未来のいつか/hyoshiokの日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2017-07-02

ライフ・シフトをネタに大学3年生に話をした

先日読んだLIFE SHIFT(ライフ・シフト)をネタに学生お話する機会があった。

ライフシフト人生100年時代生き方や働き方について記した良書だ。

登場人物として、1945年生まれのジャック、1971年生まれのジミー、1998年生まれのジェーン(59ページ)、それぞれのライフステージが書かれている。本書を通じてこの三世代がどのような人生をおくっていくのかをシナリオライティング手法で明らかにしていく。

ジャックの世代は、教育就職引退の3ステージからなる。(高校ないし大学卒業し)20歳前後で就職して、60歳前後まで働いて、その後年金などを主な収入源にして人生を終える。この世代モデル戦後、極めてよく機能した。

一方、ジミーとジェーン世代はジャックの世代のほどうまくいかないことを理解している。

ジミーが教育から就職ステージに移行した頃はまだジャックの世代ロールモデル機能していたが、それが昨今うまく機能していないという状況が明らかになってきた。

ジェーンは100年以上生きる可能性がある世代だ。この世代は3ステージ生き方自分たち世代には通用しないことを知っている(60ページ)。

さてそのようなコンテクストを共有した上でまさにジェーン世代学生たちに私は何を語れるのか。

第4章、見えない「資産」ーお金に換算できないもの。ここで金銭的な資産ではない、お金に換算できないものを述べている。

私たちは、友人関係知識健康を「資産」と考えることはほとんどない。しかし、これらの要素を資産として位置付ける発想は、100年ライフを生きるうえで欠かせないものだ。(121ページ)

無形の資産お金で売買できるようなものではない。一生の友人を「購入」することはできない。

無形の資産には非常に多くのものが含まれるが本書では下記の3つのカテゴリーに分類している。(127ページ)

生産性資産や活力資産についてはわかりやすいが、変身資産というのは馴染みが薄い概念だ。

人生100年に成ると直線的な教育就職引退というモデル崩壊して、仕事の上でも生活の上でも何度となく大きな変化を経験する。その度に多くの変身を余儀なくされる。それが変身資産だ。このタイプの資産は旧来の3ステージ人生ではあまり必要とされなかったが、マルチステージ人生では非常に重要になる。

人生の途中で変化と新しいステージへの移行を成功させる意思能力のことである。(157ページ)

人生二毛作である。今までと違ったキャリアを歩もうという意思能力必要とされている。我々はその方法をよく知らない。ゆえに試行錯誤を繰り返すしかない。

自分最初転職したときのことを思い出す。外的要因によって否応なく変わらざるをえなかった(会社の希望退職制度に応募した)。準備は十分とは言えなかったが、会社の業績が良くないことは知っていたし、会社の同期で転職した友人たちとは時々飲み会などをして情報交換はしていた。それをきっかけに転職した。

日本オラクルで米国本社での開発の仕事を志願したのは、自分意思で選んだ。もちろん変化は大きな不安を伴うし、準備が十分できているとは限らないが、準備が整うまで待っていたら一生チャンスは訪れない。つべこべ言わずやってみる。それが「意思である

心理学社会学の分野では、移行に成功する条件を解明しようとする研究が精力的におこなれている。そのような研究を通じて、3つの要素が浮かび上がってきた。(160ページ)

変身資産について開かれた議論必要になる。今回の講演での自分自身の大きな気づきである

60歳前後で定年という制度は年齢による変身を強制的に余儀なくされる。自分の変身資産再確認棚卸)が必要だと強く感じた。

機会をいただいた琉球大学の名嘉村先生、國田先生ありがとうございました。また質問などで参加した学生の皆さんにも感謝致します。


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