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非正規労働者が能書きをたれてやる このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2017-02-12

ザ・ピッカー その1

 昨年末から、久しぶりに物流センターでピッキングの仕事をしている。色々あって、あまり仕事がしたくなかったので年末年始の短期でいいという話だったので、とりあえず、気軽にピッキングでもいいかなんてことを思って働くことにした。

基本的に物流センターなんかでは働かないことにしている。本当にろくでもないところがあまりにも多いからだ。どこにいっても、少数のの社員とその他大勢のパートアルバイトで構成されていて、はっきりと社員と非正規との階級格差が明確にある。で、固定された階級の下で無意味にいばっている社員なんてものがいくらでもいるのが物流センターというものだ。

 さらには、物量の変動をすべて非正規労働者に負わせることで、利益を得る。物量が多ければいくらでも残業させ、少なければ時間内でも普通に帰らせる。だから、給料なんかいくらあるかふたを開けなければわからない。

 今いっているところもご多分にもれず、物量で労働時間が決まる。一月なんて、物量が少なすぎて、ほとんど働いておらず小遣いくらいにしか給料はもらえない。 
 まあ、最初からわかっていたことだが、やはりそうか、という感じだ。前にもどこかで書いたことだが、本当に小遣い稼ぎのつもりでないなら、つなぎでも働いてはいけないの物流センターというところだ。働いて真面目にやればやるほどどつぼにはまっていく可能性がとても高い。


 そのセンターは、大企業ではないが、それなりに名前のしれた会社の関連会社か子会社かで、社員はそこそこ教育されていて、不条理さはそれほどではない。
 それでも物流センター特有のいやな感じはやっぱりある。

 そんなところで一日カートを押してピッキング。
 一応ピッキングについて説明しておくと、棚に納められた商品を注文に従って引っ張り出す仕事だ。はさみが一個注文されたら、在庫からはさみを一個引っ張り出すわけだ。

 で、それが大量で細かいから、一日中歩き回ってあれやこれやの商品を引っ張り出すなんて仕事がある。それがピッキングだ。

 働いている人はほとんどが主婦の人がパートとして入っている。それから、引退したシニアの人たちだ。
 本当に庶民な人たちで、いい人ばかりで、本当に日本の庶民は善良だな、なんてつくづく実感する。さらには、優秀だな、なんてこことも思う。

 久しぶりに働いて、なかなか面白いことを感じたので、次回から具体的な話について書いていこうと思う。

 
 

2017-02-05

パソコンが壊れた

 しばらく更新していないのだが、したくてもできない状況になってしまったからだ。
 パソコンが壊れてしまったのだ。

 システム云々のはなしではなく、味噌汁をこぼして、パソコンが起動しなくなってしまった。実際には起動はするが、すぐに電源が落ちてしまう。これでは、ブログを書くなんてことはできない。

 途中まで書いたものがあるのだが、途中で電源が落ちてしまって嫌になってしまった。LAWSONがいかにダメか、という話だったのだが、LAWSONの経営者が無能でどうしようもないという話を書き始めたとたんに電源が落ちて、書くのを諦めた。

 今、タブレットで書いているのだが、こんな書きにくいことはない。短い文章ならそれでもいいが、ある程度の長さのものを書こうと思ったら、やっぱり、パソコンじゃないとダメだ。

 すぐさま新しいパソコンを買いたいのだが、そんなお金はない。安くなったとはいえ、以前に比べればというだけの話で、金のない者にとっては全然高い。

 書くネタはたくさんあるのに、かけない状況だ。この世界の片隅に だって見に行ったのに。

 そんなことをいっていたってしょうがないので、なんとか努力はしてみようかな、とは思っている。

2017-01-02

フジテレビって、まだやるつもりなの?

 少し前に、中古のオンボロテレビ録画のレコーダーを買ったら、新品のB-CASカードがついてきたので、スカパーのお試し視聴を申し込んだ。で、いろいろ探索しているのだが、そしたら、フジテレビTWOで、番組表で春の高校バレーをやっているのを見つけた。

 どうも、フジテレビはバレーボールに力を入れているようで、バレーの番組をよくやっていたりする。春の高校バレーの中継もCSとはいえ放送するんだから、大したもんだなんて思った。

