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2017-10-29

立憲民主が危なっかしいわけ

前原誠司のわけのわからない決断で、民進党はわけのわからないことになっていった。本当にわけがわからない。

よくよく冷静にこの騒動を眺めてみると政策やら何やらの高尚な話ではなく、非常に初歩的なボタンの掛け違いだったことがわかる。折衝のまずさ、交渉のつたなさ、コミュニケーションのずさんさ、なんてどうでもいいことが原因で、世の中から呆れられる事態になっていった。

それなりに長い年月、政党として積み上げてきた歴史がある政党だというのに、ポッと出てきた小池百合子に簡単に手玉に取られてしまう。
まさに醜態で、見ていて、どうしようもない、というしかない。

今回、希望の党が失言等もあり、希望の党自体も失速してしまって、大した勢力にはなりえなかったが、一時は確実に小池百合子に風が吹いていて、上手くいけば政権交代できるかもしれないほどの勢いを持っていて、それに喜び勇んで民進党の議員たちは賛同していった。

で、これから合流しようという際に、踏み絵やら選別やらの話が出てきて、今度は話が違うとか、騙されたとか言って、大騒ぎ。

こういう姿を見せつけられると、民進党ってやっぱりどうしようもなかったんだ、と思うしかない。

ただ、今回では枝野幸男が立憲民主党を立ち上げたことで、多くの候補者がなんとか救われたが、それがなかったら、本当にわけのわからないまんま民進党が解体なんて事態になっていた可能性が高い。

この騒動だが、前原誠司がもう少し上手くやっていたら、こんなことにはなっていなかった。単純な話、踏み絵の話も合流を決める前にちょっと配慮していただけで、もっと違う展開にできていたはずなのだ。合流の条件で、安全保障や憲法についてどうするか、詰めておけばいいだけの話だったし、踏み絵があるにしても、表には出ないようにしておけば、こんな大騒動にはならなかった。

共産党がどうとか、なんか難しいことを言っているが、そんな高尚な話ではなく、まともな話ができていないからゆえに起こってしまったことだ。

前原誠司はこの騒動を起こすかなり前から小沢一郎と接触して政界再編について話し合っていた。民主党時代には反目し合っていて、まともにコミュニケーションを取っていなかったが、頻繁にコンタクトをとるようになっていた。
で、実際に前原と話をして、その人物像を見るにつけて、小沢が悩んでしまったという。小沢側近の平野貞夫が明かしているが「前原には大人の常識がない」といっていたらしい。

まさに今回の騒動だって、前原の「大人の常識」のなさが引き起こしたものというしかない。


この騒動で起きた難を逃れて設立されたのが、立憲民主党だ。
筋を通したと言われて、大人気で、大きな期待を集めている。でも、この立憲民主党も本当に大丈夫なのか、なんてことを思ってしまう。
今はまだできたばかりで、あらは見えていないが、結局民進党と同じような状況になっていく可能性がかなり高いんじゃないか。

前原誠司を代表に選んでしまうような民進党に所属していた議員が、前原誠司とは違ってまともな判断力や常識を持っているとは思えないのだ。



希望騒動が起きる前、野党間で野党統一候補の調整が全国各地で進んでいた。小選挙区で多党乱立していたら勝てるものも勝てるわけがなく、本気で安倍を倒すためにはどうしても必要なことだった。
この動きの中でも、足を引っ張り続けたのが民進党で、共産党が何たらかんたらいって、ちゃんと向き合おうとしなかった。
何かの会合があっても出席しないどころか、メッセージを送ることさえしなかったりする。少なくとも野党共闘を進める、もっと言えば政権交代を果たすつもりなら、野党協力はうまくいかなくてもそれくらいはやって当たり前のことだ。
しかし、そんな当たり前のことを民進党は軽んじていたりしていた。

安倍政権の打倒を唱えて、共産党でさえも大義の前に身を削って動いているというのに、民進党はというと、ああでもないこうでもないを繰り返し、グズグズぐずぐずやっていて、ズルズルずるずる離党者を出し続けていた。

真白リョウとという候補者については前に書いたが、自由党で大阪から出馬予定だった。しかし、自由党ではだれも公認しないということになって、さてどうしよう、となって選んだのは立憲民主党ではなく希望の党だった。
希望の党は維新との住み分けで大阪から候補者を出さないことを決めていて、希望に行けば大阪から出馬できなくなる。さらに希望の党の株は暴落していて、追い風も期待できない。
それでも真白リョウが希望を選んだのは、民進党の、あまりのデタラメさ、政権交代に対する本気さが見えなかったからだ。
社民共産自由で、なんとか野党共闘を進めようとしているのに、民進党だけはあまりにルーズで辟易していたのだ。
その延長上にある立憲民主党に対して真白は大きく不信感を抱いてしまったのだ。
民進党の野党共闘を、自分たちは何もしないで、共産党が候補者を取り下げてくれることだと思っている、みたいなことをブログに書いている。

同じ大阪で自由党から立憲民主党に移った村上史好は、小選挙区では落としたが、比例で復活当選したが、真白は小泉進次郎の選挙区に移ることを余儀なくされて惨敗なんてことになってしまった。


野党共闘で成功している新潟でも、1区で当選した立憲民主党の西村智奈美に対して、新潟での野党共闘を裏で支えた自由党の森ゆうこはインタビューで批判的なことを言っている。
野党統一候補ということで一緒に戦ってきたというのに、喜んでいない様子で、西村智奈美に対して「労働組合の域を超える選挙ではなかった」、「共産党が出ていたらとても戦えなかった」なんてネガティブなことを言う。

選挙に勝った後、西村は協力してくれた共産党に対してきちんとした感謝と敬意を示していなかったのだ。「共産党にもっと感謝」してもいいのではないか、なんて苦い顔で言っている。
共産党は応援して当然と思っているのかどうかはしらないが、大阪と同じようなルーズさがやはり新潟でもあるということだ。

当然のことで、立憲民主党になったからといって急に変われるわけがない。
ご立派な理念政策を訴える一方で、大人の常識のなさがいたるところで露呈する。
このままいったら、やっぱり民進党と一緒だった、なんてことになることは目に見えている。
政策やら理念なんて立派なことよりもまず、大人の常識を身につけることの方が大事なんじゃないかと思う。

