漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

会議と飲みと

■「漂着会議」で話し合ったこと2点。1点目は訪問回数と月謝の扱いについて。学生に多く手伝ってもらってる都合上、実習や帰省で1ヶ月くらい訪問が休みになってしまうことがままある。そういう場合、これまでは一月分休みということにして、月謝をもらわないこともあった。しかし、そのやり方では収入が変動する。それでは困るでしょう、とある訪問先から提案されたのが、最低限の訪問回数を決めて、その費用を月謝という形でもらうというもの。

■具体的には、

  • 年間42回を最低限の訪問回数とする(これは最低限なので、通常はこの回数以上の訪問になる)
  • 月謝はこれにかかる年間費用を12で割ったものと考える。なので、実習などで訪問のなかった月も費用は発生する(逆に、最低限の回数以上に訪問した場合も追加の費用は発生しない)
  • 実習や帰省などで休みをいただく場合、最低訪問回数までは振替は行わない。そこを超えて休む場合は振替をする
  • 訪問先の都合で休む場合は、基本的には振替はしないが、スタッフとご家庭の間で都合がつけば振り替えても構わない

ということです。メリットは月々収入が固定されることと、休みの日程が立てやすくなること。今年の10月から実施しようと考えています(10月〜3月の最低訪問回数を21回とします)。難しく書いたけど、一般の習い事の仕組とそう変わらないんだよね。

■もう1点は、保護者懇談会の開催について。「漂着会議」は保護者との懇談も兼ねていますが、会議ではなく純粋に話をしたい/聞きたいという声が寄せられ、試験的にやってみることにしました。年3回くらいを目処に開こうと考えてます。とりあえず8月末に第一回目を開催しようと現在日程調整中。

■そうそう、8/3(日)15時からの引越し祝いですが、皿、箸持参でお願いします。使い捨てはもったいないからな。


■会議も終わり、帰る身支度を整えていたところに一通のメールが。先日のミーティングに参加した法科院生が、山田にすっかり心酔したとかで、ぜひ膝を交えて飲みたいとのこと。あれこれ日程をつめた結果、どうしても今日が一番都合がいいと分かり、急遽「漂着教室」で飲むこととなった。

■しかし、いったい山田の何にそこまで魅かれたのか。訊いてみると、彼の中では、フリースクールのスタッフというのは、他人の話を何でも聞いてくれる懐の深さを持った人、というイメージがあったらしい。ところが、いざ会ってみた俺は(彼と俺とは以前から何度か会っている)、他人のことなど省みない傲岸不遜なヤローであった。期待を砕かれ、打ちひしがれた彼の前に現れた山田こそ、まさに彼の思い描いていた通りの度量を持った人だったんだそうだ。あーそーですか。飲まなきゃやってらんねーや。ヤケ酒だよ、ホント。日誌書くのも遅れるぜ。(7/28夕)