 でも、それならなんでバレーボールアニメの『ハイキュー』をフジでやらなかったんだろう、なんてことを思ってしまう。
 はっきり言って、今のスポーツアニメの中では面白さはとびぬけていて、バレーなんて競技のとっつきにくさを乗り越えて『ハイキュー』を見始めたほとんどの人たちがどっぷりはまり込んでいるようなアニメだ。
 残念ながら、今の状況は、知る人は知っているが、知らない人は良く知らないアニメになっていて、一般には浸透していないのが現状だ。でも、バレーに力を入れているフジがハイキューを放映していたら、もっと違うものになっていたんじゃないだろうか、なんてことを思ってしまった。
 フジはバレー人気をなんとか広げたいと思っているわけで、そのためのツールとして『ハイキュー』というアニメは最高のツールとなる。『ハイキュー』を広げることがそのままバレー人気につながるのだ。それなのに、違う局で放送されてしまったため、バレーと『ハイキュー』が相乗効果になるなんてことにはならないでいる。

 別にフジがやらなかったからどうこういう話ではなくで、フジというテレビ局はそうとう感覚が鈍いところなんだろうな、という話だ。

 同じくCSフジの番組はというと、正月ほとんど韓流ドラマ。韓国から買ってきて流すだけなんだから、別にフジでやる必要はないはずなのに、本当にほとんど韓流ドラマ。びっくりした。こんなんだったら、韓国のテレビ局になっちゃったほうがいいんじゃないか、と思うくらいに韓流ドラマばかりなのだ。
 韓国ドラマなんて地方のU系のローカルテレビ局でも流しているわけで、そんなものを本気で流してしまうフジのセンスには本当に鈍さを感じてしまうのだ。コンテンツは同じのだから、フジで流そうが、ローカル局で流そうがやっぱり同じものだ。
 バカじゃないか、と思ってしまう。

 案の定、本局のフジテレビの番組も誰も見なくなって、視聴率の低迷が続いている。本当にどうしようもない。


 一方で、ネットと違って、テレビという一度に多くの世帯に映像を流せる媒体にはやはり大きな影響力とパワーがあって、その権力は絶大だったりする。その権力をフジというテレビ局は当たり前のように乱用する。

 こんな事件が起きている。フジテレビの幹部が、取引先の女性に立場を利用したセクハラを行い、抗議される、という事件だ。

 事件を起こしたのは、フジテレビ幹部の夏野亮という人物だ。兄は、これまで何度か取り上げたことのある、ドワンゴの取締役夏野剛だ。この兄もおかしいと思っていたが、弟はもっととんでもない卑劣な人物だったということだ。

 どうもセクハラを受けたのは音楽会社の社員で、相当えげつない行為をうけたようだ。そのことは文春で報じられている。
 音楽産業が低迷し、売り上げが落ちている中、枯れかかっているとはいえ、テレビの力は絶大で、テレビを活用することでなんとか業績につなげたいと必死になっていることにつけこんだセクハラ行為を夏野亮という人物はしていたのだ。
 完全に卑劣漢という以外にない。

 テレビ局の社員は、チャラチャラしているように見えても、実はしっかりしているなんてことではないようだ。ちゃらちゃらした格好をして、実際にチャラチャラしていて、さらに力があるから、その力をチャラチャラした感覚であくどく利用して、チンピラみたいなことを弱い人間に向かってしているのが今のフジというテレビ局の社員と理解するしかない。

 センスもなく、感覚も鈍く、力だけがあってその力をチンピラみたいに利用するフジなんてテレビ局はなくなった方がいいんじゃないか、なんて思う。


  

 

2017-01-01

あけましておめでとうございます

 今年も面白くも楽しくもない一年が始まりました。

 特に何も期待してないし、何かあってほしいと願ってもいませんが、とりあえず新年ということになりました。

 こんな世の中に誰がした、今の社会は狂ってる、なんて泣き言でも言おうものなら、おいしい立場にいる人たちから何を甘いこと言っているんだと責められるから、下手に不平不満も言えないし、嘆くことさえできはしない。

 ということで、可能な限り感情を殺して、面白くもなく楽しくもない一年を過ごしていく所存です。

2016-12-31

今年も今日で終わりです

 またまた、何のイベントもない年末年始がやってきました。
 とにかく何もすることがないので、本当に何もすることがないので、しょうがないから、ちゃんとした料理をつくろうなんてことを思って、思い切って中華鍋を買ってみた。

 いろいろ調べた結果、中華鍋と言えば山田工業所というところのものが最高だという話があったので、山田工業所の中華鍋30センチを購入。中華のお玉も買って、これで思い切って何もすることのない年末年始、何かおいしい料理をつくろうなんて思いついた。

 で、買ったのだが、これがとんでもなく面倒なことに、中華鍋の表面には何やらさび止めか何かのための液が塗られていて、これを使い始める前に焼き切らないといけないらしいのだ。そうしないと、せっかくの料理が薬品交じりになるらしい。

