今年は年末年始の休みと週休がうまい具合に続いたので、実家から帰っ
てきた後に一人でゆっくりできた。12月は、仕事と自分の予定とそして
余裕のなさでいっぱいいっぱいだった。その余波か、年末年始も自分で
自分の状態を理解しきれないくらいに気分が平らかでなく、正直、実家で
はあまりいい過ごし方ができず、どこでリセットできるかと考えていたが、
なんとかできているのだろうか?まだ自分でもわからない。
 昨年の秋冬は、何の加減か自分でもわからないが、部屋や物の片付けが
よく進んだ。おかげで快適に過ごせているが、仕事も忙しいのに(から?)
やり過ぎたのかもしれない。忙しく、気分が落ちる感じがわからなくなっ
ていたような気がする。何かをする、しようとする、しているのは、自分
の気分に気づきたくないから、というのは大きいなと改めて思う。ふと
思いにふける自分に気づくと、仕事行くの嫌だな、とかなんだかわるい
こと考えてるし(こんなこと書いてる自体ダメだけどな)。
出来る時にやり過ぎるのはその後に疲れるのでよくないと思ってきたが、
それでも出来る時にやっておいた方がよいのではないかと、今は思う。
出来ない時はほんとにできないから、出来ない時の自分の嫌な気分が怖い
から。今は少しづつ出来ることが続いているからいいが。
 少し前にも書いた気がするが、自分の感じたことが楽に口に出るように
なったと休み中も実感することが多く、自分でも不思議。特にそう感じる
のはこの半年かせいぜい1年くらい。30年くらい前?人と会話すること
があまり得意ではないと自覚してから、今のように感じるは初めてだが、
自分の意志だけではこうなったのではまったくなく、仕事とか、何かの
発表の場とか、与えられたものがあった上でこうなってきたように思い
ます。あとは自分のすることにあきらめがついたこともあるかもしれない。
 あと、自分で言葉にしておきたいことが一つ。
少し前、人の悪口、負な内容の話を長い時間聴き続けることがあり、ほん
とうにキツかった。何か言葉を返したりその場を去ればいいといっても
出来る状態ではなく、ずっと聴いていたら、はじめは言い返したくて怒り
で怒鳴りたくなったが、聴き続けていたら、徐々に身体が震えてきて
何の反応する気力も考える気力もなくなり、あー負な内容の話はこんな
ふうに強い影響があるんだな…とぼんやり思っていた。どれだけ恨みや
怒りや悲しみを抱えてきたらこんなに悪口を言い続けられるんだろうと
思うと気の毒だったが、自分もそんなふうにならないだろうか、そのため
には溜めない方がいいが現在そういうふうにするのも嫌だし、うまい解消
の仕方をしないとな、と思った。あとは自分のものの捉え方。同じことで
も悪く捉えてしまったりしないこと。それから、悪く考えることを続けて
しまう(結局それが好きなんだろう)ことを自分で気づくこと。穏やかに
暮らしたい。歳を取りたい。そうでなければ早く死んだ方がいい(自分
は、です)。なんだか前向きのようで暗い考え方だな、とも思いますが。


 遅ればせながら「ガール・オン・ザ・トレイン」を観ました。なかなか
面白かったです。これも含めて昨年は週に一本強くらいの映画を観ました。
もうすぐやってくるX.ドランの新作など、観たいなと思う映画があると、
少し先の日々を明るく思えるので、ありがたいことです。もう少ししたら
自分の中でよかったものをまとめたいと思います。


 YMの武道館はどうしてもチケットが取れなかったので、ライブビュー
イングに行きました。まあ楽しかったかな。どういうふうに観たらいいか
なんだかずっとよくわからなく、落ち着かない感じがあったので。現場
にいたらやっぱりもっと楽しめたかもしれないなと思います。
年末の紅白が、いろいろな意味でとてもよかった。衣装も素敵だったし、
落ち着いていたし(はじめ声が震えていたような気もしましたが)、
“JAM“は思い入れのない曲でしたが、これまで聴いた中でもかなり
よかった。吉井さんやっぱり好きだな。ほんとにかわいい人だと思います。
そばにいる人でなく、いろいろと知ることができる人でなく、ほんとに
よかった(単純に)。だからこそずっと思っていられる対象としてもって
いられるから。ありがたいことです。


Alabama Shakes「Sound & Color」、昨年のコーストでのライブ後、
けっこう聴いていることが多いです。いい記憶になったんだな。Vo.は
やはりカッコよかったけれど、かといってソロでやってもいいとは思えない
ような気がします。バンドとして一緒に音を作ってるからこそのノリの
ようなものがあると感じました。ドラムはあまり好きではなかったけど、
とても楽しめました。

Sound & Color

Sound & Color