カイゼンにっき。

@hyokota です。主にtwitterに呟いていますが、twitterに書ききれない事をここに綴って行こうかと。

プロジェクトをアジャイルに進めるポイント 〜アジャイルサムライ新宿道場#05に参加しました!〜

アジャイルサムライ新宿道場#05に参加してきました。
今回は、インセプションデッキ作成ワークショップを実施しました!

下記、参加して私が感じたことのまとめです。
※例によって、勉強会のまとめではないことにご注意を。

プロジェクトを進める上で大切だ、と実感したこと。

全て基礎ですが、意外と忘れやすい部分。

  • 定期的に振り返り・改善の時間を取ること。忙しい時にもないがしろにされずに、忘れず取れるように、定例化するのがよいかも。
  • 局所最適化に陥らないこと。本当にそれは制約か?取り除くべき障害ではないのか?そして、障害解消はスクラムマスターの出番。
    • 引っ掛かりやすい制約
      • 組織形態(組織の構造)
      • 承認などの儀式
      • ○○は必ず作る必要がある
  • 自己組織化。リーダーが全てを把握し指示する形を取ると、変化が激しい場合に、リーダーが非常に大きなボトルネックになる(か、形骸化する)
    • 最初に多少時間を取っても、全員が自分の言葉で「何をやればいいか」を語れるくらいまで、ビジョンを共有する(インセプションデッキ作成など)。それからプロジェクトを開始した方が結局速い。

インセプションデッキを作成する上で大切だ、と実感したこと。

  • 私も含めほとんどの人は、why(なぜ必要か、ビジョン)ではなく、what(何が必要か、いわゆる『要件』*1)を聞いてしまう傾向があるみたい。ファシリテータ(スクラムマスター/ アジャイルコーチ)の力量が問われそう。
  • エンジニアはどうしても、whyどころかwhatも飛び越し、howまで言及してしまうこともある。ここに話が及ぶと、じゃあこれも必要だ、でもこういった実装方法もある、それは実現可能なのか、等など、とんでもなく話が脱線する。ここもファシリテータの力量が問われそうだ。
  • 一般的には、プロダクトオーナー側からは、what(何が必要か、いわゆる『要件』)しか出てこないことが多いので、そこからwhy(なぜ必要か、ビジョン)を掘り出していく力が必要。
インセプションデッキを作成する上で、考えてみたいこと(宿題)
  • プロダクトオーナーには、what(何が必要か、いわゆる『要件』)を変更する権限がない可能性がある。この場合、どうすべきか。

*1:なお、アジャイルサムライには、「アジャイルサムライは、『要件』を信じない。用語そのものが明らかに間違いなんだ。」と記述されている。要件という言葉には、絶対不変であるとか、変化を受け入れることを食い止めるといった意味合いが含まれているからだ。