 ということで、焼き入れの作業を始めたのだが、これがなんと大変なことで、ガスコンロの火で延々熱すること約二時間もかかってしまったのだ。強火で延々二時間だ。二時間も強火なんてしたことがなく、あまりに熱くなってしまって、コンロのつなぎ目のシリコンが熱で緩んではがれてしまった、なんてことが起きてしまった。
 せっかく買ったというのに、熱入れ作業があまりに面倒くさくて辟易してしまった。

 何とか焼き入れを終えて、クレンザー入れて、金だわしでゴシゴシこすって汚れを起こし、さらに油をたくさん入れてクス野菜を炒めるなんて作業も行う。野菜で炒めることで、残った薬剤の汚れが完全に取れるとかいう話だ。

 やっとのことで使用前作業を完了し、試しにチャーハンをつくってみようなんてことになった。なんといっても、熱効率のいい鉄の鍋だ。そのうえ、その鍋は最高ブランドなのだ。お店で食べられるようなおいしいチャーハンができるに違いない。

 youtubeを見て研究し、まず油を最初大目に注いで熱して油返し。これで鍋の表面を油で慣らし、その油をポットに戻してさらに今度は料理のための新しい油を入れる。

 具は卵とネギとチャーシュー。調味料は塩コショウに中華スープの素に、香りづけの酒醤油。それらをコンロのすぐ脇に並べておいておく。当然メインのご飯も茶碗に入れてすぐ横に。
 チャーハンは時間との闘いだから、調味料を用意するのに時間がかかってしまえば味もおかしくなる。

 さらに調べた結果、家庭用のコンロは火力が弱いため、あまり鍋を振って煽ったら、温度が上がってしまうため、なるべく火から離さないように気を付けて、上下の動きを避け、左右の動きを多用して、お玉を使って混ぜるようにしなければいかないらしい。

 下調べの段階で十分以上の知識を入れて、さらには準備も万全に整えて、チャーハンに挑むことになった。最高ブランドの山田工業所の中華鍋を使うのだ。これで完璧なチャーハンができないわけがない。

 そうやってつくった結果はというと、最高級の家庭のチャーハンが出来上がってしまった。お店で出てくるチャーハンではなく、家庭でできる普通のチャーハンの最高級品。


 
 誰もが知っていると思うが、お店のチャーハンと家でつくるチャーハンは同じ具材、調味料を使ってはいても全然別物になっているわけで、せっかく最高ブランドの中華鍋を買ったわけだから、それを何とか乗り越えようと試みをしたわけだが、あえなく撃沈という結果になってしまった。

 チャーハンづくりで、ご飯がパラパラかどうかなんてことが重要視されていたりするが、パラパラなチャーハンなんて別に中華鍋を使わなくてもつくれるわけで、きちんと卵と油をご飯に絡めてよく炒めていけば普通にパラパラチャーハンなんてつくれる。
 でも、いくらパラパラになったところで、やっぱり明らかにお店のチャーハンとは別物になってしまう。今回のチャーハンだって、普通にパラパラにつくれているのだが、やっぱり別物チャーハンだ。

 大昔、飲食店でアルバイトをしていたことがあって、そこで強い火力でまかないのチャーハンをつくったことがあったが、きちんと中華屋のチャーハンになって感動したことがあった。だから、技術的に未熟だからという話ではないと思う。

 やはり、いかに最高ブランドの中華鍋を使っても、火力の差はいかんともしがたいということを今回つくづく思い知らされる結果になった。


 とはいえ、この中華鍋、評価が高いだけのことはあって、チャーハン以外では、圧倒的においしい料理ができてしまう。野菜炒めなんて、変に野菜汁でジュクジュクなんてことにはならず、シャキッと触感の残ったまま炒められるし、焼きそばをつくったら、これも麺にソースがきれいに入り込んでネバではなく、麺同士がくっつかずきれいに麺がほぐれる。
 何がすごいかというと、難しい話になるが、明らかに料理のグレードを上げることのできる鍋であることは間違いない。
 一度使ってしまったら、もうテフロンは使えない。

 これが日本の最高の技術の詰まった製品というものだ。

 で、最高の技術の詰まった製品というものでも、家庭用のコンロでお店と同じ味のチャーハンをつくることは難しい、ということを今回改めて実感してしまった。
 

 とりあえず、年末年始、することもないので、これで料理でもつくっていようなんてことを思っている。

 

