■■■相馬:週二回■■■
■■■茂木:週一、二回■■■
■■■スタッフ:週一、二回■■■
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2008-10-31(金) 晴れ後曇り後雨
■[日誌][相馬]「異常」は見つからない

■そして俺は数学が好きなのだった。答さえ合っていれば過程は好きにしていい、というところがいい。目的達成のためには手段を選ばない性向がある、ということか。
■21歳の女性が、小学生の頃から8年間、母親によって自宅に監禁されていたという事件が札幌であった。行政の対応が問題になっているが、現行でどれだけのことが出来たか。あれ以上の対応は難しかったのじゃないかと思う。もちろん今後に活かすことは出来るわけで、例えば市教委は早速、不登校の児童生徒と必ず顔を合わせるようにと各学校に指示を出した。事件が活かされてない好例だ。こういう画一的なやり方は効果がない。子供それぞれ、家庭それぞれの事情を見ないからだ。顔を合わすのはいい。問題は、それが何のためなのか、ということだ。子供のためにやるのじゃなけりゃ、どうせどんなサインも見逃す。「異常」探しは、自分の都合でものを見ることに等しい。見たくないものはきっと見ない。
■週末は雨ばかり。さっぱり自転車に乗れない。こうしてシーズンが終わるんだろう。明日から11月。
2008-10-30(木) 晴れ時々曇り
■[日誌][山田]自分の性格

■午前の訪問先で勉強をしていて、唐突に自分が国語を好きな理由に気づいた。それは自分の言いたいことを通せるかもしれないという可能性があるからなのだ。「数学は答えに刃向かうことができないけれども、国語は立ち向かうことができる」ということだ。実際、小学校の頃から、国語のテストの解答で自分の考えと違うところがあれば、できる限り先生に話して点数を上げてもらうようにしていた。つまり、ぼくは幼い頃から、自分の言うことが通らないと気分が悪くなる、狭い了見のあきらめの悪い人であって、自分の話しが通ればもう人と繋がらなくてもよいという人なのだ、ということにも気づいた。うっわー、へこむわ、これ。
■そんな感じのことにへこみつつ髪を切って漂着に行くと、その場に居た人みんなが一人ずつ「山田さん、髪を切ったんだ」と言うので、「うん、切ったのさ」と一人ずつに返した。そんなネタをしてトイレに行こうと廊下に出たら、ezorockの宮本さんからも同じことを言われたので、今度は思わず笑ってなんじゃそりゃ」と返してしまった。
■そろそろタイヤ交換。明日は購入です。
2008-10-29(水) 晴れ後曇り
■[日誌][相馬]右手受難

■親指で再三卓球の球を受け、熱湯で小指を火傷し、猫にも引っ掻かれた。俺の右手はいまボロボロだ。しかも、どれも自分が悪いので誰を責めるわけにもいかん。気に入らん。
■訪問では子供が寝てたり具合を悪くしてたり。急に寒くなったから身体も慣れるのにいろいろ忙しいんだろう。
■「漂着教室」そばのヤマハ楽器に行ってみた。打楽器がたくさんある。楽しいのでまた来よう。
■明日も寒いんだってさ。週末は雨のようだし。雪も近いな。ハンゲの「麻雀3」、100荘目でようやく中流にレベルアップしたよ。やれやれだぜ。
2008-10-28(火) 雨時々曇り
■[日誌][山田]場につく

■今日も今日とて問い合わせ電話や見学など。ご飯を作ったりもして、夜はスタッフの研修も。
■夜、この間のケース会議についてスタッフに報告。話しをしながら、訪問とフリースペースでの接し方の同じ所・違う所について少し考えた。どちらも時間をかけて繋がりを生む点は同じ。しかし、訪問では人と繋がるところをフリースペースでは場所と繋がるようにスタッフが動くという点は違う。「人に会う」から「場所に行く」への転換の下地を作るようにできているか。もっと言えば、やってくる人の色を出す触媒が人ではなく場所になっているか。理想はやってきた人たちのみで繋がり、何かを始めることだ。例えば、卓球はぼくや相馬を誘わずに来室者同士でやることも多い。これの延長線上に漂着教室の有り様があると思う。これをうまくしないと、漂着教室に来る人にマンツーマンで接するスタッフがいなければならないことになってしまうしね。
2008-10-27(月) 雨がち
■[日誌][相馬]悪い男

■寒いと思ったら手稲山や藻岩山で雪が降ったらしい。いよいよか。
■そしてなかなか風邪が去らない。喉がいがらっぽい程度なんだけど、すっきりしなくてヤな感じ。
■酒を飲んでるときは調子いいのが不思議なところだ。これが百薬の長ってことなのか。
■月曜はボランティアスタッフの若宮宮本くんを訪問先まで送る。とても眠い日だったらしい。車に乗るなり舟を漕ぎ出した。車を降りてもフラフラしてる。フラフラして、全然別の家に入っていこうとしたので慌てて止めた。マンガみたいな人だ。
■週末に「悪い男」という映画を観て、なんだかずーっとその映画のことばかり考えてるのだけれど、初めはこんな石井隆のマンガみたいな映画があるんだなと思って、それから、あ、これって「愛に関する短いフィルム」と同じ仕掛けなのかと思った。石井隆にキェシロフスキ。そりゃ俺の中にひっかかるわけだよ。
2008-10-26(日) 雨
■[日誌][山田]運動の日

■月一回、外出の付き添いをしている人と札幌ドームのトレーニングルームに行った。トレーナーの人に色々教わりながら運動できる。ストレッチの後、エアロバイクを10分。体が温まったところでマシーンを使ってトレーニング。腕、胸、腹、背中、脚など。三セットほどしたら、トレッドミルでてってこてってこ3?ほど走り休憩。
■その後、マシーンでトレーニング。今度は前より負荷を重くして。一緒に行った人は…と思い見てみると、延々休憩もとらずにやっているみたいなので、ちょっと休もうと誘って休憩。最後にまたエアロバイクとトレッドミルでおしまい。有酸素運動しまくりだ。
■終わった後は、お互いに「足が重いねぇ」と言いながら地下鉄に乗った。家に帰りストレッチとマッサージをして寝た。翌日に出るかと思ったが大丈夫。よしよし、おれの体はまだ元気だ。(10/27昼)
2008-10-25(土) 晴れ
■[日誌][相馬]麺な日

