未来のいつか/hyoshiokの日記

hyoshiokの日々思うことをあれやこれや

書くことについて スティーヴン・キング読了

書くことについて (小学館文庫)を読んだ。

本書は2010年に米国で出版されたものを翻訳したものだ。これは、2001年に翻訳された「小説作法」の10周年記念版ということらしい。そーいえば、昔、そのような本を読んだことを、本書を読みながら思い出した。

キングの本は、「キャリー」も「ミザリー」も読んだことがない。さすがに名前とあらすじくらいは知っている程度の読者である。先日読んだ、11/22/63が初スティーヴン・キングである。http://d.hatena.ne.jp/hyoshiok/20140127/p1

作家になりたいなら、絶対しなければならないことが二つある。たくさん読み、たくさん書くことだ。
私の知るかぎり、そのかわりになるものはないし、近道もない。

本書は、1)履歴書、2)道具箱、3)書くことについて、4)後書き、生きることについて、5)補遺その1閉じたドア、開いたドア、補遺その2ブックリスト、補遺その3(2001年から2009年にかけて読んだブックリスト)という構成になっている。

受動態は使わない。副詞も危険だ(道具箱)ということや、どのようにして物語を作っていくのか、その魔法(書くことについて)が書かれている。

スティーヴン・キングという作家がどのようにして作品を作っていくかというそのプロセスを記している。非常に興味深い一冊だ。