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2011-01-07 東京都青少年健全育成条例施行規則に付いての雑文1.5

[]東京都青少年健全育成条例施行規則に付いての雑文1.5(条例罰則編)

本来は東京都青少年健全育成条例施行規則の読み下しの続きをするつもりだったんだけど、

今回の条例で「不健全図書を売ったら罰せられる」とか「不健全図書売ったら警察本屋逮捕される」との言を見かけたので

本当にそうなのか今回の改正東京都青少年健全育成条例の罰則について読み下していきたいと思います

今回も書いておきますが

こちらに条例全文があります。( http://www.seisyounen-chian.metro.tokyo.jp/seisyounen/pdf/kaiseijourei.pdf )

引用したものが以下のとおり第24条の3から第30条まで。


(罰則)

第24条の3 第18条の6の規定に違反した者は、2年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処する。

第24条の4 次の各号の一に該当する者は、50万円以下の罰金に処する。

一 第15条の2第1項の規定に違反する行為をすることを業として行つた者

二 第15条の2第2項の規定に違反した者

第25条 第18条第1項各号、同条第2項第1号から第3号まで若しくは第5号から第9号まで又は同条第3項の規定による警告(同条第2項第4号に係る場合を除く。)に従わず、なお、第9条第1項、第2項若しくは第3項、第10条第1項、第11条、第13条第1項(特定がん具類に関して適用される場合に限る。)、第13条の4第1項若しくは第2項、第13条の5、第15条第1項若しくは第2項又は第15条の3の規定に違反した者は、30万円以下の罰金に処する。

第26条 次の各号の一に該当する者は、30万円以下の罰金に処する。

一 第13条第1項の規定に違反して、青少年に指定がん具類(特定がん具類を除く。)を販売し、又は頒布した者

二 第13条の2第1項の規定に違反した者

三 第14条の規定による知事の措置命令に従わなかつた者

四 第15条の2第1項の規定に違反した者(第24条の4第1号に該当する場合を除く。)

五 第15条の4第2項の規定に違反して、深夜に16歳未満の青少年を連れ出し、同伴し、又はとどめた者

六 第16条第1項の規定に違反した者

第26条の2 次の各号の一に該当する者は、20万円以下の罰金に処する。

一 第13条の3第3項若しくは第4項の規定に違反して、届出をせず、又は虚偽の届出をした者

二 第17条第1項の規定による知事が指定した知事部局の職員の立入調査又は同条第2項の規定による知事が指定した知事部局の職員若しくは警視総監が指定した警察官の立入調査を拒み、妨げ、又は忌避した者及びこれらの項の規定による質問に対して虚偽の陳述をし、又は資料の提出の要求に応ぜず、若しくは虚偽の資料を提出した者

第27条 第18条第2項第4号又は同条第3項の規定による警告(同号に係る場合に限る。)に従わず、なお、第13条の3第5項の規定に違反した者は、10万円以下の罰金に処する。

第28条 第9条第1項、第10条第1項、第11条、第13条第1項、第13条の2第1項、第15条第1項若しくは第2項、第15条の2第1項若しくは第2項、第15条の3、第15条の4第2項又は第16条第1項の規定に違反した者は、当該青少年の年齢を知らないことを理由として、第24条の4、第25条又は第26条第1号、第2号若しくは第4号から第6号までの規定による処罰を免れることができない。ただし、過失のないときは、この限りでない。

(両罰規定)

第29条 法人の代表者又は法人若しくは人の代理人、使用人その他の従業者が、その法人又は人の業務に関して、第24条の4から第27条までの違反行為をしたときは、行為者を罰するほか、その法人又は人に対しても、各本条の刑を科する。

(青少年についての免責)

第30条 この条例に違反した者が青少年であるときは、この条例の罰則は、当該青少年の違反行為については、これを適用しない。

では一つずつ読み下していきます。


第24条の3 第18条の6の規定に違反した者は、2年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処する。

第18条の6は

<何人も、青少年とみだらな性交又は性交類似行為を行つてはならない。>

です。

これを第24条の3に当てはめて少し軽い書き方をすると

「どんな人でも18歳未満の婚約してるわけでも真摯な交際をしている交際相手でもない人とセックスフェラチオや手コキやアナルセックスとかそういう事をやっちゃダメ。破ったら2年以下の懲役か100万円以下の罰金ね」

となります。

いわゆる淫行条例ってやつですね。次行きます。


第24条の4 次の各号の一に該当する者は、50万円以下の罰金に処する。

一 第15条の2第1項の規定に違反する行為をすることを業として行つた者

二 第15条の2第2項の規定に違反した者

で第15条の2ってこれね


第15条の2 何人も、青少年から着用済み下着等(青少年が一度着用した下着又は青少年のだ液若しくはふん尿をいい、青少年がこれらに該当すると称した下着、だ液又はふん尿を含む。以下この条において同じ。)を買い受け、売却の委託を受け、又は着用済み下着等の売却の相手方を青少年に紹介してはならない。

