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さよならテリー・ザ・キッド

2006/11/29

[]達人とファンタジー

先日の柳龍拳問題ですが。

僕はじつはかなりショックだったというか、「やっぱりこんな結果になったよwww」と試合が終わった後にしたり顔で言う連中に対し逆ギレして泣きながら殴りかかりたい。なんでそんなロマンないこと言うの。

そんなところに甲野“ナンバ歩き”善紀先生ドキュメント映画になるというのを知った。

http://www.uplink.co.jp/kouno/

予告映像、めちゃめちゃ面白そう。

http://www.uplink.co.jp/kouno/trailer.php

映像1分目ぐらいの膝歩きでグルグル回る絵はかわいい。無駄にポップな音楽と合いすぎてて夢に出そうだ。

まあ実戦で通用するかって言われたら別かもしれないけど。柳龍拳のイリュージョンを半笑いで見る人間を「なんだこりゃ」と言わせる説得力がある映像だと思う。そして僕は世の中にまだファンタジーが残っていたことが分かってホっとしたのです。あと植松直哉さんを映画館で見れるって趣があるよね。

ていうか甲野先生って本やDVDをたくさん出してますけど

映像見る限りでは教わった人全員が「??」ってなってるのは本の売り上げ的に大丈夫なんでしょうか。

ファンタジー溢れる古武道の話が好きならこの本もおすすめ

板垣恵介の激闘達人烈伝 (徳間文庫)

板垣恵介の激闘達人烈伝 (徳間文庫)

ケンカで50人に勝つ方法だとか、喉頭ガンを熱した針金で焼ききった人の話とか、いい意味でハッタリが効きまくってて最高。読み終えた頃には「日本には本物の達人がいるんだ!柳龍拳がまがい物だっただけだ!」と無責任に言い切れること受けあいである。

2006/11/28

[][]佐山聡さん

http://d.hatena.ne.jp/kowagari/20061127/1164616685

↑ここに載ってる映像とかエピソードとか、あとWikipediaの佐山さんの項にも「選挙演説で『暴走族は撃ち殺せ!』と発言」「戦前日本軍を悪く言われると、烈火のごとく怒る」等の数々の逸話が載ってますように、佐山さんのキレやすさ(と普段の腰の低さ)は有名なんですが、それを踏まえて、佐山さんはこういう本を出してることも知っておくといいと思います。

ブレイヴ・オン・ハート 真の勇者とは―キレたら負ける

ブレイヴ・オン・ハート 真の勇者とは―キレたら負ける

「キレたら負ける」!

2006/10/07

[][][]『肉處 しま田』第2回 ゲスト・美濃輪育久

携帯サイト『スカパー!バトルLIFE!!』に登録すると読める、ゆでたまご嶋田先生によるインタビュー連載が美濃輪育久編に。現時点で全6回の3回目まで終了。ちなみに第一回目のゲストは甲本ヒロトでした。(関連ログ→

肉オタとして知られる美濃輪さんだけに、さすがに見所多過ぎ。

一部抜粋。

―――今回はですね、「心に愛がなければスーパーヒーローじゃない!」ということで“いろんな愛”をテーマにおふたりに話していただきたいんですけど。

ゆで:僕らが中学生ぐらいのときにバレンタインデーという習慣が始まりましたね。それまではなかった。だけどね、誰もくれないからウチの相棒(作画担当中井先生)とふたりでチョコレートを買ってお互いでプレゼントし合いました。

―――やはり手口がキン肉スグルっぽいですね(笑)

―――初恋はいつだったんですか?

ゆで:僕は小学校1年生のとき。その子にはスカートめくりばっかりしてましたね。

(中略)

美濃輪:スカートめくり・・・僕はやりたくてもできなかったですね。

ゆで:えっ、なんでですか!?

―――先生、そんなに驚かなくても(笑)。

美濃輪:やりたいなとは思ってるんですが・・・それはまだ全然できないですね・・・。

―――いやいや、美濃輪選手!大人になった以上、もうやっちゃダメです(笑)。

こんな感じで、良い意味でも悪い意味でも子供な対談は続く。



―――おふたりはプライベートでよくお会いになっているそうですが、やはり真面目に格闘技談義をされているんですか?

美濃輪:食事してみんなで飲みながら・・・

ゆで:結局、『キン肉マン』の話とか(笑)。

―――毎回同じことをお話されてるんですか?

ゆで:どういう練習方法をやっているのかとか・・・やっぱり作品に取り入れたいんですよね。あのぅ、とにかくふたりとも大人の会話が全く出来ないんですよ(笑)。

―――大体想像つきます(笑)。メールもやられてますよね?

ゆで:昔、海外から来ましたね!ローマ字で(笑)。「誰からや、これ!」って。

―――名を名乗ってないんですか?そのメールがなんで美濃輪さんからだってわかったんですか?

ゆで:しっかり読んでみても、やっぱり名前が書いてないんですよ。だけど文中に「kaijba no kusojikara de・・・」とか書いてあって(笑)。

(中略)

ゆで:一番嬉しかったのは、美濃輪選手がイギリス行ったときにホントのタワーブリッジでロビンマスクのタワーブリッジをやったこと!しかも橋下を流れてるのがテムズ川なんだけど、「ビッグ・ザ・武道がいるんじゃねえか?」と思ったんですよね?(笑)

美濃輪:ええ。橋から覗きましたね。水がちょっと濁ってました。

―――濁っててよく見えなかった(笑)。

ゆで:実は僕はイギリス行ったことないんですよ(笑)。作者が現地に行きもしないでいい加減なこと描いてたものに、ちゃんと思いを馳せてそこまでやってくれたことはホントに嬉しかったですよ!

