ブログトップ 記事一覧 ログイン 無料ブログ開設

非正規労働者が能書きをたれてやる このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2014-06-01

バイト主力の企業が増えるということの意味 その二

 すき家が一時大量閉店をし、さらに今でも営業再開できない店舗があったりする。
 そんなことになった原因は、効率と低コストを実現するため、最低の人員で店を運営していたことに加え、さらに最低の人員しかいないにも関わらず、手間のかかるメニューを追加したため、アルバイトの大量離脱がおきて、営業できなくなってしまったのだ。

 低価格を武器にしたチェーン店を展開するためには、店舗物件や設備、輸送体制にノウハウなんかがあるというだけでは十分ではない。何より重要なことは、そんなことよりも、むしろ最低の待遇で働く労働者だったりする。 
 最低の待遇で働く労働者を確保できなければ、いくら完璧な成功モデルを持っている企業だって、店自体を開くことができないのだ。

 アマゾンという企業があって、この企業が日本にいくつも物流センターを開設しているが、ほとんど全てが大都市圏か、大都市圏のすぐ近くだったりする。地価を考えれば、もっと田舎に作ったほうが安上がりというものだが、それをしないのは、何より最低の待遇で働く労働者を確保するためには、田舎ではとても無理だからだ。そのことをよく知っているからこそ、わざわざ地価の高いところに広大な土地を確保して物流センターをつくっているのだ。
 
 景気が上がって、多くの業界で人手不足が起こっていて、その影響で多くのチェーン店で人手不足が起きている。どこもかしこも、アルバイト確保に苦労している。
 アルバイトだって人間なわけで、他にちゃんとした待遇で雇ってくれるところがあれば、何もわざわざ頑張っても報われないし、何も身につかないチェーン店なんかでアルバイトなんてしたいわけがない。仕事があれば、当然そっちにいく。

 すき家なんてところのアルバイトに対する待遇は、群を抜いてひどかったわけで、世の中が人手不足で他に仕事が見つかる状況になれば、なにか起きれば一瞬で人がいなくなるなんてことは当たり前のことだ。で、実際、多くのアルバイトがやめていって、店が運営できなくなってしまったのだ。

 ここのところバイト主力の企業たちがやってきたことといえば、低賃金のアルバイトを主力な労働者として雇用するというだけではなく、アルバイトにとことんまで仕事をさせ、さらには、正社員とかわらないくらいの責任を負わせることだ。権利もなければ、保証もない。それで給料が安い。それでこき使うことができて、さらに、責任まで負わせることができるのだから、これほどありがたい労働者はいない。
  
 以前、コンビニのレジ違算について書いた記事に、今でもコンスタントにアクセスがある(・コンビニで、売上金額があわなかったら、バイトに弁償させるって噂があるが)。多くのコンビニで、レジの金額が合わない場合、アルバイトたちに弁済させることが一般的に行われている。アクセスの様子を見ていると、実際にコンビニで働いているアルバイトが、弁済を迫られ、おかしいと感じて検索してやってきている。

 そんな不条理なことが普通に行われているような世界だから、常に人手不足におちいるわけで、チェーン店はどこもかしこも、人を確保するのに躍起になる。特に今のように世の中に仕事が増えている状況ではよけいだ。

 とすれば、逆のことだって言える。チェーン店がもっとも人が集めやすい時期というのはいつか、ということだ。
 簡単な話だ。それは世の中が不景気になって、世の中に仕事がない状況、ということだ。

投稿したコメントは管理者が承認するまで公開されません。

スパム対策のためのダミーです。もし見えても何も入力しないでください
ゲスト


画像認証