2009-05-02
■ コミュニティ・オブ・プラクティス

コミュニティ・オブ・プラクティス(実践コミュニティ)とは、あるテーマに関する関心や問題、熱意などを共有し、その分野の知識や技能を、持続的な相互交流を通じて深めていく人々の集団である。
実践コミュニティというのは、日本でも勉強会というような形式で近年活発に見られるが、それをビジネスという観点から、紹介している。
従来からビジネスにおけるナレッジ・マネジメントとかいうのは議論されているけど、まあ、大抵うまく行っていない。少なくともそのような印象を持ったりする。人と人との非公式なネットワークというか、非公式に結びついた人々の集まりが組織の中でどのような価値を持つか、あるいは価値を創造するか、そのようなお話かと思う。
日本での「コミュニティ」感は、地域共同体や会社とか組織とかいわゆる所属のようなもので、「個人」が自発的に参加するところという意識は薄いかもしれない。最近こそ、オープンソースや勉強会のような自立した「個人」が自らの意思で参加する「コミュニティ」というのが出てきたので、そのようなコミュニティを理解する人も増えてきたように思える。
「勉強会」によって、著しい成果が生まれたとかいう話は、それほど多くはないが、まったくないわけでもない。人との繋がりによって何か新しいプロジェクトが発足したり、ビジネスが起こったり、何がしかの動きがあったりということは、普通に生じていたりする。
そのような実践コミュニティをどのように作りだし運営していくか、暗黙的なノウハウをどのように形式知化していくのか興味深い。
会社の中の所属は、配置転換でしょっちゅう変わるが、持続可能な実践コミュニティであれば、長期的にそこに属したまま、人的ネットワークを維持できたりする。会社を変わっても、「カーネル読書会」というような感じである。
t2y-1979
2009/05/03 05:24
結局のところ、ビジネスには利害関係が存在するので、コミュニティの組織とは根本的に違う気がします。この利害関係は、顧客とはお金の問題だけで済みますが、社内においては怨恨、派閥、出世などが絡むため、組織として難しいと思います。コミュニティには、技術者にとって煩わしい諸々がないので気楽で良いです。なので、私は直接的にビジネスを展開するようなコミュニティとはあまり付き合いたくないです。コミュニティの成果物をビジネスとして展開して、その収益をコミュニティに還元できるような仕組みがあるのは良いと思います。
