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横浜国大 松田裕之 公開書簡

2008-11-27

魚食検定

Date: Thu, 27 Nov 2008 11:33:06 +0900

 ご無沙汰ごめんなさい。魚食検定http://www.gyoshoku.com/research/index.html大成功、よかったですね。先日横須賀の長井漁協に行ったら、東大海洋研で博士を取った人がお魚マイスターだそうです。今度世界遺産アカデミーで講演します。

 末尾のシンポジウムを企画しています。よろしければ、皆様にも宣伝してください。(そのほかに12.9海のシンポジウムを横浜でやります)

 「知床が日本の沿岸漁業を守った」というのが私の趣旨です。規制改革会議などでIQ制度が世界標準(Global Standard)とみなされて漁業権が敵視され、全漁連は「抵抗勢力」に見えていました。しかし、知床世界自然遺産では、漁業者の自主管理がユネスコと世界自然保護連合の調査団に認められ、堂々と漁業ができます。むしろ、「ほかの世界遺産のモデル」とまで賞賛されました。

 9.14の朝日新聞社説では、IQ,ITQ制度の推奨とともに、日本の漁業権制度も推奨し、日本型漁業管理のモデルを作ってアジアの模範となれとまでいってくれました。 これはほとんど私だけが言っていた二つの主張を、朝日が言ってくれたと思っています。(マグロ激減説のような主張の見直しも、先月横浜の世界水産学会議で外国の当事者に近い人が発表しました)

 知床の漁民が世界標準を変え、国内世論を変え、日本の沿岸漁業権を守ったといえるでしょう。水産庁は知床から逃げましたけど、環境省は国立公園の海域管理のモデルとして、知床方式を唱えて予算申請しています。

 他方で、早い者勝ちのまき網漁業の見直しも必要です。【】自主的IQ、ITQの動きは着実に進んでいますから、こちらの旗振りもしたいと思っています。

http://risk.kan.ynu.ac.jp/matsuda/2008/081212COE.html

グローバルCOE「アジア視点の国際生態リスクマネジメントシンポジウム

環境問題における「不都合な真実」