■朝、蕎麦を食う。昼は抜いて、夕方、東急の「日本ご当地麺フェスティバル」にて岩手じゃじゃ麺、徳島ラーメン、久留米ラーメンを食う。食べくらべサイズがあるのが嬉しかった。夜、なんだか無性にジャンクなものが食いたくなり、カップ麺(小)を買いに出る。麺な一日。腹の中で渦を巻いているだろう。
■フリースクールネットの事務局会議は、ネイパル森の職員を交えて交流会の総括。一泊のままか二泊にするか、料金負担をどうするかなど検討課題はあるものの、来年度以降も継続することで話がまとまる。2月のフォーラムもいよいよ具体的な話になってきた。来週からいろいろ動く。
2008-10-24(金) 雨時々曇り
■[日誌][山田]コロッケの日

■午前中、漂着教室にてコロッケを作った。なかなかうまくできて、周りの人たちにも一個五十円で買ってもらった。総売上400円ナリ。このお金で、来週の食材はやや豪華にできる。よかったよかった。
■本日は体育館の利用日。いつもより多くの子が体育館に行っていた。漂着教室では水道管ゲームを教わってやっていたり、本を読んでいたり。なにか意味のある活動をするというよりも、自然にしているだけで子供らは色々と学んでいるなぁ、と思う。
■午後より訪問先のケース会議のため、漂着は五時で閉めた。その後、ぼくは戻ってきてスタッフ研修。この回はあと一回で終わる。しかし、今日もスタッフ志望の人が来ていたのだ。まだまだエンドレスで続く。うん、いいことだ。(25日昼)
2008-10-23(木) 晴れ 夜雨

■[日誌][相馬]8月→11月

■8月にもらったロッカーにようやく色を塗り、「漂着教室」に持ち込んだ。早速、毎日来てる子が使っている。不定期に来る子も虎視眈々と狙っているようだ。9人用だけど、足りるかな。
■同じく8月に申し込んだ、ボランティア活動支援事業助成金の決定通知も来た。5万円也。体育館の利用料と運動器具の購入に充てる。
■訪問が休みになって、ずっと「漂着教室」にいた。事務作業をいくつか。ハイロウ君が雑誌を持ってきてくれた。新しく水道管ゲームのやり方を覚えた。明日、もっと大勢でやってみよう。
2008-10-22(水) 晴れ
■[日誌][山田]遅日誌

■水曜夜に友人とねっとり話し込み、そのまま寝てしまった。そのまま木曜に至る。
■水曜のお昼ご飯はやきそば。麺類は初めてではないか。明日の金曜日はジャガイモと挽肉があるのでコロッケでも作ろうか。
■何となく体調がすぐれず訪問先でもうとうとしてしまう感じだった上に、ファイターズが負けたのでがっくり二乗。(10/23夜)
2008-10-21(火) 晴れ
■[日誌][相馬]効率も程々に

■せっかく書いた日誌が消えたので、昨日はふて寝した。今は10/22の昼。
■訪問が1件休みになったので、アーベルの会の例会にお邪魔した。先月の学習会の感想を話し合った。そういえば行くだけ行って、日誌には何も書いてなかった。ここにも書いておく。
■講師はスクールカウンセラーの渡辺美穂さん。スクールカウンセラーとして5年、これまで延べ20校を回ったそうだ。他に岩見沢で「いま、ここ」という相談支援事業を今年4月から始めた。
■スクールカウンセラーの仕事を話してくれたが、聞いてて分かったのは、「学校にカウンセラーがいる」のではなく「学校のカウンセラー」なんだということだ。仕事内容のうち、直接的支援はほとんどしないという話があった。学校で子供に関わるのは圧倒的に教師が多い。教師の出来ることは教師にしてもらった方が良い。そのための支援=間接的支援に力を割いているそうだ。活動の根幹が、学校のシステム改善、強化にある。
■背景には、年間35週、1週8時間までというスクールカウンセラーの活動時間の制限がある。限られた枠の中で最大限に効果をあげようと思えば、教師に働きかけるのが最善だろう。その思考は分かるし、よくやっていると思う。ただ一点、気になることをあげるとすれば、発想が「効果」「効率」中心なことだ。人の変化には無意味なこと、非効率的なことが必要な場合が恐らくある。そこをどう保障するか。別に学校でのみまかなう必要はないが、学校の中に“も”そういうものは欲しい。効果と効率を基盤にシステム改善を図ると、うっかり落とし穴にはまるのではないかと、杞憂かもしれないが思う。
■もちろんこれは彼女ひとりでどうにかなる問題ではなくて、結局は、無駄と暇を置いておける余裕(いろんな余裕だ)を学校に与えられるかということなのだが。それが保障されれば、俺のやってることだって意味なくなるのかもしれないし、どうなるか分かんないけどな。
■「漂着教室」にはやたらと子供が来ていた。なんでだ。札教研で早く授業が終わったからか。(10/22昼)
■[告知]湯川れい子ミュージックトーク