2 何人も、前項に規定する行為が行われることを知つて、その場所を提供してはならない。

はい。では書き下しますね。

次に書かれた人は50万円以下の罰金です。

18歳未満から18歳未満の人の使用済み下着や唾や糞や尿。あと18歳未満がこれはそういうものだよ〜と言った物を買ったり、代わりに売ったり、買ってくれる人を見つけて紹介するのを商売にしてる人。

あとそういう事をやっているって知ってるのにそういう事をする人にその為の場所を用意した人

はい。ブルセラの売買禁止の罰金です。しかしまあ驚くのは糞尿や唾液も売買禁止対象なんですね。

じゃ次、ちょっと長くなりそう。


第25条 第18条第1項各号、同条第2項第1号から第3号まで若しくは第5号から第9号まで又は同条第3項の規定による警告(同条第2項第4号に係る場合を除く。)に従わず、なお、第9条第1項、第2項若しくは第3項、第10条第1項、第11条、第13条第1項(特定がん具類に関して適用される場合に限る。)、第13条の4第1項若しくは第2項、第13条の5、第15条第1項若しくは第2項又は第15条の3の規定に違反した者は、30万円以下の罰金に処する。

ではここに書かれている条文を列挙していきましょう。


第18条第1項

一 第9条第1項の規定に違反して青少年に指定図書類を販売し、頒布し、又は貸し付けた者

二 第9条第2項の規定に違反して同項の規定による包装を行わなかつた者

三 第9条第3項の規定に違反して同項の規定による陳列を行わなかつた者


第18条第2項

一 第10条第1項の規定に違反して青少年に指定映画を観覧させた者

二 第11条の規定に違反して青少年に指定演劇等を観覧させた者

三 第13条第1項の規定に違反して青少年に指定がん具類(特定がん具類であるものに限る。)を販売し、又は頒布した者

五 第13条の4第1項又は第2項の規定に違反して自動販売機等に指定図書類又は指定がん具類を収納し、又は撤去しなかつた者

六 第13条の5の規定に違反して同条に規定する措置をとらなかつた者

七 第15条第3項の規定に該当する場合を除き、同条第1項の規定に違反して青少年から物品を質に取つて金銭を貸し付けた者

八 第15条第3項の規定に該当する場合を除き、同条第2項の規定に違反して青少年から古物を買い受けた者

九 第15条の3の規定に違反して同条各号に掲げるいずれかの行為を行つた者


第18条第3項

第1項各号及び前項第1号から第9号までの各号のいずれかに該当する者が、法人の代表者又は法人若しくは人の代理人、使用人その他の従業者であるときは、その法人又は人及びこれらの代理人に対しても、これらの項の規定による警告を発することができる。


これを分かりやすくして箇条書きにすると

成年マーク付きの本や不健全指定された本を18歳未満に売った本屋

成年マーク付きの本や不健全指定された本を決められたとおり梱包しなかった本屋

成年マーク付きの本や不健全指定された本を決められたとおり陳列しなかった本屋

・不健全指定された映画を18歳未満に見せた映画館

・不健全指定された演劇などを18歳未満に見せた劇場

・おとなのおもちゃを18歳未満に売ったお店

許可されていない専用の自販機以外に成年マーク付きの本や不健全図書や不健全指定されたおとなのおもちゃを入れたり、入っていたものが不健全指定されてもそのものを退かさなかった自販機業者

・成年マーク付きの本や不健全図書やおとなのおもちゃを売る自販機を18歳未満が買えたり見れたりできないようにしない自販機業者

保護者の同意が無い18歳未満から質入れを受けた質屋

・保護者の同意が無い18歳未満から買取をした古物商

・18歳未満に下着等を売ってと頼んだり、風俗で働くよう勧誘したり、スナック等の客になるよう勧誘した人

になります。

第18条第3項は上記の項目を個人じゃなくて法人も対象にできるよってことですね。

でここで今回の本題である本屋のことが出てきました。

見てみると分かるとおり30万円以下の罰金です。

ただ条文を見るとまず違反に対して警告をうけ、それでもまだ違反を続けた場合に罰金となります。

「罰せられる」し「逮捕される可能性」もありますね。ただいきなり罰金ではなく警告というワンクッションがあります。

追記:読み違えていた部分があったので一部修正及び削除。この罰則で第18条第1項で規定されている第9条1項〜3項は『指定図書類(不健全指定された図書)』。成年マーク付きは『表示図書類』で規定しているのは第9条の2。一部の条文で『指定図書等』と『表示図書等』が同じものだと混同していました。該当部を修正。


