の根を止める5点目を狙うバイエルンは前半12分、MFバスティアン・シュバインシュタイガーの浮き球のスルーパスロッベンオフサイドラインぎりぎりから飛び出すが、左足に持ち替えてシュート体勢に入ろうとしたところでピケがスライディングでボールをカット。同19分にはロッベンのスルーパスPA内で受けたシュバインシュタイガーがヒールで落とす。しかし、ここもピケがスライディングタックルでDFフィリップ・ラームの目前で何とかカットした。

 バイエルンのプレッシャーの前になかなかリズムをつかめないバルセロナは前半24分、FWペドロ・ロドリゲスが右足ミドルを狙うが、ゴール上へ。同27分にはDFダニエウ・アウベスの右クロスからセスクが競ったこぼれ球をMFシャビ・エルナンデスが左足ボレー。しかし、これも大きくゴール上に外れ、決定機らしい決定機をつくれないまま、前半は0−0で折り返した。

 バルセロナはハーフタイムを挟んでもメンバー交代はなし。4月27日のビルバオ戦では後半14分からの途中出場で1得点1アシストを記録したメッシもベンチに座り続けた。するとバイエルンは後半4分、大きなサイドチェンジを受けたロッベンが右サイドから中に切れ込み、左足を一閃。ゴール左上隅に流し込み、アウェーゴールとなる先制点を奪った。

 これで2試合合計スコアは5−0。アウェーゴールを許したことで、バルセロナが決勝に進むには6点が必要となった。バルセロナは後半10分、シャビに代えてFWアレクシス・サンチェスを投入。同20分にはMFアンドレス・イニエスタに代わってMFチアゴ・アルカンタラが入った。メッシはウォーミングアップもせず、ベンチに座ったまま。もう勝負をあきらめたか、エースの投入は最後までなかった。

 一方のバイエルンは後半22分、累積警告リーチのシュバインシュタイガーを下げ、MFルイス・グスタボを投入。決勝を見据え、余裕の采配を見せた。反撃の糸口すら見つけられないバルセロナバイエルンは後半27分、スルーパスに抜け出したリベリの左クロスがピケのオウンゴールを誘い2−0とリードを広げる。これでバルセロナの集中力は完全に切れた。後半31分にはリベリが左サイドの1対1からソングを簡単に突破。クロスボールを逆サイドのMFトーマス[  カンプ[ :title=・]ノウで3−0と大量リードを奪い、2試合合計スコアは圧巻の7−0シュバインシュタイガーに続いて累積警告リーチのMFハビ・マルティネス、ラームもベンチに下げる余裕の試合運びで、180分間にわたってバルセロナを完全にシャットアウトした。ここ4シーズンで3度目の決勝進出を果たしたバイエルン00-01シーズン以来12シーズンぶり5度目の欧州制覇に王手をかけた。

富士登山者、さらに増えるのか…関係者ら複雑

富士山が世界文化遺産に登録されれば、入山者が増えることが見込まれ、自然保護やゴミ問題への対策が急務という声が相次いだ

 「ただでさえ富士山は今、オーバーユース状態なのに、これからさらに人が増えるのか」。山梨県富士吉田市松山の貸別荘経営の男性(62)は、勧告に複雑な思いだ。

 富士山の登山者数は2005年は約20万人だったが、08年以降、30万人前後で推移。登山客の増加に伴い、交通渋滞や自然破壊が問題になってきた

 8月の週末などは登山客が殺到し、登山道には行列もできる。男性は「世界の山になるのは良いが入山規制や観光業者のおもてなしの徹底など受け入れ態勢が追いつくのか」と焦りにも似た思いを抱いている

 山梨、静岡両県で富士山の環境保全を続けるNPO「富士山クラブ」(山梨県富士河口湖町)の青木直子事務局長(49)も「世界文化遺産になるということで芸術や信仰が強調され、環境への意識が薄れがちになる。富士山文化は美しい自然があってこそ築かれたと再認識しなくてはならない」と警鐘を鳴らす