■北海道自由が丘月寒スクールよりイベントのお知らせがありました。
湯川れい子ミュージックトーク「音楽から見えてくる平和」in小樽
日時:10月25日(土)14:00-15:30
場所:学校法人共育の森学園・大講堂(小樽市入船4丁目9-1)
主催:NPO法人北海道自由が丘学園・ともに人間教育をすすめる会
tel(011)858-1711 fax(011)858-1333
「心と音の交流をめざして〜ホスピスにおける音楽療法の実践〜」と題して、音楽セラピスト・安川内真樹氏を迎えた講演会も開催します。13:00から13:40まで。資料代として500円がかかります
あんみつ
昨日は前半の感想を語り合う時間に参加してくださって、ありがとう。もっと聞きたかったという声がありましたよ
きたろう
うちの子の中学のスクールカウンセラーは、不登校の子どもを訪問しています。言い出しっぺが、学校か、親か、本人かは分かりませんが、継続しているらしいので子どもが受け入れているのだろうと思います。
相馬
上に書いたのはあくまで渡辺さんの、あの日聞いた話だけからのことなんで、他の人はまた違うでしょうね。それはそれで良い点悪い点あって、総体でうまくいってりゃいいかなと思うし、うまくいくよう仕組を整えて欲しいですね。だから、今回のように感想を言い合うのは意味があると思います。そこから改善点が見つかるわけだから
2008-10-20(月) 晴れ
■[日誌][山田]面白かったり寂しかったりね

■相馬氏と共に帯広から帰りアウクルに寄り帰宅したのが午後11時過ぎ。9時過ぎにはまた相馬氏と顔を会わせるという日。こういう時は、長いこと付き合ってきて気心が知れているということのありがたさを感じる。
■帯広にてちょっと面白かったこと。初日の支援者の話し合いに参加した人の中で、どうも見たことのある人がいる。どこで見た人かと思い出したら、訪問途中に立ち寄っていたコンビニでバイトをしていた人だった。五年以上も同じ曜日の同じ時間に立ち寄っていれば、お互いなんとなく顔を覚えているもので、挨拶をして奇遇なことに大笑いした。
■通信作成後、顔合わせの訪問一件。その後、顔合わせをしたスタッフとご飯を食べながら、お話。これからの訪問のことや最近の悩みのことなど。自分が少し年を取っているという感じを味わうのは、ややうすら寂しくもあり。
2008-10-19(日) 晴れ
■[日誌][相馬]return to 札幌

■無事、帯広から戻ってまいりました。また山田に全部運転を任せてしまった。お疲れさま。
■全道のつどいは、2日間で100人を超す人が集まった。2日目の今日は、親の会代表ら7人による、親の役割と親の会の意義を語る公開井戸端会議と、ニーズごとの分科会。俺もひとつの分科会で司会を担当した。ひたいを寄せて話したところで、解決策が見つかるとは限らないが、ひとりで抱えてるわけじゃないと知ることは、多少の余裕を生むだろう。と、去年も同じようなことを書いてるな。でも実際そういうことなのよ。
■子供らの参加が多かったのが印象的。クラムボンが頑張ってくれたんだろう。PAS星の森スペースの大西さんにも会えたり、フリースクール間の交流もあってよかった。
■それにしても食べ過ぎ飲み過ぎの2日間であった。腹が苦しい。明日から節制しよう。
2008-10-18(土) 曇り時々晴れ
■[日誌][山田]ゴーゴー帯広

■今日明日と、帯広にて「不登校・登校拒否全道のつどい」が開かれるので、出席するために朝からドライブ。紅葉を見ながら、気持ちよく運転した。
■つどいではアイスブレイキングと総司会を担当した。アイスブレイキングはうまくいったようだ。
■今回のつどいは十回目なので、札幌を飛び出した。人数が少なくなるかと思ったが、逆にこれまでより多くなった。今後もこうなるといいな。
2008-10-17(金) 晴れ 夜に雨
■[日誌][相馬]確かに多い

■問い合わせも多いがボランティアスタッフへの応募も多い。今日も1件あった。子供らも多い。7人の子が来た。多少の窮屈さはあるかもしれないが、まあ何とかやってるようだ。
■明日明後日と全道のつどいで帯広へ。札幌以外での開催は初。どんな会になるだろうか。
■日中は晴れてたのが、帰り道、突然雨が降り出した。稲光で時おり空が昼間のように明るくなる。ちょっと楽しい。
2008-10-16(木) 晴れ
■[山田][日誌]何かと増量中

■15日夜、おいしい中華料理を食べて帰宅後そのまま床に倒れ込むように寝てしまった。布団も何もかけずに、薄ら寒いので目を覚ますと午前四時半。むう。そんなに疲れちゃいないと思うのだが。
■若干いずい感じのまま訪問。その後頼まれた物品を買い漂着教室に。今月に入ってからの漂着教室はいつもの月より人が多い。四月や七月あたりと同じかそれ以上のペースだ。引っ越してよかったと思う。
■多いと言えば問い合わせも今月は多い。これまでは月平均5件ほどの問い合わせだったが、今月はすでに8件だ。一件一件さまざまな事情があり、他の機関とも連絡をとりつつ、どんなことができるか考える日々だ。
2008-10-15(水) 晴れ
■[日誌][相馬]はなかぜ

■喉の痛みはまごうことなき風邪ですな。鼻水も出てきた。訪問は2件あったが、うつしてないか心配だ。百薬の長を飲んで完治に務めよう。
■「漂着教室」でスクーリングを受け、それを単位に換算する試みが動き出している。今日、その一回目の打ち合わせがあった。私立の通信制だから出来るのかもしれないが、それでも面白い。通学という形式は教える側の理屈。校舎が大事なのじゃなく子供が大事なのでは、というのは6月のフォーラムで寺脇さんの指摘。
■[シンポジウム][相馬]いじめ問題について考えるつどい