2016-12-18

またまたトラブルになってしまった

 それにしても、このところ働く現場でトラブルが多くて、やってられない状況が続いていて、少し前まで派遣で行っていた現場でもトラブル起きて、バックレなんてことになってしまった。これがまた、雇用システムとかとは関係のないところの問題で、要はろくでもない人間と組まされて、ろくでもないことになってしまったのだ。
 重箱の隅をつついて、あらさがしをし続けられ、箸の上げ下ろしまでいちいち指摘され、さらにはパワハラのおまけつき。会社内でも有名なやつで、一緒に組まされた人間はみんな辞めていくといういわくつきのやつだ。そんなやつと組まされて、周りからは同情されまくっていた。

 何をするにも自分の思い通りにならないと気が済まないやつで、それが仕事以外のことにも強要してきて、さすがについていけずバックレということになった。

 基本的にそんなやつと一緒に遊びたいなんて人間はいるわけもなく、そいつはいつも一人遊びをしている。具体的にはカラオケ。暇さえあれば一人でカラオケボックスに行ってカラオケを歌っている。
 たまに誰かと一緒にいっているなと思ったら、同伴出勤のキャバクラ嬢だったりする。一度、会社内の人間に片っ端からカラオケ誘っていたことがあったが、一緒に行くやつは誰もいなかった。だから、金を出してキャバクラ嬢に一緒に行ってもらうしかないのだ。
 
 誰も行く人間がいないから、ペアを組まされている自分をしつこく誘ってくる。立場を利用して、強引に。行きたくないオーラを思い切り出しているのだが、それでもしつこく誘ってくる。
 一か月前からこの日に行こうと決めてきて、金がないとか言って断ったのだが聞きはしない。何日に行くからと勝手に決めて話を進める。

 そんなことまで付き合ってられないため、当日に断ったら、嘘みたいな話だが、それでその日延々嫌がらせが始まった。どうでもいいことをいちいちあげつらってくる。本当にねちねち。仕事が終わってからも延々説教なんてことになった。
 基本的にうんうん、なんて話を聞かないから、そこまで追い込まれることはないが、それでももう無理と思ってしまった次第だ。

 これまで、そうやって何人も追い込まれていって何人も辞めていっている。話によると、みんなおとなしい性格で、黙って追い込まれて精神的に行き場がなくなるまで詰められていったようだ。

 こうなる前に、派遣先の会社には相談していて、こんなやつとはやってられない、という話はしていた。それで一応そいつに話はしてくれたようだが、だからといってどうなるわけでもなく、何も変わらないままの日々が続いていた。
 まあ、我慢できないこともないので働いてはいたが、さすがにカラオケまでは付き合いきれないし、そんなやつと仕事が終わってまで一緒にいなきゃいけないなんてことになったらとてもじゃないがそんなところで仕事はできない。。
 カラオケ行かないから嫌がらせなんてことをしてくるのだ。本当に異常だ。
 ということで派遣会社に言ってバックレた。
 
 やっぱり、そいつのパワハラ嫌がらせは会社中に響き渡ってて、派遣会社が話をしにいったらその会社は謝ってきたということだ。で、別の部署で仕事をしてくれとか言ってきたようだが、派遣会社のほうで断りを入れていた。

 なんでそんなやつがえらそうにしているかと言えば、その仕事をできる人間がそいつしかいないからだ。他にできる人間をつくろうにも、そいつと仕事を一緒にしたいと思う人間がいるわけもなく、誰もその仕事をしない。
 別の部署で仕事をしている人の中に声をかかった人がいたが、その人は一緒にやるなきゃいけないなら辞めるといって断っていた。
 そりゃそうだ。そんなやつと一緒に仕事なんてしたいわけがない。



 パワハラで嫌がらせな教え方でとても仕事が覚えられるような環境じゃなかったけれども、なんとかある程度まで仕事ができるようになっていた。もう少しというところだったというのに。

 会社はいい会社で、仕事も面白そうで、そいつじゃなければ続けたかったんだが、さすがに我慢の限界に達してしまった。

 書き方が下品になってしまったが、本当にあんなやつ、というしかないやつだった。



 
 
 

2016-12-11

住民税の恐怖 分割はできない

 低所得者にとって、住民税は本当に恐怖なものになっている。今の行政は、低所得で生活に困っているからと言って、遠慮なんてないわけで、払えなくて放置なんかしていたら、当たり前に差し押さえをしてくる。一度差し押さえ食らって、給料を勝手に持っていかれたことがある。

 ぎりぎりの生活をしているものにとっては、一万円というお金は相当に価値がある。お金に余裕のある人にとって一万円という額は大したことはなくて、貯金がちょっと増えるくらいなものだが、お金に余裕のないものにとっては、一万円あればその額がそのまま生活費に回ることになる。それを貯金に回すなんて余裕はあるわけがない。我慢していた必要なものがが買えるようになるだけだ。
 靴がボロボロでもお金がないから買えなかったものが買えるようになる。破れた靴下を新調することができる。散髪に行ける。肉が食べられる。休憩時間中にジュースが買える、などなど。