2017-10-28

頑張れ、維新の会

維新の会という政党があって、これがなかなか苦戦しているようだ。大阪ではまだ結構人気があってそれなりに当選者を出しているが、それ以外の地域では目も当てられないことになっている。
でも冷静に考えれば、かなりユニークな政党で、これからもっと伸びていく余地はあってもいいのではないかとおもっている。


代表が国会議員ではなく、大阪府知事で、地方の政治家が国会議員をまとめるなんてことをやっている。国レベルで見れば知事が国会議員の上にいるなんて変な話だが、地方レベルから見て今の政治がおかしい、もしくは今の政治では地方がおかしくなるなんて意味で維新があるとすれば十分に説得力を持つ。
大阪府から国を変えたい。国政で影響力を持って大阪を変えたい、なんてことを思うだろうし、国が動かなければ地方が変えられないなんてことを実感したりするだろうし。

とすると、維新が苦戦しているのは、今の維新の立ち位置に問題があるんじゃないかなんてことを思ってしまう。日本維新の会のホームページを見ると、政策の一番目に来ているのが憲法なんてことになっていて、大阪府知事のが代表の政党がなんで憲法改正を最も重要課題にしているのか、なんてことを思ったりしてしまう。
維新の会は安全保障やら原発問題なども、相当右寄りなことを言っていたりする。それはそれで一つの主張だからいいのだが、なんで大阪府知事が代表の政党が、そんなことを重要視しているのか首をかしげてしまうのだ。だったら、府知事が代表の政党じゃなく、自民党で十分ということになる。
で、世間的に、維新は自民党の補完勢力と見られていたりする。

これで、大阪以外の誰が維新を進んで応援するというのか。補完勢力の維新に入れるくらいなら、本勢力の自民党に入れるに決まっている。

憲法改正もいいけれども、安全保障問題をやることもいいけれども、原点に帰ってもっとやるべきことがあるんじゃないか。
大阪で維新が立ち上がって目指していたものは何かと言えば、そんな話よりも都構想であったり、道州制であったりの、地方分権であったわけで、本来なら、政策の一番目に来るべきものは、憲法改正やらではなく地方分権であるべきで、地方分権のための政党ということになれば、今の右寄りの補完勢力な維新よりも、断然輝きを増す。
全国各地で地域に根ざしたかたちで候補者が立ち、それぞれのかたちで地方分権を唱え、各地の声を結集するかたちで地方分権を政策にまとめ上げる政党に維新がなれば、これは十分に大きな力を持ちうるように思える。
そう考えれば、大阪府知事が代表になっているのも少しもおかしなことではなくなる。

芸人議員の足立康史がいいことを言っていた。維新の党では一番上にいるのが国民で、一番下にいるのが国会議員の逆三角形になっている。維新では、国会議員よりも地方議員の方が偉いということになっている。
これはある意味で、民主主義の鏡と言っていい。
こういう理念を前面に押し出して、地方分権ををきちんと訴えれば、支持はもっと高くなり、全国に広げていくことも夢じゃないような気がする。

今の維新の会は全くもって意味がわからない。国会の場で民進党をクサしたり、小馬鹿にしたりして喜んでいるが、そういうことをすれば、面白がる一部の人を除いて、多くが維新に対して拒否反応を起こすだけのことだ。
国会外でやる分にはある種余興と言えると言えるかもしれないが、国会の場や記者会見の場で力ない野党をバカにする行為は、品位を疑われることになっていく。そのせいで、大阪以外からは、維新といえば下品という印象が相当広がっている。

もし、地方分権を目指したいと思っているなら、それ以外でも何かの政策を実現したいと思っているなら、無駄に敵はなるべく作らない方がいいに決まっている。意味なく挑発して敵を作ろうなんて態度は、はなから政策を実現する気と理解するしかない。

足立康史なんて、クソ面白いし、よく聞くと結構いいことを言っている。普通なら、小選挙区で圧勝しているはずだが、今回も負けて復活当選なんてことになった。必要もないのに、民進党やらの野党を小馬鹿にするようなことを言っていれば、民進党などの野党支持者が維新の会の支持者に変わる可能性はまずありえない。
足立康史なんてクソ面白いのだから、民進党を笑いのネタにするのではなく、もっと政策的な話をネタにすれば、国民的芸人議員になれると思うのだが。

2017-10-23

選挙が終わった

自民党が圧勝してしまった。どう考えても自民党圧勝という雰囲気ではないのに、結果は圧勝。安倍なんか認めている有権者が大勢を占めているわけではなく、自民党の政策が国民の目を引いているわけでもない。むしろ、かなりの数の日本人が安倍に批判的で、一部の既得権益優遇の自民党の政策にも嫌気をさしているのだ。それでも、結果は自民党が大勝してしまった。
空気としては、自民党が負けるか、もしくはなんとか過半数確保ぐらいが適正なはずだが、どう考えても現実感覚からはあり得ないことになってしまったのだ。

なんでこんなことになってしまったのか、ということだが、明らかに野党が自滅行為を犯してしまったからだ。
希望の党騒動があり、そのために不必要な逆風が野党に吹いてしまった。一方で、大きく風の吹いた立憲民主党は、かつての仲間の多くが希望の党にいることから選挙区への立候補者を増やすことをしなかったため、議席の数が限られてしまった。
その結果として、自民党圧勝ということになってしまった。

そんな中で、与野党ほぼ互角の戦いをしている選挙区がある。新潟と北海道。
特に新潟は自民党よりも野党の候補が多く議席を取っているのだ。新潟の6選挙区のうち、4選挙区を野党が取っている。落とした二つのうち1つもほとんど差のない激戦で、何かの間違いがあれば勝っていた。
新潟2区こそ共産党が立っていて、三極の戦いになっているが、それ以外は野党統一候補のほぼ一対一の戦いになっている。そして、その選挙区では自民党と一歩も引かない戦いを展開しているのだ。で、2区を除いた統一候補で戦った5選挙区のうち、3選挙区を制しているのだ。

北海道は、自民党が勝ち越してはいるが、自民と野党が一対一の戦いになっているところは勝ち越している。負けた選挙区でも、小差の激戦になっていて、辛うじて自民が勝っている状況だ。
北海道で自民が圧勝しているところは、希望が候補者を立てているところだ。希望に敵意を燃やす共産党がさらに候補者を立てたりして、構図が見えにくくなっているところで自民が勝っている。
明確に自民対野党の一騎打ちになっているところは、自民党が強いなんてとても言えないことになっている。