■10/11(土)、江別登校拒否と教育を考える会「もぐらの会」主催、「内田良子さんといじめ問題について考えるつどい」に行ってきた。北広島で昨年、学校と北広島市教委の不手際から、いじめを受けた子が不登校になり、いじめを担任に訴えた子が転校をよぎなくされるという事件があった。その当事者を含む、いじめに遭った子の保護者3人がシンポジストとして参加した。コーディネーターは心理カウンセラーの内田良子氏。
■このシンポジウムを聴くにあたり、3つの軸を自分の中に用意した。
被害者を集めてのシンポジウムだから、ほっといたって立ち位置はそっちへ流れる。敢えて違う視点から会を見ることで気付くものがあるかと思った。というのは半ば言い訳で、本当はただつむじ曲がりなだけだ。
■いじめの対応は難しい。自分が担任だったら、と仮定した途端、いろんな困難が想像される。注意したところで、次はより見えない形で継続するに決まっている。手を下しても下さなくても悪化する。パネリストそれぞれの体験を聞けば、確かに学校の対応はおかしいのだが、聞きながら、心中、「仲間が欲しいなあ」と思った。学年主任、教頭、校長、教育委員会。子供や保護者から見れば「仲間」に映るかもしれないが、それぞれはむしろ利害関係にある。お互いを見張るような関係じゃ、ミスも隠すかもしれない。またはその逆もあるだろう。そうではなく、間違ったら間違った、正しければ正しいと言って気兼ね、損得のない「仲間」が欲しい。
■仲間が欲しいなあ、で止まって、どうしたらいいか考えあぐねてた俺だが、答は意外にもすぐに出た。というより、実に当たり前のことだが「信頼できる大人が欲しい」という一点につきるのだった。では「信頼」とは何か。シンポジストのひとりが子供の声を伝えてくれた。「先生に相談しても、いじめがなくなるとか解決するとは思ってない。それでも相談したのは、『一緒に考えよう』と一言言って欲しかったから」と。体験談の中にも「孤立」「助けがない」「ひとりぼっち」という言葉が何度も出てきた。自分が思い悩んでいる間、同じだけ考えてくれる人が欲しい。上の「仲間」にも通じる。それが叶わないのは、「いじめ」という言葉の持つ強烈さだろう。「いじめ」という「問題」を「解決」するため関係者は奔走する。それは時に関係者にとっての「解決」となって、子供の希望を無視した動きになる。解決を急ぐ心が仇になるという皮肉なことが起きる。
■余り語られないが、いじめた側も辛い。ひょんなことから、いじめた側の子のその後を聞いた。進学校に進んだそうだが、そこでひとり荒れているのだという。自分はいつかいじめた子から裁判を起こされる。将来なんてないんだ、と言って荒れてるのだそうだ。いじめの最も大きな問題のひとつは、関係者を過去の一点に縛り付けてしまうところにあると思っている。受けた側もした側も。そういう子のそばで自分は何ができるか。
■その答と、3番目の視点は重なる部分がある。傷が大きくなる原因のひとつは、利害関係のある者同士が直接ぶつかるからではないか。あるシンポジストがこういうことを言っていた。「いろんな機関に出向いたが、心の整理をしてくれるところはあっても、間に入ってくれるところはなかった。前に進める提案をしてくれるための、調停、仲裁をしてくれる機関が欲しかった」。とある支援者が一緒に学校に出向いてくれて、本当に嬉しかったそうだ。「漂流教室」がもし進行形のいじめに関わることがあったら、第三者として学校と家庭の間に入る、というところに落ち着くのではないか。それが過去への固定を防ぐ手立てにもなるように思う。
■内田良子氏はいつもの「不登校は命の非常口」という話。特に記すべきことはなし。聴衆およそ70名。遠く帯広、北見から来た人もあった。それだけ周りに相談できるところがない、ということだろうか。「孤立」という問題はやはりここでも見られる。
テン
>『一緒に考えよう』と一言言って欲しかったから
「解決」と考えると、とても難しいし、見落とす事がたくさん出てきますね。
息子の友人がクラスで孤立した時、息子が友人から相談を受けました。その時、息子は学校に行っていませんでしたが、友人と同じクラスに在籍していたので、先生とは何度もお会いしていました。
その時、息子は自分の周りの信頼できる大人(この件では、残念ながら一番目は、私ではありませんでしたが)に、(最善の人選をして)相談しました。「お母さんに最初に言ったら、「なに〜っ!て、燃えると思って」と言っていました。確かに。(笑)
「第三者として学校と家庭の間に入る」方はぜひ、いてほしいですね。私は当事者の友人の母という立場だったので、先生とお話しする時も、非常に慎重になりました。
大人の納得ではなく、子供たちにとって何が大切かを考えなくてはね。
umi
谷口です。70人でしたか・・100はさばよみすぎか!?
相馬さん、忙しい一日だったみたいなのに、ありがとうございました。ひょんなことから、実現したつどいで、最初から企画していたのではなく、たまたまの巡り合わせでした。けど、迫力のある話しばかりで、体験者の方の辛さ、悔しさ、が伝わってすごく良かったのではないでしょうか??どうでしょう??お嬢さんが話をしてくれるというのは私たちも想定外だったです。お母さんも、私の知らないこともあって自分が一番泣いたかも・・って。
知ってもらうことから始まることもあるといいな、というように感じました。私もただの参加者で、呆然と話を聞いていました。
相馬さんたちは、間に入って孤立を防ぐ壁になれるのではないかと私も思います。第三者の介在ということで、SSW(スクールソーシャルワークでしたっけ?)が良い方向で実現したらいいかも。
相馬
シンポジウムお疲れさまでした>谷口さん
70名はちょっと少ないかもしれないです。正確に数えたわけではないので
体験者の辛さ悔しさは充分伝わりました。伝わって、「大変だったね。ハイお終い」にしないために、「非被害者」(そんな言葉ないか)の立場をしっかり保持することにした次第です。どうやったって第三者で、第三者のできることがあると思うので
あんみつ
10年前のわが家の経験から思うことですが、いじめを経験した子どもたちに、その後の人生で良いことがたくさんありますようにと願わずにはいられません。どうかそのお嬢さんも、転校をよぎなくされてどんなにか不本意で口惜しかったことでしょうけれど、新しい環境で、楽しい人生を歩んで欲しいと思います。いじめの本質的な解決は、いじめを受けた子どもが、その傷が小さくなるくらいに幸福になることだと、クラスで孤立し高校を受け直した子どもを持つ私には、そう思えます
T
最近、覗いてますw私も昔になるけど、三人から虐め受けてた。記憶は一生残る。
虐めた側はからかったつもりだったと今も思ってる。
今は恨んだり、憎む気持ちも全くない。でも不思議なんだけどそのうちの一人は
仕事がうまくいってない、もう一人はすで学校に言ってる子供がいる、その子供は
今、学校でひどいいじめに遭ってるとクラス会で言ってた。私の目の前でw
笑い事ぢゃないけど、虐める側って人の気持ちが大人になっても分からないのかも
手遅れになる前に心から悪いと思わないと将来はダメだろうな
もう一人はうつ病になってる。
虐めに遭った私はというとどんなことがあっても、立ち直る強い人になったようだw
2008-10-14(火) 晴れ
■[日誌][山田]ほんわかぱっぱ

