Q.E.D.iff -証明終了-(3) (講談社コミックス月刊マガジン)
- 作者: 加藤元浩
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/02/17
- メディア: コミック
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美術品の悪徳投資会社社長に騙され、金や土地などを奪われた女性三人。美術品購入のパーティにて社長を殺そうと、それぞれ計画を立てる三人。そして見つかったのは、応接室で倒れている社長の姿。そばに凹んだ銅の壷があり、胸元には大量の血があった。そして2階の社長の部屋のベッドにも大量の血が。さらに封鎖して警察を呼んだのに、社長の死体があったのはなぜかプールだった。「三人の刺客」。三人の殺人計画が絡み合って、かえって不可能犯罪が浮かび上がるという設定で面白いが、警察はわりと簡単に答えがわかったんじゃないだろうかという気がしなくもない。
小学生の7月、わずか3週間だけ家族と日本にいた燈馬。友人の兄がやっていたなんでも屋でアルバイトをしていた燈馬だったが、自転車泥棒と疑われた。そして今、当時の友人に頼まれ、廃屋の立会人として再びその土地へ行く。「自転車泥棒」。燈馬の過去が絡む話で、過去とはいえ燈馬の両親の姿がついに登場。ただ、両親に謎があるわけではなく、ここまで引っ張るほどのこともなかったかな。謎自体は単純でも物語としては面白く、いろいろ考えさせられるものがある。
毎度書いているが、そろそろ新しい展開はないだろうか。