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横浜国大 松田裕之 公開書簡

2016-05-24

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6/5 ユネスコエコパークの理念とその取組み: ユネスコエコパーク研修会,九州保健福祉大学

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2016-05-23

今年は横浜市の道志村水源涵養林100周年

Date: Mon, 23 May 2016 06:36:30 +0900

 横浜市と道志村の関係が120年続いていることを、恥ずかしながら初めて知りました。

http://www.city.yokohama.lg.jp/suidou/oishi/kurashi-4.html

 日本で初めての近代上水道イギリス人技師を招いて1887年に完成し、1916年に道志村の山林を水源涵養林として購入した【】

http://www.gijyutu.com/ooki/tanken/isan2006/yokohama-suidou/mii/mii.htm

 ニューヨーク市が自分たちの水源を買い取った話は、生態系サービス論では有名【】です(下記にコスモス国際賞を受賞した時のGretchen Dailyさんの講演の紹介があり

ます)。【受賞説明 講演原稿 受賞講演のスライドの9枚目にあります。】

 ニューヨークのこの取り組みは1997年です。横浜のほうが【81】年古い。すいません、もっと早くから知っておくべきでした。横浜市の水道の歴史、道志村との関係、もしすでに英語の資料がありましたらぜひ教えてください。

【】

以上、勉強になりました。

今後ともよろしくお願いします。

2016-04-30

地域おこし協力隊事業としての羅臼シマフクロウ観光

Date: Wed, 6 Apr 2016 12:43:00 +0900

【ご指摘通り】自然保護観光振興の両立は重要な点と思います。

【羅臼の民宿でのシマフクロウ観光について】ストロボがたかれないように工夫している点は存じているつもりです。【】無法地帯状態よりかなり良い点に異論はありません。

 他方、観光協会の【】、保護増殖事業をはじめとする、自然保護の取り組みに対する理解が(決して観光と矛盾するものではありません)、残念ながらかなり希薄だという印象を、今回さらに強くしました。

 朝日新聞【】の3つの記事比較すれば明白です。

  • 2015.12.5付】の記事は、あの宿の見せ方を全面的に賛美していました(環境省の役人がほめたとすれば、無理もありません。)
  • 2016.3.10付】の記事は、環境省の方針が餌付けをやめさせる方向へと変わった直後でしたが、まだ羅臼のやり方に味方していたと思います。ただし、その方法妥当である根拠を求めていて、「イエローストーンでも餌付け」を引用したのだと思います。【この部分は4.2付で訂正記事掲載された。】残念ながら、世界遺産を持つ羅臼観光協会として、まずかったと思います。少なくとも、結果として極めてまずい事態を招いたことは明白でしょう。
  • 2016.4.2付】の記事(梶さんと早矢仕さんの対談)では、明白に現在の餌付けを批判する記事に舵を切っています。【】自然保護について深く考えていなかったことで、結果として環境省にもこの記者にも見放されてしまった。

 環境省も餌付けを直ちに禁止とは言っていません。また、年末の記事が出たり小屋を増築したりするまでは、黙認していたことは事実だと思います。【】両立は悩み多き場で、理想通りには進みません。しかし、問題があるが黙認されていることと、大々的に自慢できることは違います。その違いを理解すべきだったと思います。

 環境省の今回の方針が出るまでは、餌付けを当面継続しつつ、その収益保護事業(たとえばシマフクロウの生息場所にさらに立ち入る人への対処広報費用)に充て、客に保護事業説明をしていただくことがよいかと思っていました。私のWebronza記事CAMPFIRE引用したのもその意図でした。【】当時は観光協会もそのような考えには同調されなかったと思います。【】

 【この民宿で】もっと保護増殖事業や野生動物の餌付けがなぜ問題かも併せて客に説明いただけないかと思っていました【】。

 繰り返しますが、【】環境省が出した方針と異なる地域おこし事業を続けるという状態は、【】町の将来に良い影響も与えないと思います。JALパックもすぐに宣伝をやめたと聞いています。【】