ここから言えること、それは一人しか当選しない小選挙区では、明確に一対一の戦いにしなければ、自公には対抗できないということだ。


希望の党騒動で、野党が分裂し、結果として全国で候補者が乱立してしまった。その結果が今回の自公圧勝ということになってしまったのだ。

要は小選挙区のもとでは、二大政党制にならない限り、政権交代が繰り返す体制はできないということだ。
そして、二大政党制にするためには、なんとなく保守とリベラルでまとまるしかない。個々の政策で一致を求めていたら、まとまれるわけがない。それでも無理にまとめようなんてことをしたら、今回のような希望の党騒動になってしまう。


そもそもなんで外交安全保障で政策が一致していなければならないのか? そんなもの、多少違っていたっていいじゃないか?
さすがにかつての共産党のように天皇は認めない、自衛隊も認めない、なんて話では困ってしまうが、そうじゃなければ、多少安全保障政策に違いがあって何の不都合があるというのか。

党議拘束なんてものがあるから大問題になってしまうだけの話で、さらに党議拘束なんてものがあるから、一致しなければ一緒の党ではやれないなんてことになる。
リベラルでタカ派、リベラルでハト派、なんて議員がいてもおかしくないわけで、そうなれば、個々の政策で違いがあるのは当然だ。

とすれば、同じ党であっても、法案ごとに個々の議員の判断で賛成反対に別れて票を入れればいいだけのことだ。党議拘束なんてものがあるから、政策の一致なんてものが障害になってバラバラになってしまうのだ。



今の自民党がファシズムに見えるのは、安倍に力があって、党議拘束によって党の決定に従うことが求められ、所属議員は従うしかないからだ。それに逆らったら公認を外されかねない。
村上誠一郎が安保法制に反対の意を示したら、公認を外されかけている。

自民党にだって安保やら何やらで、自民党の決定に内心反対している議員はいるわけで、外交、安全保障政策で全員が一致しているわけではないのだ。それを無理に押さえ込もうとするから、全体主義の政党に見えてしまう。

小選挙区で一人しか当選しない今の選挙制度で多様性を確保しようと思ったら、党議拘束で議員を縛っていては無理だ。それぞれの法案でそれぞれが判断して賛成反対を決めるようにしなければ、非常に偏った政治になる。それが、今の自民党だ。

そもそも内閣と議会は別機関で、本来一体である必要はないのだ? それを一致させようとすれば嫌でも全体主義な体制になってしまう。


話がそれたが、小選挙区では、政権政党がおかしくなったら、野党に政権が移るようにするためには、野党も一つにまとまることが必要で、そのためには考えに違いがあってもまとまるしかないのだ。

今回の希望の党騒動で、排除なんて言葉が踊って、野党はボロボロになっていった。本当に政権を取るために必要なことはむしろ逆で、すべて受け入れることだったのではないのか。

小選挙区では二大政党になるしかしょうがないのだ。新潟や北海道が示したように、野党がまとまれば勝つことができるが、別れれば負けるしかない。とすれば、共産党も含めてまとまるしかない。


政権を取って、もし外交安全保障で意見が違うのであれば、反対票を入れることを認める。そしてそれでも同士でいることを許容する。それが二大政党政治というものだ。

そして自民党も同じように、党議拘束を外して、個々の法案、それが外交安全保障であっても、賛成反対に別れて票を入れることを認める。
与野党の議員が割れて賛成票が過半数を得るなんてことが当たり前にならなければ、二大政党制で多様な社会を作るなんて無理だ。

もしそれが無理なら、昔の中選挙区に戻すしかない。今のまま、小選挙区制を続けていたら、そのうち、安倍なんか目じゃないような独裁体制になってしまう可能性がある。

2017-10-18

注目すべきは新潟選挙区 小沢一郎すげえ

小池、前原のへなちょこコンビのせいで、どう考えても政権交代はできなくなってしまった。意味のわかない、野党のオウンゴールの自公圧勝の可能性が高くなった。こんなことしていたらか勝てるわけない、こんなことをバカコンビがやっちゃって、どうにもいかなくなってしまった。せめて小池の取り巻きが優秀なら救いもあるが、若狭や細野なんてポンコツがいい気になって、成功する可能性を一つづつ潰していった。

今回の選挙で小沢一郎が描いていたのは、共産党を含んだ野党の結集で、野党候補を一本化して自公に対するというものだった。共産党も、かつてのような、ごりごりの教条主義を捨て、かなり現実政党になっている。自衛隊も認めるし、安保同盟も認めるし、天皇も認める。かつてなら考えられないような柔軟性を持つようになっている。
さらに、支持者もかつてのように主義主張な思想左翼は少なくなって、一般の市民の支持者が増えている。かつてを知らない学生などはアレルギーなく共産党を応援しているのだ。
小沢は今の共産党とは手を組めるということで野党共闘を推し進めてきたが、一連の希望の騒動で潰されてしまった。


与党野党に対立軸が保守とかリベラルとか言っているが、全くもっていみがわからない。保守を豪語する小林よしのりがリベラル政党の立憲民主党を応援していたりするのだ。
一方で市民政党であるはずの公明党が安倍自民党と組んでいたりするのだ。

だったら、そんな思想的な話ではなく、もっと現実的に、どこの誰を支持母体にするかで分けたほうがよほどわかりやすいのではないか。
これまでの政党の支持母体といえば、業界団体がほとんどだった。自民党はいうまでもなく、旧民進党、社民党は労働組合。公明党は創価学会。
よく考えてみれば、これまでの政治にすっぽり抜けているのが市民だ。そして、その市民の受け皿となりつつあるのが共産党なのだ。
少しづつだが、市民団体があちらこちらに生まれていて、その多くが共産党と連携していたりする。市民の立場からすると、共産党は別に忌み嫌う存在ではなく、むしろ市民にとって頼りになる存在だったりする。
そんな状況で共産党は思想政党というよりはむしろ市民政党になりつつある。

