2012-06-01
■綾、なるかユネスコエコパーク!
Date: Fri, 01 Jun 2012 10:50:55 +0900
すでに地元では報道されていますが、おかげさまで、7月にパリで開催されるMAB国際調整理事会(MAB-ICC)において、ユネスコの国際諮問委員会は綾のユネスコエコパークについて登録承認を勧告しています。
http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/?itemid=46103&catid=74&blogid=13
http://mytown.asahi.com/miyazaki/news.php?k_id=46000001205300001
MAB-ICCの議題案は下記サイトからたどれます。
最終的にICCの場で決議されるまでわかりませんが、関係者の皆様には大変良い知らせです。
(ひとつだけ申請が却下されています。サイトに原発があるという理由です。福島原発事故跡地をMABにはできないのだろうか)
2012-05-09
■中西準子さんの雑感に私の紹介
Date: Wed, 9 May 2012 11:44:29 +0900
中西準子さんが、COEシンポジウムの内容を紹介していただきました。下記をご覧ください。
・雑感590-2012.5.8「野生野獣に人間が「負け」はじめている −松田裕之さんの主張−」http://homepage3.nifty.com/junko-nakanishi/zak586_590.html#zakkan590
ところで、上記の紹介中にブルガリアの野良犬事情がありました。私が尋ねたサンチャゴも似たようなものでした。しかし、特に野良犬退治はなく(2009年現在)、野良犬でなく飼い犬にかみ殺される事件が毎年のように起きていると聞きました。
私も、中西さん【】らが列挙された「原発御用学者」リストに載りました。心配していただいていますが、二項対立以外のことを語る学者はそうみなされるのでしょう。そのせいかどうかは知りませんが、防衛省の普天間飛行場環境影響評価研究会委員にも【】指名されました。http://www.mod.go.jp/j/press/news/2012/04/26c.pdf
2012-05-08
■またまた迷惑な読売新聞の記事
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news/20120506-OYT8T00004.htm
同省の検討会は「400頭が適正」との見方を示す。希少鳥獣の試験捕殺は初めての試みで、同省は「漁業との共存」を目的に保護管理計画を策定する。
Date: Tue, 8 May 2012 09:49:56 +0900
新聞記事はだいたい不正確なものです。特に北海道の読売は【・・・】。
http://d.hatena.ne.jp/hymatsuda/20081224
【検討会での意見は、以下のようなものだったと説明されているはずです。400頭は、あくまで暫定値です。絶滅リスクが低いというだけで「適正」とは限りません。】
・ゼニガタアザラシの個体群の安定的維持は必須。えりも地域で400頭程度であれば、絶滅の確率はきわめて低いと考えられる(暫定的な数値)。安定的な維持のためには順応的な管理が重要。
2012-05-06
■国立公園の地方移管について
Date: Sat, 19 Nov 2011 14:58:21 +0900
【】 環境省の自然保護官が全国各地の経験を積んでいることは確かに良いことですが、約2年ごとに保護官が移動する体制がよいとは私は思いません。【】環境省保護官はもう少し異動頻度を下げて地域に密着してほしい。また、新旧担当者の間の申し送りを徹底し、一貫した政策をとってほしい【】
知床世界遺産では、国のTopdownの管理ではなく、地域の自主的取り組みが評価され、国際コモンズ学会が世界のImpactStoryに選びました。このことで環境省も励まされています。小笠原が登録されるときにもBottomupが評価されていたと思います。愛知目標に保護区「またはその他の地域ベースの取り組み」と書きこむよう求めたのは私です。地方委譲が直ちに愛知目標に逆行するとし、国が管理する保護区カテゴリーのみを評価する表現は、私としては残念です。
聞くところによると、世界国立公園会議のような場所で、日本は国立公園のみを紹介し、国定公園を含めていないようです【】。私は、都道府県が管理する国定公園も国指定という意味では含めてよいと思います。そうでないと、もし地方委譲となった場合、日本には紹介する公園がなくなることになります。
おそらく、地方委譲と道州制は連動していると思います。国立公園は県境をまたぐものが大半で、そのまま都府県に委譲すれば、各国立公園としての整合的な管理はできなくなるでしょう(その点は、一部の県境をまたぐ国定公園の問題点でもあるようです)。逆にいえば、都府県に委譲してもその間の調整は国がやることになります。また、知床では、北海道ではなく、斜里町と羅臼町から出向者のいる知床財団が日常的な担い手となっています。私は、このように国立公園管理のBottom-upの担い手を育てることが、国の管轄と同時に重要なことと思います。それができている国立公園は、それほど多くはありません。
道州制に移行した場合、どのように国立公園、国定公園を管理すべきかは、別の議論が必要だと思います。いろいろな解があるでしょう。
2012-04-18
■IPCC、IPBES、Future Earthには規制科学がない
Date: Fri, 13 Apr 2012 09:06:25 +0900
規制科学Regulatory Scienceは、IPCCではどう扱われているか、ご存知でしょうか?
私はロンドンのIPBES関係の会合(今年から学術会議連携会員 IGBP,WCRP,DIVERSITAS合同小委員会メンバーになりました)に行って、科学者は締約国やStakeholderの実情を見ずに「科学的な」理想を語り、調停は政治の役割というスタンスに疑問を持ちました。
【関わる人は】下記のような見解です。これはおそらくIPCCで明言されているのだと思います。
今、Future Earthという取り組みにこれらは統合されようとしていて、そこにはIHDP(Human Dimension)という社会科学者も含まれている。そこには、Future Earth is established by an Alliance of diverse stakeholders that include researchers, funders and users of environmental knowledge.
と書いています。(http://www.icsu.org/future-earth/home/about-initiative/flyer-for-planet-under-pressureただし、ほかの関連サイトの表現は違う)
実体としては、社会科学者を含めたものの、規制科学あるいはStakeholderの調停には踏み込んでいないように思います。
Date: Tue, 17 Apr 2012 11:01:00 +0900
3月末にロンドンのPlanet Under Pressure会議に出たのですが、Future Earthという取り組みへの統合が議論されました。日本の学術会議でも、安成さんを座長にして、IGBP,WCRP,DIVERSITAS合同分科会ができます(私は初回欠席)。一方で文理融合を目指す(IHDPというHuman dimensionのグループが加わる)【】。
CBD/COP10以後、彼らを見て思ったことは、現場にかかわる科学者が少ない、本当にStakeholderの調停に資する科学をやっていないということでした。わがGCOE【の成果】では、この点を強調したいと思っています。
【】聞いたところ、IPCCでは将来予測可能性を追求するのが科学者の役割、調停は政府の役割と明確にしているとのことです。
そこで浮かんだのが、Regulatory Scienceという用語です。たしかに、IPCCやIPBESをみても、この用語が出てこない(Human Dimensionとは別です)。【】
