未来のいつか/hyoshiokの日記

hyoshiokの日々思うことをあれやこれや

enPiT スクラムによるWebアプリケーション開発コース

さて今週からスクラムによるWebアプリケーション開発コースがはじまった。全部で6チームが12月13日まで10週間Webアプリケーションを開発する。土曜日の2時間目に全チーム集まって進捗報告をする。
進捗報告の形式は

  • エレベータピッチの提示
  • PBLと今回のPBI
  • DoneになったPBIのデモ
  • 次回のPBI(3つまで)
  • 課題/どうのりこえたか
  • フィードバックとディスカッション

となる。各チーム12分で上記を行う。
主音(トニカ)「TokyoSeeing」
Project KUA「QUA Map」
wassermann「あいまいランチ」
6チーム中、5チームがプレゼンとデモを行った。どのチームも時間通りに発表していて素晴らしかった。
今年は、昨年と違い、講師陣やコーチ陣が全体会議の進め方の明確なイメージを持っていたので、ミニPBLの時点から土曜日の会議をどのようにやるのかを参加者に繰り返し伝えていたのがよかったのかもしれない。

奇麗なパワポを作る必要はない。「Demo or Die」の精神である。毎週毎週常に動くものを用意してデモを行う。徐々に洗練されて行っていいものに近づいて行く。それを10週間繰り返す。最終週が成果発表会になるのだけど、特別なことはしない。いつもの会議と一緒で最終型を提示する。

ウェブサービスなので、どこかに想定する利用者がいる。その想定ユーザーに向けてどう魅力的なものを作って行くかがポイントになる。各チームの発表もフィードバックを得られないと何もならない。当初は一方的な発表に近かったものが徐々にいかにしてフィードバックを得られやすくするのかという観点に変わってくる。自分たちの発表準備に気がとられて他チームの発表を聞くことがおろそかになるのが、他チームから学ぶことが多いと言うところに気がついて発表を必死に聞くようになる。そのような経験を積んで学んで行くのがPBLの特徴になる。

週3コマ分集まって開発をする。あるチームは残業なしというのを宣言していた。社会人で会社があって実務に追われているチーム(ほとんどの参加者が社会人で、専業の学生はむしろ少ない)にとっては、そのような制約は重要である。このような宣言が明示的にされるというところにこのPBLの価値があると思った。

そして発表を聞いていて、とってもいいなと思ったことの一つは、参加者みんなが楽しそうに開発をしていることである。10週間後の発表がいまから楽しみである。