 最初からお金がなければあきらめもつくが、一度手に入れたお金を、ただでさえ足りないのにそこから工面して用意するなんてとんでもなく大変なことだ。
 一年遅れで請求される住民税というのは、そんな大変なことをしなければいけないわけで、まともに払えない人が大勢出ている。実感として住民税の大変さを知っていれば当たり前のことだ。


 そのため、滞納する人も大勢出ている。督促状やら差し押さえ予告書が送られてきた人をたくさん知っているが、そういう人たちはお金を払う余裕なんてあるわけもなく、払えなくてうろたえるしかなく、役所に連絡を取る勇気もない。で、どうなるかといえば、無慈悲、冷血な差し押さえということになっていく。
 
 完全に今の税制はおかしいわけで、こんな税金の在り方はありえないと思うのだが、そのことはひとまず置いといて、ここまで非正規労働者が増えていて、毎年の収入が見えない状況で、翌年に税金を払え、なんてやられたら、おかしくなるのは当たり前のことだ。

 さらに、税金というのは四分割になっていて、それなりに一度にまとまった額を払わなければいけないのだ。例えば、8万円の税金だったら、4分割で一回二万円ということになる。

 一万円でも低所得者にとっては大きな額であるのに、一度に二万なんてお金はとんでもない額になる。だから、ついつい払わずに放置してしまい、それがたまって絶対払えない額になってしまう。遅延金だって当たり前についてくる。それで、もうどうしようもないところまで追い込まれていく。

 去年病気をして、税金を滞納してしまって、差し押さえ予告が来たので、市役所に相談に行った。それでとりあえず少しずつ払うということでなんとか差し押さえを免れた。
 役所といっても、意外に融通が利くもんだとちょっと思った。

 しかし、その時、これから税金の支払いは12分割にしてくれないか、と頼んだら、無理だと言われた。理由は、法律で税金の支払いは年四回と決まっているからということだった。

 少しの額を毎月払うというのであれば何とか払うことができるが、年4回なんてことになったら一回の支払額は大きくなり、払えるものも払えなくなる。さらに支払いが翌年なんてことになったら、余計に払えない。

 机上の空論では、払う額は同じなのだから、翌年だろうが、年4回だろうが払えるだろう、なんてことを思うのだろうが、実際にはそのことでまともに税金が払えなくなっているのだ。

 貯金のある者にとっては、もしくはボーナスでまとまったお金をもらえるような人たちにとっては大したことではないのかもしれないが、時給月給の低所得者にとってはそれはとんでもなく大きな問題なのだ。

 たぶん、税制改革なんてことを考える人たちにとっては、そんなことは些末な問題で、どうでもいいような話なのだろうが、現実にはそんな些末な問題が大きく生活を揺るがせる事態になってしまう。
 特に学者や評論家という机上の空論な人たちにとってはそんなことはわかるはずがない。

 そういえば、今の住民税な税制をつくったのは、学者や評論家が政権に大きく入り込んでいた時だったような気がする。
 現実は机上の空論だけではおかしくなるということがわかっていないのだ。

 今の住民税は、なるべく払えない状況にしておいて、それで払えなくなったものを差し押さえとかで苛め抜いているようなものだ。
 



 

2016-12-04

がんばれ! 京アニ 映画『聲の形 』

 アニメ映画が大ヒットしている。何より日本中で話題になっているのが、『君の名は。』だ。この作品は、新海誠監督の渾身の一作として多くの人から指示を受け、歴代何位とか言われるほどの大ヒットしている。
 新海誠という監督はこれまでも、『秒速5センチメートル』、『言の葉の庭』なんて話題作をつくっていて、一部では非常に高い評価を受けていた監督だ。ほとんど個人の力でアニメーションを制作していって、徐々に世間から認められて、いよいよ大作を世に出したのがこの『君の名は。』という作品だ。
 この作品のクオリティを非常に高くアップさせたのは、なんといってもジブリ出身のスタッフたちで、技術はとんでもなく高いけれども、ジブリの映画制作中止で行き場を失った技術者たちがこの作品にたずさわったことで、作品のグレードをとことんまで上げていった。
 
 
 『君の名は。』のメガヒットでそこまで目立たないではいるが、もう一つ大ヒットしたアニメ映画があって、それが京都アニメーション制作の『聲の形 』だ。上映館数は少ないにもかかわらず、興行収入20億を超えるヒットになった。これは同じく京アニ制作の映画『映画けいおん!』の19億を超えている。

