漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

デーモンだ

■俺は昨日は余市のフゴッペ洞窟に行ってきたよ。2人の興味の違いが出て面白い。

■フゴッペ洞窟は昭和25年に発見された遺跡で、壁一面にびっしり彫られた壁画を見ることが出来る。今から2000〜1500年前、続縄文時代のものらしい。ところで写真中央下、頭から羽の生えた人の絵、これ『デビルマン』に出てくるシレーヌ(右図参照)じゃないか。そうだ、絶対シレーヌだよ。デーモンは本当にいたんだ。人類を滅ぼそうと攻めて来るんだ。(虚構と現実の区別つきません)

■日程変更の訪問先を含め、4件の訪問。移動距離も相当で、南北に伸びた大きなハートを札幌の街に描いて走った。走りながら「漂流教室」の役割について考える。一昨日は「足場」と書いたが、ひょっとしたらボートそのものなのかもしれない。他よりちょっとだけしっかり結わえてある、もしくは落ちても引っ張り上げてくれる船頭のいるボート。いや、そもそも、そうやって喩にする必要はないんじゃないか。とにかくいろいろ考える。

■「漂流教室」を始めた頃は、確か「近所のおっちゃん」と言っていた。そういう立場で子供と関わろうとする人も、最近は増えてきた。じゃあ、それは譲って、他の形で関わることにしようかな。一方、「近所のおっちゃん」もまだまだ極めちゃいない、という思いもある。とにかく考える。そうやって常に考えることが、長田塾の二の轍を踏まない方法でもある。


本日の脳内BGM:思い出のスターダスト(サザンオールスターズ