第26条 次の各号の一に該当する者は、30万円以下の罰金に処する。

一 第13条第1項の規定に違反して、青少年に指定がん具類(特定がん具類を除く。)を販売し、又は頒布した者

二 第13条の2第1項の規定に違反した者

三 第14条の規定による知事の措置命令に従わなかつた者

四 第15条の2第1項の規定に違反した者(第24条の4第1号に該当する場合を除く。)

五 第15条の4第2項の規定に違反して、深夜に16歳未満の青少年を連れ出し、同伴し、又はとどめた者

六 第16条第1項の規定に違反した者


これも箇条書きにしましょう

・18歳未満に不健全指定された玩具(大人のおもちゃ除く)を売った店

・18歳未満に不健全指定された刃物を売った店

・規定に沿って修正を命じられた広告物の修正をしなかった広告主

・18歳未満から18歳未満の人の使用済み下着や唾や糞や尿。あと18歳未満がこれはそういうものだよ〜と言った物を買ったり、代わりに売ったり、買ってくれる人を見つけて紹介した人。

・深夜に保護者の同意や正当な理由なしに16歳未満の者を連れ出した人

ネットカフェカラオケ興行場ボウリング場、スケート場プール漫画喫茶に18歳未満を深夜立ち入らせた人

が30万円以下の罰金です。


第26条の2 次の各号の一に該当する者は、20万円以下の罰金に処する。

一 第13条の3第3項若しくは第4項の規定に違反して、届出をせず、又は虚偽の届出をした者

二 第17条第1項の規定による知事が指定した知事部局の職員の立入調査又は同条第2項の規定による知事が指定した知事部局の職員若しくは警視総監が指定した警察官の立入調査を拒み、妨げ、又は忌避した者及びこれらの項の規定による質問に対して虚偽の陳述をし、又は資料の提出の要求に応ぜず、若しくは虚偽の資料を提出した者

箇条書きで

・成年マーク付きの本や不健全図書やおとなのおもちゃを自販機で売るための申請をしなかったり嘘ついた人

・立ち入り調査に来た都職員や警察官の調査を妨害したり、協力しなかったり、嘘ついた人

が20万円以下の罰金


第27条 第18条第2項第4号又は同条第3項の規定による警告(同号に係る場合に限る。)に従わず、なお、第13条の3第5項の規定に違反した者は、10万円以下の罰金に処する。

・成年マーク付きの本や不健全図書やおとなのおもちゃを売る自販機に管理者表示を怠って警告を受けても、表示をしなかった人

は10万円以下の罰金


第28条 第9条第1項、第10条第1項、第11条、第13条第1項、第13条の2第1項、第15条第1項若しくは第2項、第15条の2第1項若しくは第2項、第15条の3、第15条の4第2項又は第16条第1項の規定に違反した者は、当該青少年の年齢を知らないことを理由として、第24条の4、第25条又は第26条第1号、第2号若しくは第4号から第6号までの規定による処罰を免れることができない。ただし、過失のないときは、この限りでない。

成年マーク付きの本や不健全指定された本を18歳未満に売った本屋

・不健全指定された映画を18歳未満に見せた映画館

・不健全指定された演劇などを18歳未満に見せた劇場

・不健全指定された玩具を18歳未満に売ったお店

・18歳未満に不健全指定された刃物を売った店

・保護者の同意が無い18歳未満から質入れを受けた質屋

・保護者の同意が無い18歳未満から買取をした古物商

・18歳未満に下着等を売ってと頼んだり、風俗で働くよう勧誘したり、スナック等の客になるよう勧誘した人

・18歳未満から18歳未満の人の使用済み下着や唾や糞や尿。あと18歳未満がこれはそういうものだよ〜と言った物を買ったり、代わりに売ったり、買ってくれる人を見つけて紹介するのを商売にしてる人と場所を用意した人。

・深夜に保護者の同意や正当な理由なしに16歳未満の者を連れ出した人

・ネットカフェ、カラオケ、興行場、ボウリング場、スケート場、プール、漫画喫茶に18歳未満を深夜立ち入らせた人

がその相手が18歳未満だと知らなかったとしても罰はありますよ。ただしちゃんと確認したのに相手が嘘付いてたとかしてたら罰はないよ。


(両罰規定)

第29条 法人の代表者又は法人若しくは人の代理人、使用人その他の従業者が、その法人又は人の業務に関して、第24条の4から第27条までの違反行為をしたときは、行為者を罰するほか、その法人又は人に対しても、各本条の刑を科する。


・従業員が違反したり頼まれてる人が違反したりしたら本人の他に店や責任者、頼んだ人も同罪です。


(青少年についての免責)

第30条 この条例に違反した者が青少年であるときは、この条例の罰則は、当該青少年の違反行為については、これを適用しない。

・18歳未満が違反したときは当人の違反についてはお咎めなし。

以上東京都青少年健全育成条例改正案の罰則規定でした。

あちこちの条文を読むものだから非常に疲れました。

次回更新時は不健全指定廻りの施行規則をちゃんとやろう。

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