2016-03-27

JBO2への感想 名古屋議定書への言及がない

Date: Fri, 18 Mar 2016 16:37:57 +0900

生物多様性及び生態系サービスの総合評価(JBO2)ざっと拝見しました。

【2010年のJBOだけでなく、2012年国連大学高等研の里山里海評価の両方と比較すべきでしょう。】

  • まず、表紙がきれいになりましたね。
  • なぜ、今回も環境省名でなく、委員会名になったのでしょうか?(前回は苦肉の策だったと理解しています。【】委員会名のほうがよいと本気で思うようになった?)【それなら他省庁に気兼ねなく、「花粉症」をDisserviceの筆頭に挙げてもよかったのではないか】
  • 森林浴など、科学的根拠があるのかないのかわからないものが載っています。もう少し定説になったものに絞ろうという意見はでなかったのでしょうか?(逆に、載せたいという強い意見があった?)
  • 海洋栄養段階指数 はもう国際的にも使われなくなっていると思います。【GBO4には載っていないと思います】

Date: Thu, 24 Mar 2016 04:04:40 +0900

しつこくてごめんなさい。

  • 名古屋議定書への言及がJBO2にないとすれば、ゆゆしき事態だと思います。早急に、日本政府として、対応されるように希望します。外国の遺伝子資源を利用するときだけの話ではありません。日本は生物多様性の資源国です。まず、その認識を持っていただきたい。

2016-03-25

羅臼のシマフクロウ 東京スポーツ報道について

Date: Fri, 25 Mar 2016 11:36:02 +0900

2016年03月20日「シマフクロウ給餌禁止めぐり羅臼町VS環境省」

http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/social/519309/

「以前、羅臼の民宿環境省の指導でカメラマンのフラッシュ禁止したとき、カメラマンたちは『写真が撮れない!』と羅臼周辺の川沿いの山に入って環境を荒らし、営巣するシマフクロウを刺激して繁殖を失敗させてしまった。再び同じことが起こるのは容易に想像がつく」

 東京スポーツが報じたこの羅臼観光協会の主張は、正直言って、私も感じていたところです。実のところ、上記の心配への対策ができるまでは、この民宿の「見せ方」をすぐに辞めてほしいと言えなかったという気持ちもありました。

 しかし、だからと言って、この見せ方が正当だと思っていたわけではありません。いわば、大きな問題が発生する懸念に対処できなかったので、小さな問題をとがめられなかったというところです。

 それが、あの見せ方が正当であるかのような記事を書かれ、大勢の観光客が訪れて写真を撮る事態が生まれてしまい、放置できなくなりました。

 上記の論理は、いわば、自然を平気で踏み荒らすカメラマンを再生産しているということです。羅臼の民宿がそれを長年にわたって戒めているならば、そのようなカメラマンは減るはずです。しかし、現実にはそうなっていないと、観光協会自身が言っていることになります。実際に、そのような不届きなことをしかねないカメラマンが増えていることを心配しています。

 どうせ撮るならば、影響がより少ない方法観光協会が工夫していることも承知しています。しかし、「どうせ撮るならば」という前提の是非を含めて、自然に接する方法をカメラマンには是非考えていただきたい。知床が餌付けしないシマフクロウの拠点であることをまず理解していただきたい。照明技術説明だけでなく、シマフクロウの野生復帰の取り組みをまず客に説明いただきたい。

 残念ながら、この民宿方法では、よい写真を餌付けなしで確実に撮ることはできないと思います。

 他方では、ご承知の通り、知床ではカメラマンによる熊の人慣れが深刻な事態を招いています。カメラマンにもいろいろなかたがいることは承知しています。だからこそ、シマフクロウ保護増殖事業が餌付けを辞めさせているという現状も含めてカメラマンに説明し、彼ら自身に考える機会を与えていただきたい。

 また、上記の記事で、何を根拠に「(シマフクロウを)25年以上保護している」と言っているのかも不明です。羅臼のシマフクロウへは国の保護事業も30年以上の歴史を持っています。その中で(羅臼では)給餌は選択肢に入っていません。

 さらに、上記の記事で、「欧米では保護する鳥に給餌し、見せる個体を作ることで、ほかの個体へのストレスを軽減して繁殖を促す活動を行っている場所もあるという」とあります。以前の朝日記事では、イエローストーンではオオカミに餌付けしているということでしたが、表現が変わりました。今度は何の鳥の話かわかりません。再導入した絶滅危惧種を離島のような一部の場所で見せている場所はありますし、その中には放鳥後も継続的に給餌している場合もあります。ただ、それは、他の生息地への侵入防止を目的にしたものではなく、普及啓発と保護への資金確保が目的で、ガイドの案内付きで人数を制限して行われているはずです。

(以上)