 アニメ業界にとって、この『聲の形 』のヒットのほうが、『君の名は。』のメガヒットよりも大きな意味を持っているんじゃないかと思っている。

『聲の形 』だが、大今良時の漫画が原作で、いじめ、聴覚障害などの社会性要素の強い物語になっていて、大きな反響をよんだ。マンガ大賞やこのマンガがすごいなどで入賞したりもしている作品だ。
 その作品を京アニが映画化することになった。
 監督を務めたのは京アニの山田尚子という人で、『映画けいおん!』、『たまこラブストーリー』の監督も務めた人だ。どちらも極めてよくできていて、見ていて思わず引き込まれいく。間違いなくすごい実力を持った人だ。 


 この人の監督でつくられた『映画けいおん!』も京アニ制作で大ヒットしたけれども、『映画けいおん!』と『聲の形 』ではその意味合いが全然違う。
 
『映画けいおん!』は基本的にテレビアニメの映画版であり、テレビ局が大きくかかわっていて、利益の多くをテレビ局が持って行った。
 だが、『聲の形 』は京アニ主導で映画がつくられていて、映画の利益は京アニに大きく入ってくることになるのだ。
 

 今、テレビで京アニ制作の『響け!ユーフォニアム』の二期が放映されていて、深夜アニメの中ではダントツの人気を誇っている。
 このアニメがどれくらい京アニに利益をもたらしてくれるかといえば、非常に微妙だ。作品の質に比例して利益が得られるかどうかはふたを開けてみなければわからない。利益のほとんどが放映から得られるわけではなく、円盤の売り上げからのため、いくらいい作品であっても、円盤が売れなければ利益は得られないということになる。
 そもそも、テレビで放送して一度見ている作品をわざわざ円盤を買ってまでみる人がどれくらいいるかということになる。
 いい作品で永久保存だけれども、テレビの録画で十分だと思われたら、利益は得られないということになってしまうのだ。

 深夜アニメなんてものは、基本的にすべてこの円盤による利益を狙ってつくられているわけで、非常に危ういビジネスモデルの中で制作しているのが現実だ。
 しかも、もし円盤が当たったとしても、それで利益を得られるのは、製作委員会という出資者の集まりで、出資していなければ、実際にアニメをつくっている制作会社にはほとんど還元されないなんてことが当たり前になっている。

 京都アニメーションについては、自ら製作委員会に名を連ねて、円盤が売れれば利益が戻ってくるようにはしているけれども、それでも、このビジネスモデルでのアニメ制作は非常に危ないものになる。京アニのつくるアニメはどれもそれなりに円盤が売れてはいるが、かつてほどは売れてはいないのだ。


 そんな危うい商売をするのであれば、よほど映画という視聴者から直接入場料を得られるところで勝負したほうがよほど収入を見込める。いいものをつくれば、見る人が増え、見る人が増えればそのままそれが収入になっていくのだ。

 ジブリが映画をつくらなくなって、制作会社が主導をとって映画をつくることはほとんどなくなった。主導をとるのはテレビ局や商売関係者ばかりで、実際に現場を仕切る人たちがアニメ映画をつくらなくなっていった。
 でも、よく考えれば、ディズニーやピクサーなんて、制作会社主導の映画であって、それが世界中を席巻している。
 やっぱり制作会社が主導でつくらなければ、すごいものなんてそうそうつくれるわけがない。

 
 何が言いたいかといえば、もしかしたら、『聲の形 』の成功は、アニメ業界を変えるかもしれないということだ。

 今、大ヒットしている『君の名は。』や大傑作と噂されている『この世界の片隅に』なんてアニメがつくられているが、この二つの作品は個人の力量に負うところが大きい。具体的には新海誠であり、片渕須直だ。
 偉大な個人によってできたものというものはあくまで例外として扱われることになり、システムにはなりえない。
 
 しかし、京アニの成功はアニメ制作会社としての成功となり、それはアニメ制作会社の新しいビジネスモデルになるかもしれないということだ。
 
 今は下請けとして甘んじていて、いくら頑張っていいものをつくって、実際大ヒットしたところで利益は別のこところがもっていってしまい、制作会社には還元されることはなく、実際に働くスタッフはいくらいい作品をつくっても劣悪の待遇がいつまでも続くなんてことがもしかしたらかわってくるかもしれない。
 制作会社主導でアニメをつくることが当たり前になったならば、変わる可能性は十分あるような気がするのだ。