そう考えれば、小沢一郎が共産党に近づくことは何もおかしなことではないんじゃないか。

これまで、ところどころで市民団体と政党の連携はあったけれども、市民の力を結集した政党はなかったわけで、もし、市民の力を大きく結集しうる政党が生まれれば画期的なことだ。
その意味で、共産党を含むことで、市民の受け皿になりうる政党がより誕生しやすくなるということだ。



今回の選挙で小沢一郎は今回の選挙では政権交代を諦めて、その次の展開を見据えて動いているように見える。自由党から候補者を立てないことで、動きやすくし、その布石を打っている。

この選挙で自由党はとにかく共産党に恩を売りまくっている。小沢は京都も穀田恵二の事務所に表敬訪問し、山本太郎は共産党の候補者を応援しまくっていて、マイクを握って「比例は共産党に」なんてことを連呼していたりする。
これまで他党からそんな応援を受けたことのない共産党は間違いなく感激しまくっているはずだ。というか、感激しまくっている。もしこれで、山本太郎の応援に入った候補者が一人でも当選すれば、とんでもない恩を売ることができる。幾つかの選挙区では、それが不可能ではないところまできている。

で、新潟だ。新潟では今回の選挙で、2区を除いた1区から6区までが野党の統一候補で戦っているのだ。新潟では希望とかなんとかの騒動とは関係なく動いている。菊田真紀子などは、希望に行くかどうかで悩んだりしたが、結局、無所属の野党統一候補ということで立候補した。
当然、新潟の野党統一というのは共産党を含んでいる。

新潟ではすでに野党統一候補で戦って勝つという実績がある。前回の参院選、それから
その後に行われた知事選で野党統一候補が勝利しているのだ。いわゆる新潟ショックというやつだ。
もし、今回の選挙で野党統一候補が勝つということになれば、日本中で市民を代表とした政治家が生まれる可能性がある。そして、これまでの政治の世界は業界団体、や宗教団体などの組織中心のものだったけれども、新しく市民のものにもなりうるかもしれないのだ。市民政党が、二大政党制の一翼を担うようになるかもしれないのだ。
その意味で共産党は取り込んでおかなければならない存在なのだ。

その新潟でも裏で選挙をうらで取り仕切っているのが、森ゆうこだ。小沢と同じ自由党の参議院議員だ。
そういう視点で今回の小沢一郎の動きを見ていけば、あまりにすごい、というしかない。

これまで、デモやなんかで国民が大騒ぎしても政治はビクとも動かなかったが、もし、自民党の対抗勢力が市民政党ということになれば、デモやなんかで間違いなく政治は動くようになる。

うまくいくかどうかはまだわからないが、小沢の動きはそういうことだ。

2017-10-15

安倍晋三って、地元で人気ない?

どこかの記事で、安倍晋三の支持者が安倍に対する支持について語っているのを読んだことがある。どういう支持の仕方をしているかというと、とりあえず、支持をするという支持の仕方だ。
圧倒的に安倍が好きだから支持しているのではなく、これまで支持しているから支持している、というニュアンスがにじみ出ていた。

そんなおかしな支持をする支持者の頭にあるのは、安倍晋太郎ではなく、父親の安倍晋太郎なのだ。安倍晋太郎という議員は、本当に有権者慕われていた。しかし、息子の安倍晋三は、ろくに地元に帰ってきもしない。なんて批判をしながらも、やはり安倍晋三を応援する、なんてことを言っていた。
この記事を読む限り、安倍は地元ではそんなに好かれていない、なんて感じを受ける。


おぼっちゃまで育てられて、親の圧倒的な地盤を受け継いで、苦労なく政治家になり。親の残した、いつまでも衰えない安倍晋太郎人気にあぐらをかいて、ろくに地元にも帰らず、いい気になって政治家をやっている。
そしたら、いつの間にやら政界でそれなりに地位を得て、地元も安倍晋三はどうかな?なんて疑問を持ちながらも、有権者はその地位につられて安倍晋三に投票をしなくてはならなくなって、それでいつまでも連続当選なんてことになっている。

って、そんなことを、安倍晋三の選挙区山口4区で無所属出馬した黒川敦彦の選挙運動の生配信の動画を見ながら思ってしまった。
黒川敦彦は、加計学園建設の設計図を手に入れてマスコミに持ち込んだ人物だ。ワインセラーがあったり、坪単価の建築費が森ビルよりも高くなっている事実を明らかにした。それによって、安倍晋三に対する疑惑が一気に広がっていった。

生放送配信サイトのツイキャスで、その黒川敦彦の選挙運動が放送されていて、山本太郎が応援に入るというので、とりあえず見てみたら、単なる泡沫候補のような状態になっていないので、驚いてしまった。
街宣車で移動していたり、演説をしているようすが映し出されているのだが、思った以上に有権者の反応がいいのだ。移動中に手を振る人も多く、また握手を求めてくる有権者もいる。遠くから安倍批判のためにやってきた外部の人間ではなく、明らかに地元の有権者からの応援なのだ。

今バリバリの権力者で、長期政権を維持している総理大臣地元だというのに、全然そんな感じがしないのだ。
落下傘でやってきた、組織もない無所属の候補、しかも安倍晋三の批判を繰り返している黒川敦彦は日に日に支持者を増やしているようなのだ。演説だって、びっくりするほど下手。下手だからこそ心に響くというのはあるのだろうが、それでもそんな候補者が支持を集めるなんて、普通ではありえない。

で、今日の情勢では、黒川敦彦の支持は安倍についで2位まで上がってきているらしい。このままいったら。もしかしたら、安倍に一泡吹かせるくらいの得票数を取ることもあり得るんじゃないか、くらいになっている。安倍陣営も、少しづつ危機感を抱き始めていて、安倍晋三が地元に帰らなければならなくなるんじゃないか、なんて話も出てきているくらいだ。
本当に、これが今一番にの権力者の地元なのか、というくらいのゆるさなのだ。

でも、親の名前にあぐらをかいて、地元に帰りもしないで、勘違いして政治をし続けていたら、地元だって内心ではうんざりしてしまうのもわからないではない。

黒川敦彦が勝つまで行くことはないだろうが、それでも、それなりの票を取ればかなりの打撃を与えることができる。間違って、勝ったりなんかしたら、それこそ歴史的な出来事になる。

