Hatena::ブログ(Diary)

横浜国大 松田裕之 公開書簡

2007-02-21

[]日進丸の火災死亡事故情報操作と詮索する反捕鯨

Date: Tue, 20 Feb 2007 18:46:45 +0900

 【表記の主張がゴシップだという私の主張への反論に対して、】そうですかね。ゴシップ記事だと思います。どこが科学的な議論なのでしょうか?私にはよくわかりません。

日新丸火災報道記事検索に関する続報です。(環境倫理と関係ないけど、捕鯨問題を議論するための「情報」が巧みに省略されているのではないかという疑念についての説明なので、お許し下さい>各位)

 まず、【投書者】は自ら環境倫理と無関係と認めています。次に、Googleで捕鯨が検索しづらくなっているとしても、それがだれかの政治的な操作であるとはほとんど考えられません。いったい、どのような操作をすれば、それが技術的に可能なのでしょうか?Googleの検索方法を熟知していませんが、教えてください。

Date: Tue, 20 Feb 2007 19:07:48 +0900

ただ、今回の場合、Googleと日本政府、特に水産関係の部署には特に利害関係があるとも思えないので、そもそもそのような操作がどのような形で、どのような意図を持って行われているのか分かりません。

 はい。全く同感です。そのような操作を実際に行った人がいるとすれば、全くの暇人です。だからといっていないとは限りませんが、それをあれこれ詮索するのは、無意味なことだと思います。ほとんど効果のない「操作」です。

 逆に、偶然にそのような優先順位が生じたということがなぜ否定できたのか、理解できませんね。

Date: Tue, 20 Feb 2007 23:35:55 +0900

 人が不幸に見舞われているときに、そこに変な詮索を加えることは、不幸に追い討ちをかけるものです。これは、相手を精神的に追い込むのに有効な手段です。私はそれを週刊誌のゴシップと表現します。たとえば拉致問題などでは、そのようなゴシップはいくらでもあります。

 最後に確認ですが、 今回問題になったのはネットで最近の事件が捕鯨で検索できないが、日新丸で検索できることでしたよね。 Google検索で優先順位を上げることができることは想像できますが、検索できなくする操作が技術的にたやすいとは思っていません。

2007-02-10

[]グリーンピースが鯨を食う

Date: Sat, 10 Feb 2007 13:28:04 +0900

屋久島でも有名な星川淳さんがグリーンピースジャパンの事務局長になったことはご存知かもしれませんが、そのGPJで面白い動きが報道されています。

反捕鯨活動で知られる環境保護団体グリーンピースの日本支部、グリーンピースジャパン(GPJ)のインターネットテレビで、出演者が鯨を食べる場面が放送され、話題になっている。(朝日新聞2月9日付夕刊

私の鯨害獣論に関する見解は以下に載せています。

松田裕之(2006) 鯨類とその餌生物である魚類との関係. 宮崎信之・青木一郎編『海の利用と保全−野生動物との共存を目指して』サイエンティスト社. 202-223.

2007-02-02

[]2006年国際捕鯨委員会について

Date: Fri, 16 Jun 2006 16:50:51 -0400

30対33、棄権1で、秘密投票【を増やすという】議案は日本案却下となりました。

 そうですか。それなら、他の議題でもまだ過半数は難しいでしょう。記名投票で日本に同調するのは、かなり大変ですから。【途上国が日本と米国のどちらに気遣うかは自明です。】

Date: Sun, 18 Jun 2006 19:41:19 +0100

無事、レイキャビクに着きました。今度は海が壊れる説のRansom Myers教授が主催する会議です。

Date: Mon, 19 Jun 2006 17:16:43 +0100

昨日はJARPA、JARPNの説明を日本側が行い、サンマの棒受漁の現場にミンククジラが現れて食いまくる映像を使い、「漁業との競合云々」を説明してました。

 おぉ、この映像取れたのですか。ということは、頻繁に起きているのですね。私は、クジラを漁業と競合するから獲れとはいいません。ご存知と思いますが。

 20年前に自分たちがやっていた【捕鯨】を自分が改めるのはよいとして、それを続ける人を非難し、やめさせるのはなぜでしょうか。 魚食もその一つ。 もちろんそれで資源が枯渇し、多様性が不可逆的に失われるなら批判するのもよいでしょうが、 マグロを全く獲るなとか、絶滅危惧種でもないミンククジラを獲るなと言うのは、 よく理解できませんね。

 せっかく順応的管理の先駆例を科学委員会が考えたのに、それを実施しないから、IWCは機能も権威も失ってしまいました。私は日本が脱退することを薦めています。脱退しても、すぐに捕鯨を再開しなければ、米国も制裁を発動しないでしょう。

2007-01-14

[]南半球のクロミンク鯨は減っているのか?

Date: Wed, 3 May 2006 16:42:03 +0900

 以下に感想を述べます。的外れかもしれませんが、勉強不足ゆえ、ご容赦ください。

  1. CPII(IWC科学委員会の2回目の南半球目視調査)76万頭(CV=0.094)に比べてCPIII(3回目の調査)が減っているらしいという推定結果【が出ていること】はわかりました。推定方法、調査デザインが変わっているので、CPIIの推定値も再検討すべきだとは思いますが。
  2. ただし、減少の幅が問題です。私の記憶よりCV(推定値の幅)が小さいように思います【】。この推定値あるいは減少幅の信憑性【については、いくつか問題があります】。しかし、RMPは推定値がでないと管理できないわけです【】。順応的管理(RMP)とは、不確実な情報でも管理できるということですから、得られた情報が不確実でも、その結果を拒むべきではありません。
  3. 問題は減ったとして、その理由です。400頭や800頭の調査捕鯨が減少の主要因だとは誰も言わないでしょう。それならば、減少したとしても、調査捕鯨の資源への影響はかなり小さいと考えるべきだと思います。RMS(改定管理方式)を妥結して、商業捕鯨を再開するならば、話は別です。その場合は、RMPを尊重し、たとえ捕獲枠が減ったとしても、議論を継続しつつ、減少幅の推定結果を受け入れるべきでしょう。RMSを合意しない反捕鯨団体の態度こそが、【問題】です。
  4. CC(環境収容力)をどう考えるか?捕獲によって減ったものではないとすれば、そして減っているとすれば、CPIIの水準(76万頭)を環境収容力とみなす理由はありません。CCについては全くの未知と言うことになります。20世紀初頭の個体数が20万頭と主張するならば、それをCCとしても良いでしょう【】(認識不足でしたらお許しください)。そもそも、CCが一定という仮定は既に時代遅れだと思います。CCは他種の資源量や海洋環境とともに変化すると考えるべきでしょう。しかし、現在のRMPはそれに対応していませんから、RMPの見直しが必要だと思います。
  5. CP兇らCP靴砲けて半減したということは生物学的に主張できない。半減したとすれば、大変なことが起きていることになります。
  6. 餌の総量も時代とともに変わっているはずです。【改定管理方式RMP】は、CCが一定であるという古い理論に基づいていると思います。【】