■確かに昨日、今日と暖かくって、体調不良になった人がスタッフにも訪問先にも。折角秋向けになった体調がいきなり夏モードに変わるよう強制されたみたい。ぼくはそれほどでもなかったが、相馬氏は喉が痛いと言っていた。
■今週のご飯はアウ・クル事務局の澤田さんからも出資を受け作る。澤田さん、お楽しみに。
2008-10-13(月) 晴れ
2008-10-12(日) 晴れ
■[日誌][山田]秋のお客様

■久しぶりに休みな日だった気がする。
■夜、もみじさんが鞄に鼻をつっこんでもごもごしているので、何をしているのかよく見たら、おっきなカメムシの匂いを嗅いでいた。秋といえばこいつだよな。一体どこから来たんだ。寒いから部屋の窓も閉めているというのに。
■[講演会][山田]星槎教育研究所 発達障害理解啓発セミナー

■日ごろ連携をしている星槎国際高校が持つ、星槎教育研究所は発達障害を持つ人への教育について調査・研究をしている。今回はそこが主催したセミナーで、北海道立特別支援教育センター所長の百井悦子さんの講演と道内の教育機関の簡単な実践報告と個別相談会が行われた。
■百井さんの講演は五十分という時間ながら、特別支援教育のこれまでの経緯と課題をざっと眺めることのできるものだった。モデル事業のスタートから考えると平成十五年から特別支援教育はスタートしていて、学校内に委員会とコーディネーターを用意し、実態把握するという形の部分はほぼ完成している。問題はその後で、個別指導計画、教育支援計画を立てるという肝心要の部分の整備状況は、小中学校で五〜六割、幼稚園・高校ではかなり低いという統計を見せてくれた。自分の体験からすると、小中学校でももっと低い感じがあるのだけど、頑張っている人は多いということだろう。システムとしてここを完成させるためには、個々人の努力を後押しする教育委員会等行政からのバックアップが絶対必要なはずだ。
■また、現場の視点として持っていたいことの再確認もできた。「健康」は生活機能が高い水準にあることであって、病気や障害の程度で決まるのではないという障害観(ICFモデル)だ。ここから考えると、当事者は発達障害に困っているのではなく、できないことや生きづらいことがあることに困っているということにすっとつながる。生活、人生、社会にどのように自己を関わらせるかが、「健康」ということを考えるにあたって重要だ。
■講演の後の個別相談会は、以前からうちを知っていた方や学生で活動に興味をもってくれた方などと話すことができた。いくらかでもお役に立てていれば幸い。
2008-10-11(土) 曇り時々雨
■[日誌][相馬]ずれてた

■毎年恒例の八百屋夢屋の収穫祭で美味しいものを食べ、札幌VOの人たちに挨拶をして、江別「もぐらの会」主催のシンポジウムへ。心理カウンセラーの内田良子氏をコーディネーターに、いじめに遭った子の保護者3人がシンポジストとして話をする。
■「いじめ」という言葉は強力すぎて、時に物事をひとつの見方に固定してしまう。一方的な糾弾の会になるのではと危惧していたが、杞憂に終わった。考えることの多い、有意義な会だったが、残念、飲んで帰ってきて電池切れだ。報告は後日。
■山田は山田で、星槎教育研究所主催の「発達障がい理解者セミナー」に参加。そっちはどんな内容だったのか。
■しかし、普段は全く間違えないのが、今日だけで5回道を間違えた。おまけに江別行きの汽車に乗るつもりが、違う行き先の汽車に乗ってしまったり、方向感覚はいいはずなんだが、何かずれてんな。他のことにも影響ないか注意してようっと。
2008-10-10(金) 元体育の日 晴れ時々雨
■[日誌][山田]廃棄物品

■続々となくなっている独立行政法人のひとつにつてがあり、ezorockの草野くんの手も借りて、廃棄物品をもらって来た。元体育の日だからか、物品を運んでいる内に額から落ちるほどの汗をかくことができた。アウ・クルや漂流教室に色々ともらったけれど、これが二年前ならもっとよかったな。今からNPOなんか起こす人は、こういうところに話を聞いてみるとちょっと幸せになれるかもしれない。
■漂着教室にはスタッフ志望の人と、見学に来た親子、ひさしぶりに顔を見せたボランティア、そしていつもの子供らと、すごくたくさんの人がやってきた。毎週水・金は人が多い傾向にあるんだよな。
■帰り際に、草野くんが早期から職業教育を日本で行うことについての意見を問うてきた。現状、子供らが試行錯誤してじっくりやりたいことを見つけていく(既存の職業だけでなく、自分で作り出すことも含めて)のを待つことができない教育システムだから、小学校の頃からそれを始めると「就職」というゴールにたどり着くのを速めようとするだけになると思う。後、「社会人になる」=「働くこと」=「就職」=「会社に入る」という繋がりを断ち切ることも必要かな。
■阪神はとても阪神らしい戦いをしてくれました。さ、クライマックスシリーズを楽しもう。
2008-10-09(木) 雨
■[日誌][相馬]楽