2017-10-14

あまりに無慈悲 石川知裕 北海道11区 石川香織

最近意識はずっと選挙モードになっている。久方ぶりに選挙に関心を持って見てみるのだが、あまりに残念なことがおこってしまったのが、北海道11区だ。

北海道出身の政治家の多くが、地域性を色濃く出している人が多く、魅力的な人物が多かった。鈴木宗男に松木謙公なんて人たちがそうだ。でも、この二人、どうもおかしなことになってしまって、興味を失ってしまった。
鈴木宗男は人情味のある、地頭の優れた最近ではほとんどいなくなった数少ない政治家としてきたいしていたのだが、それが見ていられないことになってしまった。
親子関係で、民進党だった名前は忘れたが鈴木なんとかという娘が、宗男の政治方針に従って離党して、自民党入党することになったのだが、その経過を見ると、どう考えても親離れ子離れができていない親子関係を政治にそのまま持ち込んでいて気持ち悪くて、もうどこかへ行ってくれ、みたいに思ってしまったのだ。宗男が自民党との関係を強くすることを決めて、それで娘も一緒に自民党ということになったのだ。
政治家である以上、独立した人格で活動すべきところが、そうではなく、どう考えても親子べったりで政治しようとしているのだ。本当に気持ち悪い。

松木謙公については、本人の責任というより、民進党を取り巻く状況に翻弄されて、どう考えてもありえない希望の党に合流なんてなんてことになってしまったことだ。前原側近でどうにも抗えなかったという話はあるのだろうが、松木に期待していたのは、社会常識のない秀才君前原の手綱操作だったのに、秀才君の暴走を許してしまってその上、一緒に希望の党、なんてことになったら、松木に対して期待外れ感が強すぎて、がっかりしてしまった。

それからなのだが、もう一人、北海道で期待していた立候補予定者がいた。逮捕起訴有罪確定の元衆議院議員の石川知裕だ。プロフィールだけ見れば、前科持ちなのだが、単純に犯罪者だなんて言えない人物なのだ。
小沢一郎の元秘書で、政治資金の虚偽記載で起訴され、有罪にされてしまったのだ。いわゆる陸山会事件というやつだが、どう考えても、事件にしてはいけないようなことが事件にされてしまった事件だ。
お金の計上をしなかったとか、裏金があったとかそういう話ではなくて、計上をずらして行ったというだけの話なのだ。ちょっと時期をずらしはしたが、計上はしているのだ。それを虚偽記載ということで逮捕起訴したのが陸山会事件というやつだ。

さらにはそれで小沢一郎を起訴ということになり、あまりに無茶な起訴ゆえに小沢一郎は無罪。その過程で、検事による調書改ざんなんてことが露呈した。

この事件で、完全に検察は信用を失ってしまった。今、安倍と関わりの深いジャーナリストがレイプ疑惑で検察審査会に訴えられ、審査の結果不起訴なんてことがあったが、多くの人たちが検察が何かおかしなことをやっていると思っていて、そのおかしなことのせいで本来起訴すべきなのに起訴されていないと思って怒っていたりする。


話は逸れたが、どう考えても有罪とかなんとかいうレベルの話ではないことで有罪にされて、石川知裕は公民権を失ってしまっていたのだ。それでも政治家復帰を目指して活動していた。地元を回り、さらには大学院に行って改めて政治の勉強をしたり、前向きに取り組んでいた。

検察の横暴がすでに世間で知られるようになり、その犠牲になったということで地元からも理解を得られるようになり、やっともうすぐ公民権が回復するということになったその矢先の解散で、今回の選挙に立候補できなかったのだ。

公示日が10月10日、投票日10月22日。
公民権回復は10月24日。
ほんのわずかの日程のいたずらで、あと一ヶ月選挙がずれていれば普通に立候補できていたのだ。
選挙に出れば勝つ可能性が高いなんてことも言われていた。

ただ、今回の選挙では、奥さんが代わりに立候補することになった。元BS11 の記者の石川香織。
でとりあえず、奥さんでも立候補できてよかったとは思うものの、あまりに不条理だ。

2017-10-08

なんて、健気な真白リョウ 衆院選

ずっと追いかけている新人候補がいる。真白リョウという人だ。
新潟で行われたトークイベントで、山本太郎と森ゆうこと一緒に参加していた。真白の妹は宇都宮愛という女優さんで、虫の格好をしてこのイベントの司会をしていた。


音楽なんてほとんど聴かないからよく知らないのだが、真白はミュージシャンで、EXILEなんかに曲を提供していて、それが大ヒットしたりもしているらしい。また、携帯小説なんかも書いている人だ。かなり多能で優秀なアーティストだ。

そんな華やかな仕事をしていて、政治なんかには興味がなかったが、山本太郎や多くの日本人と同じように、東日本大震災で価値観が変わった。
「メディアはなぜ本当のことを言わないんだろうか。日本の政府は国民のことを守ってくれると信じていたが実はそうではない、と思った」。
それから、しばらく仕事もせずに、真白は原発事故のことを調べたりしていた。
時には、調べてつぶやいたツイッターがデマじゃないかなんてことになって大炎上という事態を起こしたりもしている。


イベントでは、原発事故当時における山本太郎の戦い、また、当時与党議員だった森ゆうこの戦いが熱く語られることになる。

圧倒的な二人の話に、真白はさほど目立った発言をすることなく、むしろ聞き役に回っていた。
このイベントの動画を見ていると、真白に自己顕示欲がそれほどあるようには見えないし、何が何でもといった自己主張の強さがあるようにも見えない。むしろ人の言うことをまっすぐ受け取る素直さを感じたりした。


このトークイベントが真白リョウを政治の世界へと引き込むことになる。森ゆうこサイドから、小沢一郎が主催する小沢塾に入塾するように言われ、そこで二年間政治のことを学ぶことになったのだ。
ついでに言えば、このイベントの司会をしていた妹の宇都宮愛も、今、小沢塾で政治を学んでいる。


塾を卒業してから真白は、選挙で投票を呼びかけるキャンペーンをやったり、政治の勉強会を開くなどして、エンターテイメントの世界での経験を生かした政治活動を行っていた。積極的に政治に参加はしていたが、自分が政治家になるなんてことはさすがに思ってもいなかった。