 ジブリという会社がだめになってしまったのは、ジブリが宮崎駿の個人商店だったからで、ジブリ自体がアニメをつくれるような会社ではなかったからだ。もしくは、プロデューサーが無能で、宮崎がいなくても、会社としてアニメをつくれる体制をつくれなかったからだ。
 京アニという会社は明らかにジブリと違って、個人に依存するというよりも、会社全体の力でいいものをつくっていく会社ののため、ジブリよりもアニメ映画制作が軌道に乗っていけば、継続的にいい映画をつくり続けることができるようになるんじゃないかと思う。

 そして、制作会社が映画をつくることが当たり前になっていけば、アニメ業界だって変わっていくんじゃないかと思う。

 少なくとも、アニメ制作に携わるスタッフの収入が、人間並みにならなきゃ話にならない

2016-11-20

地元のスーパーが強いわけ その5

 肉、野菜、魚などの生鮮食品は卸売市場で仕入れることができる。競りなんてものがあって、小売業者が値段をつけ、高値をつけたところが購入する。基本的に市場では、その場で値付けが行われるため、価格の乱高下が激しくなる。豊作になったら価格は暴落し、不作だと高騰したりする。
 そのため、野菜や魚なんかは常に時価で売られるようになり、世間はサバやサンマが安いだとか、レタスやキャベツが高いとかいって騒いだりする。

 近所のスーパーが、生鮮食品を安く売ることができるのは、生鮮食品というものは、セリを通して市場に出回るため、規模の大きさが価格になることはないからだ。
 大きいから安く仕入れられるとか、小さいから高くなるとか、そういう規模によるメリットデメリットがないのだ。


 規模によるメリットデメリットが大きくなるのは、生産者からの直接仕入れが行われている行われている場合がほとんどだ。直接仕入れの場合、規模がそのまま小売りの仕入れ交渉のための武器になる。
 例えば、直接買い付けで、生産物を全部仕入れることを約束して、農家に生産を委託していることがあったりする。その場合、農家は確実に生産物を売ることができ安定した収入を得ることができるが、それが突然、取引をやめられたりしたら、追い込まれてしまうなんてことになる。
 そのため、値下げ要請なんかがあれば、そうそう断れなくなる。
 製造業なんかの世界を見てみればよく分かるが、売れなくなったらとにかく仕入れ先業者に値下げを要求し、どんどんどんどん安く買いたたかれていく。買いたたかれても、そこに売らないと売れないため、その値段で卸すしかなくなっていく。
 規模が大きければ大きいほど、取引を止められたら、そのことが破たんにつながってしまう可能性が高くなる。

 卸売市場というものがあれば、そういう危険性はかなり減ることになる。市場に生産物、収穫物が集められ、そこで買い付けを行う。そうなれば、大手だからどうとか、中小だからどうとかいう話は大いに軽減されることになる。誰もが同じ土壌で仕入れを行うことができるわけで、大手が規模を理由に大幅ディスカウントを強要するなんてことはできなくなってしまうのだ。

 だからこそ、巨大スーパーだろうと、中小スーパーだろうと、近所の八百屋だろうと、ほとんど値段が変わらないなんてことになっていく。大手のスーパーなんかより、近所のスーパーのほうが安く売られているなんてことがいくらでも起こる。
 そうなれば、毎日購入する生鮮食品を、わざわざ大手のスーパーに行って買うよりも、近所で買うほうが便利なんてことになっていくのは当然のことで、特に高齢者はそうなっていく。その結果、近所の小さなスーパーが規模に負けることなく運営できるのだ。


 ただ、市場があることで、中小スーパーも安く商品を仕入れることができることは間違いないが、それが生産者にとっていいことかといえば、決してそんなわけがなく、市場があることで時価で適正価格で売れるはずがそうはならず、あらゆるものがあり得ないくらい安くなってしまっている。生産者がとてもじゃないが生産できないくらいの価格になってしまっている。
 需要はあり、それなりの価格であっても売れるはずなのに、それなりの価格がつかなくなっているのだ。市場というものがきちんと機能していないのだ。
 きちんと整備されなければ、これからとんでもないことになっていく。もしかしたら、アメリカのように大手スーパーしか生き残れなくなり、大量の買い物難民が生み出されるなんてことになりかねない。
 そうなれば、アメリカで肥満の問題なんてことが起こっているが、日本でも、同じような問題が噴出するなんて事態になりかねない。



