未来のいつか/hyoshiokの日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2006-03-17

レガシーエンコーディングと標準

さっそくid:kazamaさんよりトラックバックありがとうございます。(d:id:kazama:20060316:p2

これらの問題については,たとえば以前にも情報交換記述言語調査研究委員会において,MicrosoftApple Computerなどのベンダや,W3CUnicode Consortium,国内のJIS漢字コードの委員会などの関係者を集めて議論したことがあるが,結局は次のような結論になってしまった,

http://www.y-adagio.com/public/jttc/chrcode_map/chrcode_map.htm

ご指摘のとおりde jure標準委員会との調整はおこなっていない。はたしてOSSにおいて従来の権威ある標準設定プロセスというのが有効なのかどうかというのはこれからホットに議論されてもいい分野だと思う。ぜひ、議論したい。

インターネットの世界では、ラフなコンセンサスと動くコードという原理がある。OSSの世界では。「素早いリリース、頻繁なリリース」がバザールモデルでの動作原理とも言われている。

国際標準の開発プロセスは国内標準化委員会で議論を積み重ね、各国1票として投票し意思決定するというものだ。このプロセスは厳密に定義されているが、厳密なゆえに時間もコストもかかる。国内委員会は通常ベンダー専門家大学等の有識者からなる。ベンダーは各社の思惑や利害があるために標準化プロセスでなかなかコンセンサスを得ることが難しい。どうしても妥協を重ねざるおえない。

一方バザールモデルの場合は、とにもかくにも動くコードである。いろいろ実装が試されて結果として多くの人に支持されたものが生き残る。もちろん妥協もあるが、あくまでラフなコンセンサスという感じで、厳密に投票を行って過半数の支持が必要とかいうものではない。

非常におおざっぱにまとめると国際標準の制定プロセスは厳密だが時間とコストがかかる。バザールモデルの場合は、結構アバウトだが素早い。コストも安い。

文字化けで今困っていると言う問題を解決するために必要なのは、誤解を恐れずに言えば、de jure標準ではなく、動くコードなのではないだろうか?もちろん矛盾する実装が乱立することは事態をさらに混沌とさせる。そこで統一した実装が必要となる。

われわれは開発プロセスを100%オープンにする。企業の標準化専門委員が標準を決定し実装を規定するのではなく、いまある実装からコンセンサスを紡ぎあげていくというイメージである。標準化プロセスのバザールモデルみたいなイメージである。

当事者を集めてのBOFのようなもの(もちろん誰でも自由に参加可能)は別途開催したいと思う。専門家OSSの実装者のコラボレーションを期待したい。

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