しかし、転機が訪れる。
小沢一郎から政界進出の誘いを受けたのだ。出たい人より出したい人、なんてことを小沢一郎は言っているが、まさにその、出たい人より出したい人に真白は選ばれたのだ。
何が何でも政治家になりたいなんてギラついたところは真白にはなく、政治家になるようなタイプではない。そのことを本人もわかっているからか、1度目は真白はその誘いを断っている。

だが、二回目の誘いを受けた時、小沢から「君が(政治の)啓蒙活動をやっていることは知っているし、良いことだけれども、君が選挙に立つことが一番の啓蒙活動じゃないのか」と言われ、「素直な私はそれもそうだなと思って」自由党から立候補をすることを決める。

選挙区は大阪12区。自民の現職がいて、さらに大阪では強い維新の候補者もいる。さらには元職でかつては民主その後離党して無所属の樽床伸二もいる選挙区だ。はっきり言ってかなりの激戦区だ。

そんな選挙区で真白が政治活動を始めたのが昨年の12月。ほとんど休みなく毎日毎日辻立ち説法の街宣を続けることになる。


真白は政治家を目指すような強い感じのする女性ではなく、むしろ素直で純粋な人で、40歳を過ぎている女性に対して失礼だが、少女漫画に出てくるような可愛い感じのする人だ。

すごいのは、政治家を目指しているというのに、ツイッターやブログには普通に絵文字でてくるのだ。
さらに、自分のことを真白戦隊オレンジャーなんて言ったりもする。

真白は対立候補のことを敵だと思っていない。樽床伸二のことを「タルトコ先輩」と言って、慕っているふうなことをツイッターでつぶやく。「タルトコ先輩」がこうしていたとか、ああしていたとか、ライバル候補のことを紹介したりするのだ。ライバル候補で、少しでも名前を出したら不利になるというのに、そんなことを気にする様子もなく、賞賛したりする。
本当に子供のような屈託なさを持っているというしかない。


見ていて大丈夫かな、果たして過酷な街宣活動なんてやっていけるのだろうか、なんてことを思いながらみていたのだが、選挙までの約10カ月、くじけることなく、やり遂げた。心から応援したくなる健気さを見せる活動だった。



衆議院が解散され。これまでやってきたことが試される選挙が始まることになったのだが、意味のわからないおかしな政治のうねりに翻弄されることになる。
尊敬する小沢の薫陶を受け、自由党の候補者として待ち望んだ選挙が始まると同時に、民進党のゴタゴタの巻き添えをくって、自由党から立候補できなくなってしまったのだ。

それまで小沢が動いていた野党共闘が潰されて、民進党が解体され、希望の党に吸収されることになった。その流れで、小沢は自身も含めて自由党から公認を出さないことを決定する。
自由党から出馬することになっていた候補者はそれぞれの判断で選択することを迫られた。
小沢と玉城デニーの現職二人は無所属。新人候補者は個別判断で、希望の党に行くもの、立憲民主党に行くもの、無所属で出馬するものに別れてしまった。
本来1つの党であるはずが民進党と同じで股裂になってしまったのだ。

そんな状況下で、真白が選んだのは予想外にも希望の党の公認を得ることだった。
無所属か立憲民主から出るだろうと思っていたのだが、そうではなく、希望の党から出馬という思い切った決断をしたのだ。
希望の党は維新との協調で大阪からは候補者は出さないことになっている。それをわかっていて、真白は希望の党の公認を申請したのだ。希望の党からの出馬イコールこれまで活動してきた大阪12区を離れることを意味しているのだ。

さっきだが、真白リョウのツイッターで割り当てられた選挙区の報告があった。当選はほぼ絶望的な選挙区だ。

神奈川11区ー小泉進次郎のいる選挙区だ。


出たくもなかった選挙に小沢の説得で出ることになり、政治状況の混乱の中、翻弄されることになっていった。無情というのはこのことだ、と残念感いっぱいで思ってしまった。
あれだけ頑張った結果がこれとは、何ともいいようがない。

ただ、妹の宇都宮愛のブログを読むと、真白リョウはそれでも明るくポジティブにやっているという。

希望に移ることを決断したのは誰かに言われたわけではなく、本人の意思で行っている。その思い切りの良さはすごいというしかない。どういう理屈かわからないが、希望に行くことこそが日本の悪政を終わらせる最善の道だという結論に至ったというのだ。
しかし、それでも、これまで頑張った選挙区を離れて、捨て身になることがわかっていて希望に行くなんて決断はそう簡単にできるものではない。。
素直で可愛い、どこか頼りなさげに見える真白リョウが本当はとてつもなく強い人かもしれないなんて思ってしまった。

もうすぐ選挙が始まる。頑張って欲しいと思う。

2017-10-07

民進党が大変だ

用意もないまま、いきなり民進党の希望の党合流なんて話になって、アレヨアレヨという間におかしなことになっていった。希望の党が踏み絵なんてものを持ち出して合流希望者に突きつけて、それに反発して立憲民主党なんて政党もできてしまった。

希望の党が踏み絵なんかを持ち出したため、野党として闘う相手はどこか、ということがすこしみえにくくなってしまった。この間まで大反対していた安保法制を認めろなんて言われて、簡単にホイホイと移れなくなってしまった。さらには排除なんて言葉が飛び出てきて、反発が広がっていった。
で、なんか、知らない間に立憲民主党と希望の党が対立しているように見える状況になって、打倒自民党の目的がなんか薄まってしまった。

なんだ、こりゃ、前原と小池で勝手に色々決めて、何の体制もできていないのに、話だけが進んでいく。打倒自民党のはずが、希望の党は、立憲民主党の候補者に刺客を立てたりもしているのだ。そのせいで、現場は混乱、右往左往。

民進党宮城県連の参議院議員の櫻井充はインタビューに答えて、希望だのなんだの言っている余裕はない、なんてことを言い、前原の対応や希望の党のやり方に憤りを感じながらも、それよりもとにかく自民党に勝つために、どうするか必死に模索している。自民党に勝つために、希望の党立憲民主党関係なく応援するのだという。

確かに、自民党に勝つためにはそれしかない。希望だの立憲だの言っている余裕はない。いくら不条理だと思っても、自民党を倒すためにまたさきの応援をするしかないと覚悟を決めている。



