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2012-01-11

全共闘 猪瀬直樹の人物像

 作家で、東京副知事の猪瀬直樹氏は、信州大学で全共闘議長を務めた人物だ。彼は信州大学を「卒業」し、明治大学の大学院に進んだ経歴を持つ。
 その猪瀬直樹氏について、『疵』や『不当逮捕』などの傑作を書いたノンフィクション作家の本田靖春氏が人物像を記述している。
 以下、引用。

 猪瀬氏は勉強家だし、仕事熱心だし、世渡りも上手だと思うのだが、なぜか、人に好かれない。それは、単に、威張りすぎるから、といったような表面的理由だけによるものではなさそうである。
 そんなことはどうでもよい。私には、彼に関して、ひとつだけ気になることがあった。
 彼も大宅壮一賞を受賞して、朝日新聞の「ひと」欄に登場したときのこと、彼はぶりぶり怒りまくって、私に電話をかけてきた。記事中の彼の経歴に「国労書記」とあったことが、いたく彼を刺激したらしい。
「困るんだよ、こんなこと書かれちゃ。迷惑なんだよ。なんで朝日はこういうこと書くんだろうな。書く必要ないじゃないの、いまさら。ほんとうに迷惑だよ」
 実は、そのときまで彼にそうした過去があるのを、私も知らなかったのだが、国労書記だったことが、隠すべきことであるのか。
〈なお、この記述については、猪瀬氏より「『国労書記』であったという朝日新聞の記述自体が誤りである」という指摘が編集部宛てにありました〉

「元反動学生」だった私は、滔々たる保守化の勢いの中で、いまや「左」と見なされているらしい。私が変節したわけではない。世間の座標軸が、大きく「右」へと移ってしまい、私はかつていた場所に取り残されただけの話なのである。
 かつての左翼は、ほとんど、というか、みなマスコミから消えてしまった。それを「元反動学生」は寂しく思う。その一方で、力不足ながら彼らの代役を務めていることに、ささやかな誇りも持っているのである。
 猪瀬氏は、「国民雑誌」といわれる文藝春秋の『週刊文春』に喰らいついて、有名人への階段を上がっていった。
 で、晴れて「文春御用達」になるには、国労書記という過去の事実は、できることなら、消したかったのであろう。
 お気づきだろうが、私は長いあいだ文春系統の雑誌には原稿を書いていない。そのことも私は誇りに思っている。
(『我、拗ね者として 生涯を閉ず』本田靖春)

 
 どう解釈するかはご自由に

 本田靖春氏は、全共闘についてはこう書いている。
 「たとえば全共闘世代だが、大学在学中はあれだけ大騒ぎしたのに、社会に出たら赤旗も棍棒も手放して、この汚濁の世をすいすい泳ぎ始めた。また、彼らは、泳ぎが上手なのである」

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