 ついでに直接仕入れについていうと、この間、ガイアの夜明けで魚の流通についての特集がなされていた。回転ずしのくら寿司が漁師から直接仕入れ魚を仕入れて、それをすしにしてしている話だ。
 放送を見る限り、今のところ、くら寿司、漁師ともウィンウィンの関係を気づいているように見える。破たん寸前の漁師たちのところにいって、全部買い取るなんてことをやれば、漁師たちには神様がやってきたみたいに見えることは間違いない。
 で、実際に仕入れて漁師たちは確実に収入を得ることができるようになった。
 福井ということだから、漁業には明らかに原発の影響が出ていて、放射能を恐れる消費者が余計に買わなくなった結果の漁業衰退が起こっていたんだろうと思う。実際に身体に影響があるかどうかは別にして、放射能の危険が少しでもある食べ物を誰も食べたいとは思わない。
 だから余計に安く仕入れることができるところにくら寿司は目を付けたんだろう。
 


 今のところくら寿司の場合は両社うまくやっているように見えるが、直接仕入れのこの形態が進んでいくと、確実に生産者支配が進んでいくようになる。ファーストフードチェーンなんかが同じような形態で仕入れをしていて、生産者たちは次第に身動きが取れなくなっていく、なんてことが起こっている。機械のために借金を背負って投資させられたり、使いたくもない薬剤を使わされたり、値下げ要求だって当たり前にされる。
 こうやっていびつな関係が築かれていく。

関連記事
地元のスーパーが強いわけ その1
http://d.hatena.ne.jp/humitake+hiseikikeizai/20161016/1476592452
地元のスーパーが強いわけ その2
http://d.hatena.ne.jp/humitake+hiseikikeizai/20161023/1477208017
地元のスーパーが強いわけ その3
http://d.hatena.ne.jp/humitake+hiseikikeizai/20161105/1478325734
地元のスーパーが強いわけ その4
http://d.hatena.ne.jp/humitake+hiseikikeizai/20161112/1478937946

2016-11-12

地元のスーパーが強いわけ その4

 近くに個人経営のとても小さなスーパーがある。本当に小さなお店で、コンビニと変わらない広さしかない。そこに生鮮食品を中心に商売している。

 そんなきれいなお店ではない。お菓子やら調味料やらも置いているが、陳列は非常に雑で、視覚だけだったらとても買いたいなんて思わないようなお店だ。牛乳なんて、当たり前に冷蔵ケースからはみ出しておいてある。アイスなんかもおいているが、区切りがきちんとしてなくて、ぐちゃぐちゃだったりする。
 個人のお店で大手のようにきちんとした管理ができていない。
  
 時々、聞いたことのないメーカーのドレッシングや調味料をくそやすい価格で売っていたりする。大丈夫かなと思いながらも安いのでつい買ってしまったりする。
 
 そんなお店だが、かなり繁盛していて、朝一からかなりの客がやってくる。 歩いて数分のところに、大きなスーパーがあるのだが、全然客が入っていなくて、近くの住人の多くは明らかに、そのスーパーを利用しているのだ。


 なぜ、そんなに客が来るかといえば、そこの店はとにかく魚が安いのだ。この間も、サンマ三匹で150円なんて値段で売っていたため、思わずまとめ買いしてしまった。
 同じ日に、ほかのスーパーでは倍の値段がついているなんてことが当たり前だったりするのだ。

 狭いお店だから、品ぞろえはそれほどいいわけではないが、売っている魚はとにかく安い。買ってはいないが、アジ4匹120円なんてありえない価格が普通についている。

 魚が食べたいと思ったら、とりあえずその店に行く。で、その日安い魚を買って帰る。そこは野菜もそれなりに安いので、一緒に野菜なんかも買う。肉なんかも買う。菓子なんかも、総菜なんかも買う。思い返したら、魚を買いに行って、魚だけ買ってけるなんてことはあまりない。


 でも、不思議に思うのだが、なんでこんな小さなお店がこんなに安く魚を売ることができるのかということだ。
 大手が個人経営のお店をブルドーザーで踏みつぶしていったアメリカではちょっとあり得ないことだ。

 
 なぜ日本ではこういうことが可能なのかというと、個人のお店であっても、普通に適正価格で生鮮食品を仕入れられるからだ。


 スケールメリットとかいう言葉が出てきて、多くの小売業種で大手の寡占化が進行していった。わかりやすいのは家電量販店で、もはや町の電気屋さんなんて、特殊なケースを除いてほとんど壊滅してしまっている。大手が大量に購入することでディスカウント価格で仕入れるようになり、小さなお店がいくら頑張ったって、価格面で太刀打ちできなくなってしまったのだ。

 しかし、生鮮食品の場合は、そんなスケールメリットなんてものが通用しない流通システム発達していて、大手だからといって力で安売りを迫るなんてことができないようになっているのだ。


 日本には市場というものがあるからだ。今、築地市場が問題になっているが、市場があることで、なんだかんだ批判されながらも、規模や売り上げだけでは力を持てない仕組みが出来上がっているということだ。


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