自由党もまた、この騒ぎに巻き込まれるかたちで、おかしなことになっている。小沢が動いたなんて話も出ているが、実際には関わってはいない。前原と色々話もしていたが、小沢の知らぬところで、前原が動いてこうなったというのが実際のところだ。
で、現職の国会議員の二人、小沢一郎と玉城デニーは無所属で立候補という結論になった。

小沢一郎は野党結集を目指して動いていた。民進党、社民党、民進党、共産党の4党でオリーブの木をつくって選挙を戦うために動いていたが、希望の党構想でそれが吹き飛び、それでも自民党政治を終わらせようと、民進と同じかたちで選挙に挑むことに決めた。
実は自由党もまたさきで、自由党からの立候補予定だった新人が希望の党と立憲民主党に分かれて立候補することになってしまっている。

結構追いかけていた、自由党からの立候補予定だった真白リョウという女性候補者は、去年の暮れからずっと地元に張り付いて街宣活動をしていたにもかかわらず、自民党政治を終わるためにと、選挙区を諦めて希望の党の公認申請をしたりしているのだ。
そうなってしまって、自由党所属議員も、どこを応援すればいいのかわからなくなってしまっている。山本太郎などは、政党ではなく、政治家個人を応援してくれと苦しそうに言っている。


でも、そんな中で、意外にうまくやっているところもある。それは新潟。森ゆうこの選挙区だ。民進党、希望の党の流れとは関係なく、二区を除いて無所属のオール野党の候補者を擁立することに成功している。森ゆうこすげえ。これぞ政治って感じがする。


しかし、そんなところはほとんどなく、全国各地で大混乱に陥っている。本当に前原が見事に無茶苦茶にしてくれた。
ただし、無茶苦茶にしたからといって、これが間違いだとは言わない。というか、まだ言わない。もしかしたら、うまくいくかもしれないのだ。だからまだ、可能性はないわけではない。
少なくとも今は自民党よりも注目を集めているのだ。

今回の前原の決断はとんでもない賭けであり、今後の歴史を変えてしまう可能性だってあるのだ。もし、失敗してしまったら、失敗した、と言って済まされるレベルではない。
少なくとも安倍政権を倒しことができなければ、前原が政治家を辞めて済むレベルの問題ではなくなってしまう。
心配なのは、秀才前原君がそのことをわかっているのか、ということだ。

2017-10-01

共産党がありえないくらい柔軟だ

共産党が現実感覚で動くようになっている。世間的尺度での座標で言えば、左といえば左なのだろうが、空想感覚の左ではなく、全くもって現実的な左として存在している。

共産党の歴史的な経緯を知る人たちが思っているような組織ではなくなっている。世界的な革命やら、日本での暴力的運動なんて要素は微塵もない。遺伝子的に組み込まれているなんて話になったら、そこまでのことは知らないが、少なくとも現在の日本共産党は、政策的に政権を取ってもおかしくないところまで来ている。

天皇制を認め、日米安保を認め、自衛隊も認めているのだ。政権を取っても全て維持することを明言している。ましてや一党独裁なんてことは考えておらず、民主主義を守ると明言している。
とすれば、共産党が空想だけの政党であるという根拠は非常に弱いものになる。
じゃあ、何が現実的ではないのか、ということになると、実はそんなことはなかったということだったりする。

びっくりするのだが、自民党で保守と言われる議員と共産党の小池氏が対談していたのだが、あまりに意見が一致していて議論にならなかった。ネットでは右翼じゃないかとさえ言われている西田昌司氏だ。
西田氏は新自由主義に反対で、竹中平蔵に批判的な議員だが、その人物と議論をすると、あまりに議論がかみ合って、極めて建設的なものになっていた。二人の経済的な違いはというと、西田氏が消費税で財源を確保しようとするのに対し、小池氏は所得税の累進課税強化で確保しようとする。それくらいのものだった。あとはほとんど同じ。今の日本の経済状況に対する認識だって全く同じ。
共産党だから話にならないなんてことはこの議論を聞いていると、デマじゃないかと思うくらいにかみ合っていて、何も知らずに議論だけ聞いていたら、共産党と右寄りの保守の議論とは誰も思わないんじゃないか、なんて思ってしまった。
あまりに議論が噛み合いすぎるため、最後には西田氏が無理に違いを探しに行くなんてことにじゃっていった。で、やっと見つけた違いは、改憲か護憲かで、西田氏は改憲、小池氏は護憲で、やっと見つけた違いにほっとしているようだった。

しかし、憲法に対する立場が違うからといって、それで共産党が現実から離れたものとは到底言えない。というか、現実にそこにあって実際に現在機能している憲法を守ることは、今の現実を肯定しているということなのだ。逆に、共産党は憲法的には現実を受け入れていて、改憲論者の方がまだ見ぬものを追いかけているのだから、非現実的な空想主義者だと言えなくもないのだ。
議論の最後には西田氏も共産党のことを認めなければしょうがないような雰囲気になっていた。

西田氏だけでなく、自民党でガチガチの保守、右寄りの右寄りである鴻池祥肇氏なども、共産党のことを称賛していたりする。事務所に天皇を飾ったら、いつでも共産党に入るなんてことを冗談でも言っているのだ。
言っていることに筋は通っているし、ぶれない共産党に対して、敬意を表している。

実際、経済政策なんて聞いていると、共産党の政策は全然おかしくない。というか、自民党のものに比べたら、圧倒的にまともだ。累進課税を強化して富を分配する。極めてシンプルだが、今の日本では極めて効果のある施策だ。自由度が奪われるとか、別の議論はあるかもしれないが、間違いなく経済は自民党の政策より活性化する。




政局、選挙に対しても、共産党は思い切ったことを大胆に躊躇なくやってのける。
選挙に勝つために、候補者を一本化すると決めたら、そのためだったら、自党の候補者を当たり前に引っ込める。共産党以外の立候補者だって熱心に応援する。そんなことを整然とやってのける。
選挙に勝つためなら当たり前のように、自党に不利なことだってやるのだ。

共産党というのは、他の政党のように個人が政治家をやっているのではなく、共産党という組織でやっているからこそできる、大胆な行動なんだろうと思う。個人でやっていれば候補者を引っ込めるなんてことはそう簡単にできるわけがないが、組織であればそれは容易だ。立候補をやめたら党職員に戻ればいいだけの話なのだ。落選が当たり前になっている共産党では、候補者が落選して職員に戻るなんてことは普通のことなのだ。立候補をやめるくらい、そんな大変なことではない。