「いるんじゃねえか?」じゃないよ!もう武道は死んだよ!(そういう問題じゃない)

そしてイギリスに行ったことがないことが発覚し、さらには自分の漫画を「いい加減」と認めるゆで先生。



―――『キン肉マン』の作品でも友情っていうのは重要なテーマのひとつですけど。その辺は先生の中で意識して作られてるわけですか?

ゆで原体験ですね、ホント。僕は結構アホ学校だったんでね、「マンガ家になんかなれるわけないやろ?」って言われてて。でもアホ学校の同級生だったヤンキーみたいなヤツらは「いや、オマエはなれるよ絶対!」って言ってくれてて。あの言葉に励まされたとこありますからね。

これは良い話。このヤンキーと、ゆで先生の(それと超人を応募した人と、あとやさしい読者の)友情パワーでキン肉マンは成り立ってるわけですね。


ゆで:あのね、共通点っていうとね、僕ら喘息なんですよ。

美濃輪:あ、そうですね。

(中略)

美濃輪:これ持ってないとダメですから(と“器官拡張剤”を取り出す)

ゆで:僕もですよ(と、先生も“マイ・器官拡張剤”を取り出す)

―――あ、そうだったんですか。

ゆで:これも友情パワーです(笑)。(と、なぜかふたりでポーズを決める)

―――疎外感を感じるなあ(笑)。

かつて全米を震撼させたザ・マシンガンズばりのコンビネーション。たぶんポーズの擬音は「サッ」ですね。


ゆで:あんまり親に自分の仕事のこととかは言わないですよね。

美濃輪:そうですね。

ゆで:僕の仕事なんか、お母さんいまだに知らないですよ。

美濃輪:えっ、嘘でしょ?(笑)

―――漫画を描いてることを知らないんですか?

ゆで:さすがに漫画書いてるのは知ってますけど(笑)。だっていま『週刊プレイボーイ』で連載してるじゃないですか。だから当然贈呈本で『週刊プレイボーイ』を編集部が送ってきてくれるわけですよ。だけどウチのオカン、ときどき掃除に来るんですけど全部捨ててますからね。「ウチの息子は45歳にもなって、こんなスケベな本を読んで・・・」って(笑)。

―――お母さんは定期的に掃除しに来られるんですか?

ゆで:うん。1ヶ月に1回ね。

―――それは掃除をするためだけに大阪から・・・?

ゆで:はい。僕、部屋を片付けられないんですよ。美濃輪選手は片付けられます?

美濃輪:部屋は汚いですね。僕も全然片付けは・・・それで喘息が出るんですけど(笑)。

―――ちょっとちょっと、おふたりともしっかりしてくださいよ(笑)。

なんだこの大人たちは。でもゆで先生は親に家を買ってあげたりもしたそうです。


個人的に一番笑ったのがここ。

―――これはもう何回も質問されてることだと思うんですけど、『キン肉マン』と初めて触れた瞬間というか、好きになったきっかけっていうのは?

美濃輪:小学校2年生とかですね。床屋さんに『少年ジャンプ』が並んでてですね、待ってる間『キン肉マン』だけ読んでました。で、文字は読めないんで、絵だけで追ってて・・・。

―――それは漢字を飛ばしてた?

美濃輪:いや、文字自体が読めなかったんで。

ゆで:え、小学校2年生でしょ・・・?

美濃輪:いや、それでもなんか・・・。

―――先生は常に子供に分かるように描かれてるんですよね?(笑)

美濃輪:なんていうか、細かい文字がダメで。

―――雰囲気だけで楽しんでた(笑)。

美濃輪:漢字にも一応フリガナが全部振ってあるんですけどね。でもちょっと分からなくて・・・。

―――文字を読むのがしゃらくさいんですか?

美濃輪:というか、絵だけで分かるんですよね、だいたい。

―――ああ、話の展開が。

美濃輪:僕の中でストーリーがすぐ分かってたんで。あとで大人になって読み返してみても、やっぱり同じ内容でしたから。

ゆで:くっそ〜、僕が必死でセリフ考えてるのにね(笑)。

―――美濃輪選手、原作担当の方が怒っております(笑)。

美濃輪:いえ、あの・・・(汗)。

ゆで:ま、そうか・・・伝わってたんならええか。要らなかった、俺(笑)。

まさかの「要らなかった、俺」宣言。

前回のヒロトとの対談とか、他のインタビューでも「カッコつけずにとにかく子供でも分かりやすいのを!」ってのはずっと言ってて、そこは普通にゆで先生良いなーって思ってたのにそれすら否定するかのような美濃輪さん。なんだ、かっこいい超人がワーワーやってればそれでいいのか?

今月の『kamipro』で、美濃輪さんは

「美濃輪は最高だけど(マスコミとかの)見せ方がキツい」

「『今日の調子はどうですか?』って聞かれて『ヘヴンでした!』っていうのはいいけど、記者のほうから『今日はヘヴンでしたか?』って聞いたら『ヘヴンでした』って言わざるを得ないからマニュアルどおりになってて困る」

とか書かれてて、まさにその通りだと思ったんだけど、ちゃんと天然ぶりを引き出せばまだまだ美濃輪さんはおもしろいよ!

あと天然を引き出すには天然をぶつければいいのだなあと思いました。