■薄切りにした果物に砂糖をかけ、電子レンジで加熱するとジャムもどきになる。梨と柿が傷みかけてたので、この方法でジャムにした。電子レンジから出すと、あれ、おかしいな。果物しか使ってないのに甘酒のにおいがしやがる。
■それが昨日の話で、持て余して冷蔵庫に放り込んできたが、一晩おいてどうなったか。熟成が進んでるようなら、広口ビンに移して、酵母をふり掛けて発酵の実験でもしよう。恐る恐る冷蔵庫を開け、匙ですくってなめてみた。あ、案外悪くないね。ラム酒漬けフルーツみたいな味がする。アイスやヨーグルトにかけて食べたらうまそうだ。明日のデザートにしよう。
■「アウ・クル」は入居団体が共同で管理運営している。運営に関することは月に一度の全体会議で討議して決める。今日がその会議の日だったが、入居して2年、ちょっと形骸化してきた感がある。何をするにも手探りだった状態と単純には比べられないが、全体に管理運営が「楽な」方へ流れている。俺は「便利な」または「使い勝手のいい」施設を求めているが、「楽な」管理運営は、それと対極な場合がある。制限と禁止で成り立つ「楽」があるからだ。自由さが薄れて来てるよな、と思うときがある。面倒でいいから、使いやすい場所がいい。
■もちろん「漂流教室」も管理運営団体のひとつなわけで、他人事のようなことを言ってる場合じゃない。望ましい形に近づくよう、積極的に働きかけないと。環境を自分で動かせるというのは、とても素敵なことだ。
2008-10-08(水) 晴れ
■[日誌][山田]忙しいのはなぜだ

■先週、いや先々週の末あたりから、なんとなく毎日立て込んでいる。問い合わせや連絡調整、説明訪問とか来客。全道のつどいの仕事にスタッフ研修。早く返信したいのに先延ばしにしているメールもあり、もどかしい。そして、すまぬ。
■本日の料理はサンマとチンジャオロースー。サンマはこの間さばき方を練習した子にまたやってもらった。うまく行かない、わからないというようなことを言いつつ、上手にこなしていた。
■子供と親が一緒に来ることがままある漂着教室、今日は二組の親子が来て親も子も知り合いになっていた。なぜこういうことが可能かと言えば、間違いなくアウ・クルの持つ雰囲気だと思う。うちだけが入っているわけではなく、色んな団体がいて開放的な雰囲気なのだ。知らない人でもなんとなく話しのできるところのような感じがあるのは貴重な場所だ。
■忙しい合間にDS-10をいじっている。マリオをアレンジしたような曲を訪問先で作ってみた。でも、四小節分だけで続きが思い浮かばない。むぅ。ゆとりが欲しい。
■阪神はまったくもって情けない。ぼくは今岡が好きだけど、今日の二点取られたきっかけになったエラー(記録では着いていないが)はないよ。まあ、先月半ばから、二位通過の覚悟は出来ているけれどね。
2008-10-07(火) 雨
■[日誌][相馬]やり過ぎ

■右手小指の付け根が固くなっている。なんだろうと訝しんでたのだが、恐らく卓球のラケットで出来たタコだ。スリッパは両足とも親指の部分だけささくれて穴があいている。これも卓球のせいだ。親指を軸に動くから、底が削れて穴があく。どれだけ卓球してるんだ。仕事しろ。言われる前に言っておく。
■説明訪問1件。在宅学習支援に決まる。訪問は2件。そして「漂着教室」で卓球。どれだけ卓球(以下略)。
■先々月から、ボランティアスタッフの石川君とその友人が講師になって、ストリートダンス講習を開いている。今は保護者の参加ばかりだが、そのうち子供にも参加して欲しいそうな。次回は10月15日(水)14時〜15時。会場は「アウ・クル」体育館。講師の交通費+体育館利用料として、受講料1000円がかかります。初心者歓迎。動きやすい服装、上靴持参のこと。なかなか楽しそうなんだよな。
ちびまる子
ストリートダンス、ほんっと楽しいですよ。
運動不足解消の、おばちゃん達のたこ踊りですが、気分はヒットホッパー。
石川さんたちの踊りをみせてもらえるだけでも行く甲斐あります〜!
石川林太郎
あ、ちなみに高校生以下は無料とさせていただきます。
悪しからずm(__)m
ちょっと今病床に臥せっていますが今週中には治しますのでよろしくお願いします。
紅茶ウサギ
どんだけ卓球?はまってますな。
ストリートダンスもしているんですか。すごい。
山田
>ちびまる子さん
ヒットホッパーとは!?打って跳ねる人を想像してしまった。
>林太郎
よくなりますやうに。
>紅茶ウサギさん
はじめての書き込みだっけ。ありがとさん。
おれは手にタコができるほどは卓球やってませんし、ダンスもしてませぬ。
ダンスはやってみたいけどね。君もやる?
あんみつ
病床に臥せっている林太郎さんに代わってお知らせします。林太郎さんに問い合わせてわかったのですが、有料はスタッフと保護者です。保護者に同伴する子どもと若者は無料です。見学はもちろん無料です
あんみつ
紛らわしい書き方でごめんなさい。訂正します。 子どもと若者→若者 子どもは元々無料だった〜
ちびまる子
>ヒットホッパーとは!?打って跳ねる人・・
あらー、ヒップホッパーと打ったつもりが失礼。ヒップホップを踊る人をヒップホッパーと呼ぶのかと思っていましたが?
打って跳ねる人って鳥居みゆきを想像する。
ヒットエンドラーン、ヒットエンドラーン!
2008-10-06(月) 晴れ
■[日誌][山田]冬が近づくのだ