かつての共産党や、世界の共産主義を知っている人間がたくさんいるうちは、共産党のいいイメージが広がることは難しいが、そんなことを知らない若い世代には変な先入観はないわけで、これから共産党が支持を広げていく可能性はかなりあるんじゃないかと思っている。
っていうか、今でも保守である小沢一郎氏の自由党の支持者は、共産党との共闘を望んでいたりもするのだ。
近い将来、大きく化ける可能性が十分に考えられるのが、共産党という政党だ。
ヒットラーみたいな悪魔が出てきて、冤罪で弾圧なんてことがなかったら、政権だって取れるかもしれない。
汚れた政党ばかりの今の政党のなかで唯一手垢がついていないのが、共産党なのだ。さらに寄せ集めではない組織政党だけに、もし政権を取るようなことがあったら意外に安定することだって考えられる。


ただ、共産党はあまりに真面目すぎるため、ちょっと入りにくいということはあるんじゃないかと思う。組織が強いだけあって、議員の多くが市役所の職員みたいなのだ。真面目すぎるところには人は近づきにくい。
みんなどこかで自分は不真面目だと感じていたりするからだ。不真面目な人間が、真面目なところに行ったら怒られそうな気がしてしまう。そんな感じが共産党にはある。

ただ、話によると、共産党の美人議員が公共の場でベロチュウして、それが写真に撮られたなんて話があって、それが本当ならば、ちょっと親近感を覚えるのは自分だけか?

さらにあの不倫議員の山尾志桜里を選挙でサポートするために候補者を取りやめたなんて話もある。どうせなら、全面的にバックアップなんかしたら、好感度が上がるような気もする。
不倫なんて私的な汚い部分であって、そんな部分は誰にだってあるんだ、ということを共産党が認めている、となったら俄然、共産党に共感する。さらに山尾志桜里が共産党に入ったりしたら、支持しちゃうかも、なんてことを思ったりする。

不倫は文化な共産党なんていい感じじゃないか。

2017-09-30

希望の党、こりゃ無理だ

前回、小池百合子の周辺にいるガラクタについて書いたが、そもそも政策以前にどうしようもない、という話を書きたかったわけで、希望の党を評価しているわけではない。というか、こんな政党無理に決まっている。

なぜ、安倍自民党が無茶苦茶でも自民党が勝ち続けるかといえば、民進党があまりに信用が無かったからで、どうしようもなくて自民党、もしくは投票棄権ということになっていき、その結果が自民党の圧勝ということにつながった。でも、受け皿さえできれば、安倍自民党なんてすぐに倒せるのは明らかで、その意味で希望の党が注目され、何もわかっていないのに大きな支持を集めている。

しかし、どう考えてもまともな政党とは思えないわけで、政策もよくわからない。選挙のためにすり寄った議員たちの寄せ集めで、若狭なんとかという検察官上がりの政治家は重要政策は一院制と、別に緊急な課題でもないし、選挙で有権者から支持が集まるとは思えないことを訴えていたりする。どうでもいい。ガラクタの寄せ集めのくせに、意識だけは上から目線で、こいつはいい、こいつはダメだと選別する。さらには安保とか防衛などと、憲法的に微妙な問題でタカ派な踏み絵を迫る。

今、政治に必要な勢力はリベラルで、どうやればリベラル勢力が力を持てるか、ということを考えるべきなのに、イメージとして選挙に勝てそうだからということで、リベラルとはとても言えない希望の党に多くの本来リベラルな議員がなびいていく。なびいていったその先にあるものは民進党の二の舞だ


微妙な綱渡りな投票行動を有権者は迫られる。とんでもない安倍政権を終わらせるために希望の党を勝たせ、安倍政権が終わった後にはリベラル勢力が健全に勢力が伸ばせるような投票行動。
タカ派とタカ派で政治が動き出したら、後戻りできなくなる。

希望の党って大丈夫なのか

最近、政治に興味を持つようになって、このままだと安倍独裁がやばいことになると思っていたら、急に解散になって、急に民進党の解体が決まって、希望の党なんてところに合流なんて話になっていった。

今、希望の党に注目が集まって、このままいけば政権交代な空気になりつつあるが、果たして選挙までこのままの空気でいくんだろうか、なんて感じが出てきている。
このまま行ったら、選挙日までにはやっぱり自民党なんててんかいになってしまう可能性がある。

小池百合子はやっぱり政治家だと思うけれども、小池を取り巻く希望の党の取り巻きのセンスが悪すぎる。細野豪志とか若狭勝とか。
民進党が決死の解党を決断し、民進党所属議員がいきなりはしごを外されて右往左往する事態になっているのに、その人たちに傲慢に上から無慈悲な言葉を投げつける。一体何様なんだ、なんて印象を受けてしまう。

政治家ならば、そういう発言がこれからどういう影響を与えていくか知っておくべきなのに、それがわからないセンスのなさ。

希望の党が素晴らしいなんて誰も思っていない。とにかく安部を終わらせるためにやっと出てきた選択肢と思っているのだ。しかし、そんな党が偉そうに民進党議員を、こいつはダメだ、あいつはダメだとか、上から目線で選別し始めたら、見ている側はしらけてしまうし、嫌気がさしてしまう。
だから、政治家ならば、実態はそうであっても、少なくても黙っているべきなのだ。それができない小池の取り巻きたちは、政治家としての資質に欠けているというしかない。
このままいったら、選挙までにさらにゴタゴタが世間にさらけ出されて、選挙の頃にはみんな呆れて、やっぱり自民党なんてことになりかねない。

政策がどうとか、理念がどうとかいう話ではなくて、それ以前の話なのだ。若狭や細野が何か話をするたびに間違いなく、希望の党の票は減っていく。結局どうなるかといえば、民進党が解体になっただけで、安倍自民党が生き残るなんて目も当てられないことになる。

小池百合子がいくら正しく政治家としての振る舞いをしても、周りの取り巻きがガラクタで、そのガラクタぶりをしたり顔でアピールしている状況では、そのうち小池の振る舞いさえもガラクタの振る舞いと見られるようになるだろう。
細野や若狭がペラペラ何かを喋るたびにガラクタ感が増していく。
本当に政権を取りたいなら黙ってろ、って話だ。