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横浜国大 松田裕之 公開書簡

2018-05-19

Global Fishing Watchのデータベース

Date: Wed, 16 May 2018 15:17:00 +0900

今度,Global Fishing Watch主催のWorkshopに招待されました。以下のサイト漁船のVMSの航跡がわかるのですね (無料登録が必要)

2018-05-09

里海学のすすめ(勉誠出版)

Date: Mon, 7 May 2018 16:02:46 +0900

鹿熊信一郎・柳哲雄・佐藤哲編「里海学のすすめ 人と海との新たな関わり」拝受。ありがとうございます

以前,里海は本当に生物多様性を(自然状態に比べて)高めるのかと議論したことを改めて思い出しました。

 2006年に以下のようにBlogに書きました。【】確か能登で柳さんと飲んだ時に(これがいつの時だったか忘れました),私がそう書いていることを既にご存知でした。「ではなぜ反論しないのですか」と問うと,「証拠を(しっかり)そろえてから(反論する)」とおっしゃっていたと記憶しています。

 そのあと,佐藤さんと石垣の白保に行ったときに,佐藤さんが「海垣(いんかち)は生物多様性も高めている」とおっしゃって,それを柳さんに紹介した【】。これらの逸話は,大変僭越ながら,柳さんの科学者としての誠実さを物語っていると思いました。

 生物多様性を野生状態より高めることを里海の条件にすることには同意しませんが,少なくとも人手が入った漁場としては多様性も高くなっている(下記のチリのGelcichらの論文参照)というのは,定義に入れてもよいと思います。

Gelcich S, Godoy N, Prado L, Castilla JC (2008) Add-on conservation benefits of marine territorial user rights fishery policies in central Chile. Ecol. Appl.18:273-281

 1月佐藤さんとマラウイに参りました。マラウイ湖のChilunduと呼ばれる海底構造が豊かな漁場になるという経験知から,【人工的にChilunduを作ろうと】しています。これも柳さんが見たら垂涎の里海(湖)だと私は思います。

 じっくり読ませていただきます。

2018-05-05

知床世界遺産の試練

Facebook 2018/5/5

IUCNの登録延期勧告を受けて,今年の世界遺産委員会での奄美・沖縄の議論が注目されているようだが,知床のトドとダムに関する決議が2012年,’15年と繰り返し議論され,’19年にも議論される。知床と奄美・沖縄の評価が連動する可能性もあるかもしれない。

 2012年,’15年の知床に関する世界遺産委員会の決議を含む経緯はこちらからわかる。

 2017年の日本政府の知床の保全状況報告書とそれに対する世界遺産センターとIUCNによる分析こちらからわかる。その末尾に,来年さらに議論すると書かれている。

2018-05-01

4/26東大「新しい資源管理シンポジウムお礼

2018年4月28日 11:34

皆さん 以下は当日の写真と意見です。【】

 MSYで管理目標を決めると聞いて,目標当事者の手を離れて決めると警戒していましたが,良朗さんのご意見もそうではないと理解しました。その場合,漁業者だけの意見を聞くとまずいという意見は【他の方】も仰っていたと思います。私は漁業者以外も加えて合意すると申したつもりです。下記に申した通り,捕鯨でWWFジャパン対話宣言を出しました。水産庁が対話をせずに,残念ながら商業捕鯨再開は実現していません。が,水産庁もトド管理方針転換のときにはWWFジャパンを招きました。成熟した環境団体は必要なStakeholderだと思います。

6月2日の環境団体行事【も】海を重視していると思います。

Facebook:100名以上の多様な参加者に恵まれ,大いに手ごたえがありました。MSYという言葉を使うかどうかではなく,大事なのはその中身です。【】ご意見を私なりに解釈すれば,管理目標としてのMSYは生物学的概念というよりは人間が決めるものである。それには非漁業者も含めた社会合意が必要で,最後に決めるのは水産庁であるという議論になりました。科学者だけでは決まらないという点は,最後に【】主張されていたと思います。

水産庁にデモに押し掛ける方までいらしていただいて,水産庁の方が講演する水研企画の行事を楽しんでいただいたようで,新たな流れを感じました。今回企画した女性たちのやり方は,水産学者と彼らを御用学者揶揄する人々とのガチンコの言い争い(昨日も場外で少しありましたが)とは違うように思いました。 懇親会でお知らせしましたが,6月2日に早稲田大学で,環境団体主催の「生物多様性基本法制定10年シンポジウム:レッドリストと種の保存」でも講演します。6月行事でも海が特に重視されていると思いました。主催者がお知らせを公開したら改めて紹介します。 MSY目標は結局は科学だけでなく人間が決めるとすれば,そこには漁業者だけでなく,成熟した環境団体も是非加わっていただきたい。私が2002年の捕鯨の対話宣言をWWFジャパンに【】出していただいた路線を,魚の管理で実現させたいと思います。

Facebook:本日,大気海洋研行事の懇親会で乾杯発声を拝命。今回企画した2人の女性が水研で偉くなっていただけば,日本の水産資源管理は明るいというようなことを申しました。