■山が赤くなって参りました。再来週の帯広行きの時は最高潮か、はたまた散っているか。
■昨日は元スタッフの清野くんが出演するライブを見学に。車椅子で手がうまく動かない、それでいて力強くすばらしいコードを弾きいい声で歌うギタリストのサポートをしていた。いいものを見たと思ったが、なんとそのギタリストは昨日が最後のライブだという。ありゃりゃ。
■本日は通信作成して訪問。久しぶりの送迎も。スタッフの上森さんが大学院試験で一ヶ月休んでいたのを再開したのだ。訪問先の子がずいぶんと心配していたが、さてさてどうなるか。うまくいって欲しい。
■夜、清田方面から北区に入ったら雨が降っていたらしい路面に気づく。こうして薄紙を一枚ずつ剥ぐように冬になるのだ。
2008-10-05(日) 晴れ
■[日誌][相馬]使途報告

■昨年、ブルーアース基金の助成金を受けて、卓球台やバドミントンネットを買ったり、体育館を借りる費用に充てたりした。その報告会が札幌ファクトリーであった。式典の類は得意じゃない。山田に任せて逃げようと企んでたら、パソコンを操作する人が別に必要だということになって、出ざるを得なくなった。ファクトリーといえば札幌ビール。せめて昼酒でも楽しもうと思ったが、そのあと運転する用事があってこれもダメ。残念な気持ちで会場入りした。
■今回は「まちづくりフェスタ2008」というイベントの一環で、一般客の前で報告をする。いい宣伝になった。いろんな助成金があるが、どこでもこういう形をとってくれると、金額以上の効果がある。どこか知らないところが知らないところに金を出したよ、では意味がない。検討してくれていい。
■報告会とあわせて今年度の助成金の授与式もあった。助成の決まった4団体のうち3つは顔見知りの団体で、6年やるうち知り合いも増えたなと思う。唯一知らなかったのは、「CaSa」という在日外国人の子供を支援する団体で、繋がりを持ったら面白いことになりそうな予感がする。CaSa主催の仮装パーティーが10/19にあって、渡りをつけるのに好都合と仮装好きな俺は一瞬盛り上がったが、残念、この日は全道のつどいで帯広だ。
■関係ないけど、目録を渡すのに「おめでとう」は変じゃないかな。賞金じゃないんだから。よろしく頼むよ、とか、頑張って下さい、とかかけるならそういう言葉だろう。
■その後、江別のセラミックアートセンターへ、アウトサイダーアート展を観に行く。2月に旭川で観て、面白かったのでまた行った。粘土って絶対楽しいよな。「漂着教室」で誰かが始めてもすぐ下火になるのは、いつでも遊ぶには大量に粘土が必要だからだ。土を買うという助成金の使い方はありなのか。(10/6午前)
トウダ
>「CaSa」という在日外国人の子供を支援する団体で、
CaSaは、しみセンに毎週土曜日に来ている「ロシア語研究会」さんの主要メンバーが作ったNPOです。ロシア語研究会は、仕事で日本に来ているロシア人の夫婦に子どもが生まれて、育っていく環境が日本なので、見た目はロシア人・でも言葉は日本語しか話せない子ども達に母国語であるロシア語を教えるために集まっている団体です。
その主要メンバーが、自分達と同じように困っている・・・外国人の児童が日本の学校教育になじめず困っている子ども、親、受け入れる側の学校という組織や先生などを支援しようと作った団体で、しみセン勤務中に何度か活動の相談を受けています。
必要があれば、いくらでも紹介しますよ〜(笑)。毎週土曜日に、しみセンに来ているし。
2008-10-04(土) 晴れ
■[日誌][山田]どうしようかね

■午前の説明訪問から始まり、訪問二件と夕方にも挨拶訪問。そして、これから書類をいじるか。
■市教委は「これからも連携をよろしくお願いします」というようなことを言っていた。7月末に市教委と話した時も、同じようなことを言っていた。そして、今回の訪問。連携したいなら、相手のことをある程度は知っているものでしょう。大体、やってきた人は7月末の懇談会に出ていて、うちの現状をぼくが説明したのを聞いて、うちが学校と連携している話しを帰り際にしたら「そういう話しを協議で出してもらいたかったんです」とぼくに言っていた人だ。さてさて、こういう人に連携をよろしくお願いされたら、フツーの人はどうしますかね。
2008-10-03(金) 曇りのち雨
■[日誌][相馬]チャイルドラインのように

■市教委から2名が視察に来た。30分くらい話をして、フリースクールについて、または「漂流教室」について本当に何も知らないんだなと思った。うちを利用している子のおよそ半数は学校に行っている。そんなことは市教委との懇談のたび話してもう何年も経つのに、初めて聞いたという顔をしている。パンフの存在も知らなければ利用料も知らない。去年も視察に来てるのに。フリースクールネットのガイドブックは出すたび担当部署宛に送っているが、これも初めて見たらしい。視察内容は共有されてないのか。道理で、何度視察に来てもその後の反応がないわけだ。見に行ったなら行ったで、どこに行ってどんな様子だったか、報告のひとつもサイトに載せてもらいたい。
■市教委の中ですらこういう有様だから、まして学校、さらに家庭にはフリースクールの情報は全然いきわたってない。例えば児童相談所。例えば発達障害支援センター。福祉関係の部署は比較的情報を流してくれる。直接依頼が来ることもある。しかし、教育関係の部署ではそういうことはほとんどない。利用してる子を通じて知り合った教員が、他の不登校の子に「漂流教室」を紹介してくれたり、草の根で動きはある。しかし、それでも知らない教員、知らない保護者、知らない子供らが大半だ。個人の意識に任せっきりでは限界がある。
■フリースクールといってもいろいろあって、と決まった口上を市教委は言うが、だからこうやって視察して回ってるんだろう。道教委は把握してる民間団体の一覧をサイトに載せている。いじめ、虐待を訴えるのに、チャイルドラインの電話番号を記したカードは市内の全児童生徒に配られる。同じように、学校に通えなくて困ってる子にフリースクールの情報が届くよう手配してくれ、と要望を出しておいた。ポスターを一枚学校に貼るだけでも全然違う。
■本当は話し合いなんてそこそこにして、子供らと卓球でもさせようかと思ってたんだけどな。まあいいさ。また来たときにとっておこう。
■密かに風邪が流行っているらしい。今日の冷え込みに、今シーズン初めてストーブを点けた家も多かったようだ。体調に気をつけよう。
2008-10-02(木) 晴れ時々曇り
■[日誌][山田]長い感情線

