漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

ムード回避

■昨日の「アイ・メンタルスクール」特集を観た。当事者は無理としても、第三者なら、事件直後でもあれくらいのスタンスはとれたんじゃないか、と改めて思う。ちょっと落ち着けと当時も思い今も思った。しかし、所属MLも含め、それ見たことかと騒ぎ立てる人が目立った。ムードに流されていたのだろう。中には、この事件と直接関わりのない長田百合子まで叩く人もおり、さすがにそれはと咎めたら、それからあまり関係がよくない。無茶は承知で、でも、今できることならその時もやって欲しかった。

■逆に、今できたことでも後々できない、ということもある。日の丸、君が代を巡る都教委の通達へ違憲判決が出た。教育改革を掲げる安倍政権下、今後「ダメ教員」バッシングが起きるだろう。今回のようなケースには、「政治的中立」を建前に「偏向教員」のレッテルを貼るだろう。バッシングはごく一部の「ダメ教員」だけでなく教員全体の地位を低下させる。教員軽視のムードが出来て、そのとき今回と同じ判決が出せるか。出て、同じように受け取れるか。

■先ず腰を据えろ、と自戒を込めて。

■追記:報道によれば、小泉総理は「法律以前の問題じゃないでしょうかね。人間として、国旗や国歌に敬意を表すというのは」と今回の判決に疑問を呈したそうだ。無知もいいところで、国旗や国歌に敬意を表することと、敬意の表し方を強制されることは違う。もっと言えば、国旗国歌自体を拒否したって構わないのだ。それだって認められるべきことで、「マナー」云々は、異見が迫害されない保障があって初めて言える。脅しながら道義を説くのはヤクザのやり口だ。(9/22昼)


■そういや、フリースクールネットワークのチラシは今まで作られたことがない。それはよくないと、仕事の合間をぬって作ってみる。短時間で仕上げた割りに、素敵にあざといものが出来た。明日参加する講演会で撒いて反応を見よう。

■訪問2件のはずが、突然差し歯がはずれ、1件を休みにして歯医者へ行く。入れたのが今年の3月だから、半年で取れたことになる。特に酷使した覚えもないし、ちょっと早いかな。歯医者さんによれば、前歯でくわえて引っ張るような食べ物には気をつけて、とのことで、鮭トバとかですね、と具体的に名前を挙げて注意を受けた。なぜ俺がトバ好きとわかったのか。謎だ。でも、くわえて引っ張れないようじゃ前歯の意味ないよな。

■朝方は曇っていたのが、昼前にはきれいに晴れた。と、思ったら夕方頃からまた曇ってきて、夜には雨だ。まさに男心と秋の空。いま仕入れた知識をすぐ放出するが、この「秋の空」とは京都の空を指すらしい。秋の京都の天気は非常に変わりやすいんだそうだ。札幌も小京都ではあるが、と無理矢理こじつけ。