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2017-10-08

なんて、健気な真白リョウ 衆院選

ずっと追いかけている新人候補がいる。真白リョウという人だ。
新潟で行われたトークイベントで、山本太郎と森ゆうこと一緒に参加していた。真白の妹は宇都宮愛という女優さんで、虫の格好をしてこのイベントの司会をしていた。


音楽なんてほとんど聴かないからよく知らないのだが、真白はミュージシャンで、EXILEなんかに曲を提供していて、それが大ヒットしたりもしているらしい。また、携帯小説なんかも書いている人だ。かなり多能で優秀なアーティストだ。

そんな華やかな仕事をしていて、政治なんかには興味がなかったが、山本太郎や多くの日本人と同じように、東日本大震災で価値観が変わった。
「メディアはなぜ本当のことを言わないんだろうか。日本の政府は国民のことを守ってくれると信じていたが実はそうではない、と思った」。
それから、しばらく仕事もせずに、真白は原発事故のことを調べたりしていた。
時には、調べてつぶやいたツイッターがデマじゃないかなんてことになって大炎上という事態を起こしたりもしている。


イベントでは、原発事故当時における山本太郎の戦い、また、当時与党議員だった森ゆうこの戦いが熱く語られることになる。

圧倒的な二人の話に、真白はさほど目立った発言をすることなく、むしろ聞き役に回っていた。
このイベントの動画を見ていると、真白に自己顕示欲がそれほどあるようには見えないし、何が何でもといった自己主張の強さがあるようにも見えない。むしろ人の言うことをまっすぐ受け取る素直さを感じたりした。


このトークイベントが真白リョウを政治の世界へと引き込むことになる。森ゆうこサイドから、小沢一郎が主催する小沢塾に入塾するように言われ、そこで二年間政治のことを学ぶことになったのだ。
ついでに言えば、このイベントの司会をしていた妹の宇都宮愛も、今、小沢塾で政治を学んでいる。


塾を卒業してから真白は、選挙で投票を呼びかけるキャンペーンをやったり、政治の勉強会を開くなどして、エンターテイメントの世界での経験を生かした政治活動を行っていた。積極的に政治に参加はしていたが、自分が政治家になるなんてことはさすがに思ってもいなかった。

しかし、転機が訪れる。
小沢一郎から政界進出の誘いを受けたのだ。出たい人より出したい人、なんてことを小沢一郎は言っているが、まさにその、出たい人より出したい人に真白は選ばれたのだ。
何が何でも政治家になりたいなんてギラついたところは真白にはなく、政治家になるようなタイプではない。そのことを本人もわかっているからか、1度目は真白はその誘いを断っている。

だが、二回目の誘いを受けた時、小沢から「君が(政治の)啓蒙活動をやっていることは知っているし、良いことだけれども、君が選挙に立つことが一番の啓蒙活動じゃないのか」と言われ、「素直な私はそれもそうだなと思って」自由党から立候補をすることを決める。

選挙区は大阪12区。自民の現職がいて、さらに大阪では強い維新の候補者もいる。さらには元職でかつては民主その後離党して無所属の樽床伸二もいる選挙区だ。はっきり言ってかなりの激戦区だ。

そんな選挙区で真白が政治活動を始めたのが昨年の12月。ほとんど休みなく毎日毎日辻立ち説法の街宣を続けることになる。


真白は政治家を目指すような強い感じのする女性ではなく、むしろ素直で純粋な人で、40歳を過ぎている女性に対して失礼だが、少女漫画に出てくるような可愛い感じのする人だ。

すごいのは、政治家を目指しているというのに、ツイッターやブログには普通に絵文字でてくるのだ。
さらに、自分のことを真白戦隊オレンジャーなんて言ったりもする。

真白は対立候補のことを敵だと思っていない。樽床伸二のことを「タルトコ先輩」と言って、慕っているふうなことをツイッターでつぶやく。「タルトコ先輩」がこうしていたとか、ああしていたとか、ライバル候補のことを紹介したりするのだ。ライバル候補で、少しでも名前を出したら不利になるというのに、そんなことを気にする様子もなく、賞賛したりする。
本当に子供のような屈託なさを持っているというしかない。


見ていて大丈夫かな、果たして過酷な街宣活動なんてやっていけるのだろうか、なんてことを思いながらみていたのだが、選挙までの約10カ月、くじけることなく、やり遂げた。心から応援したくなる健気さを見せる活動だった。



衆議院が解散され。これまでやってきたことが試される選挙が始まることになったのだが、意味のわからないおかしな政治のうねりに翻弄されることになる。
尊敬する小沢の薫陶を受け、自由党の候補者として待ち望んだ選挙が始まると同時に、民進党のゴタゴタの巻き添えをくって、自由党から立候補できなくなってしまったのだ。

それまで小沢が動いていた野党共闘が潰されて、民進党が解体され、希望の党に吸収されることになった。その流れで、小沢は自身も含めて自由党から公認を出さないことを決定する。
自由党から出馬することになっていた候補者はそれぞれの判断で選択することを迫られた。
小沢と玉城デニーの現職二人は無所属。新人候補者は個別判断で、希望の党に行くもの、立憲民主党に行くもの、無所属で出馬するものに別れてしまった。
本来1つの党であるはずが民進党と同じで股裂になってしまったのだ。

そんな状況下で、真白が選んだのは予想外にも希望の党の公認を得ることだった。
無所属か立憲民主から出るだろうと思っていたのだが、そうではなく、希望の党から出馬という思い切った決断をしたのだ。
希望の党は維新との協調で大阪からは候補者は出さないことになっている。それをわかっていて、真白は希望の党の公認を申請したのだ。希望の党からの出馬イコールこれまで活動してきた大阪12区を離れることを意味しているのだ。

さっきだが、真白リョウのツイッターで割り当てられた選挙区の報告があった。当選はほぼ絶望的な選挙区だ。

神奈川11区ー小泉進次郎のいる選挙区だ。


出たくもなかった選挙に小沢の説得で出ることになり、政治状況の混乱の中、翻弄されることになっていった。無情というのはこのことだ、と残念感いっぱいで思ってしまった。
あれだけ頑張った結果がこれとは、何ともいいようがない。

ただ、妹の宇都宮愛のブログを読むと、真白リョウはそれでも明るくポジティブにやっているという。

希望に移ることを決断したのは誰かに言われたわけではなく、本人の意思で行っている。その思い切りの良さはすごいというしかない。どういう理屈かわからないが、希望に行くことこそが日本の悪政を終わらせる最善の道だという結論に至ったというのだ。
しかし、それでも、これまで頑張った選挙区を離れて、捨て身になることがわかっていて希望に行くなんて決断はそう簡単にできるものではない。。
素直で可愛い、どこか頼りなさげに見える真白リョウが本当はとてつもなく強い人かもしれないなんて思ってしまった。

もうすぐ選挙が始まる。頑張って欲しいと思う。

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