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横浜国大 松田裕之 公開書簡

2017-08-15

NOAAが太平洋のクロマグロ、96%激減説を批判

Facebook 太平洋のクロマグロの資源量が漁獲しないときに比べて2.6%といわれるが、NOAAの科学者は別の見解を公にしたようだ(NOAA 2017 *11950年代に比べて25%と言うにとどめている。さて、1世紀前から1950年代までにどれほど減ったのかによっては、これは2.6%説を否定するとは限らない。それにしても、この記事見出しからして意味がついていけない。NOAA専門家真意もわかりにくい。

Date: Tue, 15 Aug 2017 11:25:23 +0900

情報感謝。といっても2段階情報が抜けていて、表題意味すら読み取れなかった。

  1. IUCNは太平洋のクロマグロをレッドリストで絶滅危惧種に指定済み(2014/11) これは知っていました。
  2. しかし、トランプ政権はクロマグロを種の保存法の対象にする必要性否定した(2017/8/7)のですね。これを知らなかった。
  3. そのうえで、NOAAは 上記決定自体否定せず、そうだとしても(指定しないことが)漁獲枠設定に影響を与える可能性は低いと述べているのですね。その根拠は、「米国の判断がDomesticだから」(Chris Yates)というものですね。
  4. 「最近の予測では資源回復する見通しを示している」(YatesとMatthew Craig)「まだ理想的資源量ではないが、主要な国々は資源回復のために多段階の貢献をしている。」「2.6%は不確実な数学的計算である。」「現在の資源量は1950年代の約25%だ」

 この論調だと、漁獲枠に影響しないという意味は、引き続き枠を絞るべきだというのか、これ以上枠を減らす必要はないというのか。そもそもトランプ政権の判断に賛成(助言)したのか、反対なのか。全部読んでもNOAAの真意がわかりません。

Date: Tue, 15 Aug 2017 12:48:03 +0900

日経新聞2016.4.20「太平洋クロマグロ、資源は増加傾向に」にもありますね。これは新しい情報ではない。I

1950年代以後の「歴史的中間値」でなく、1950年代の水準に戻すことを考えればよいでしょう。そのころまでに「初期資源量」から9割減少(2.6%なら大体そうなるはず)かどうかはともかく、既に減っていたことは間違いない。それならば1950年代の半分でなく、1950年代に戻すべきでしょう。

・NOAA専門家の「回復傾向」が上記の情報だとすれば、まったく楽観できないし、すでに多くの管理措置をとっているとは言えないと思います。

 現在は1950年代の25%という認識かもしれないが、これは回復とは言えないと思います。2010年ころだってその程度でしょう。

Date: Tue, 15 Aug 2017 16:25:06 +0900

Pacific bluefin tuna not at risk, according to NOAA

 種の保存法ESAで保護すべきかどうかは、絶滅危惧種かどうかとは別の話だと思います。今まで米国がESAで保護対象とした水産資源があったのでしょうか?

 しかし、この報道では、さらに強く、絶滅の恐れは低い、資源は減り続けてはいない、横ばいか回復傾向にあるといっているようですね。

 「漁獲枠に影響しない」というのは、枠を増やすような影響がないという意味と受け取りましたが減らさないという意味でしょうか。依然としてわかりませんね。

*1:NOAA: STATUS REVIEW REPORT OF PACIFIC BLUEFIN TUNA, NOAA 2017/5/17

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