■昨晩、とうとうDS-10をamazonに注文した。週末には届くのだろうか。楽しみだ。
■まだ雪虫を見ない。今年は例年より早いみたいだな。興味のある向きは、「雪虫」でこのブログに検索をかけてみるとわかります。
■訪問先では英語をした。久しぶりの英語で、忘れている部分がちらほら。継続してやらないとうまくいかないね。頑張ろう。
■次の訪問先では手相を見た。ぼくの感情線は長いなぁと思った。
■最近問い合わせがまた多い。カウントしてみると、大体一ヶ月に五件ほどの問い合わせがある。九月は後半にわーっと来た。今月はどうかな。
2008-10-01(水) 雨
■[日誌][相馬]マンガから

■台風の影響か比較的暖かい日。雨も降ったり止んだりで、自転車で出かけたら土砂降りにあって濡れネズミになった。そんな日でも「漂着教室」には、初めて来る子も含め5人の子供が来る。卓球をしたりカボチャ団子を作ったり昼寝したり、思い思いに過ごす。
■雪虫が飛んでいるのを見た。今年は少し早い気がする。
■以前ここでも触れた「マリカ」連載の『レンタルお姉さん』は、4回目にして初めて支援の限界が描かれた。どんな支援も万能ではない。うまくいかなかった例をどこまで描けるかで、このマンガの評価も変わってくるだろう。
■「BE LOVE」では読者からの手記をもとに『晴れときどきアスペルガー』という連載が始まった。アスペルガーの夫と息子を持つ妻の話で、連載3回目で、まだアスペだとは誰も気付いていない。妻は、何かがおかしいと疑問を持ちながらも努力を重ね、潰れそうになっている。今後どういう展開を見せるか。
きたろう
「モーニング2」連載の『ファンタジウム』はディスレクシアで天才マジシャンの少年が主人公です。漫画の中では難読症と訳されてますが、書くことも苦手で不登校。つい最近コミックの3巻が発売になりました。
相馬
それも読んでますよ。ここのところディスレクシアである必然性のない展開が続いてると思ったら、今月は違いましたね
山田
ファンタジウムはそういうことを考えている漫画として、すべての漢字にふりがなをふっているよね。そういうことを考えているのは、頼もしく感じているな。
みどり
「晴れときどきアスペルガー」、コミックスが出るみたいです。そして、ノンフィクション手記なのか小説なのかは不明ですが、同じタイトルの本も出るみたい・・・気になる方はチェックしてみてください!
相馬
連載は案外あっさり終わった感じでしたが、コミックが出るんですね>晴れときどきアスペルガー
チェックしてみます。ありがとうございます
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今日はあちょむが久しぶりに自転車で「自転車に乗れる日が、もうあと何日もないと思うから、行けるところまで、行ってみる。」と出かけました。明日の予報は傘マークがなかったと思います。
この度の事では、学校だけで対応しきれるわけもなく、やはりセーフティネットの目が荒かったという事ではないでしょうか。
「子どもの権利条約」や憲法の25条が単なる条文としてあるだけでなく、実効性のあるものにしていく努力が、皆に求められているのではないでしょうか。
>見えないものへの恐れ
それはつまらんことを学んだものだ
この時期教えられた事の中ではましな方です。柿の種を割ったものの中に芽がある事から「自然が生きようとしている姿に恐れを抱け」とも教えられました。意味不明でした。ちなみに私はこの事自体は学んではいません。教えられたと書いていますよ。
それはともかく
>>目の粗さは機関の寡多ではなく、投下される予算と人材の結果である
予算はともかく人材を入れると機関の寡多と同様の意味を持ってしまいませんか。むしろ機関のシステムの不備の方が目の粗さの1つに近いと思いますが。
そこなんですよ。おっしゃる通り。
直接日誌の内容と関係ありませんが、私が「相馬さんはいかがですか」と聞いているのに相馬さんから私のコメントへの返事がないのは、ブログのコメントの遣り取りでは、コメントに対して「管理者」が答える義務や必要がないし、なぜ返事がないかの説明も必要ないってことですよね?私の推測では、「いかがですかって、それは、もう日誌に書いただろ」ということかなと。自分がどのくらいネット上の文章の遣り取りを以前よりは理解しているか知りたいから、これには答えて欲しいですけれど、もちろん答える「義務」はありませんよ
単に考えがまとまらないので保留してるだけです。考え過ぎです。ただ、保留してることを伝えるかどうかはこっちの勝手と思うので、
> コメントに対して「管理者」が答える義務や必要がないし、なぜ返事がないかの説明も必要ないってことですよね
と言われれば、まあそうなるでしょうね
私も 小学校の頃から、子どもが不登校本格派になって、8年。別に監禁してたわけではないのですが、容赦なく担任の先生は家に訪れて来ましたね。
夕食も食べてないのに、「いつまでいるんだろう・・」と思ったこともありました。
中学に入ってからは 「もう来ないでください!」ときっぱり言ったので 来なくなりました。子どもが「来て欲しくないな。」と言っていたし、私も「そうなんだよね。」と言って、臨床心理の先生が一度来ただけでした。それもちゃんと 相談して来ました。
まだ、その頃は 市教委も「すべての不登校のこどもの顔を見に行くように」という指示は出してなかったんでしょう」
それぞれの、お宅の事情もあるでしょうが、母親の妄想とか、色々普通でも起こりえることがあります。私の場合は極端だし、友達に恵まれていたので、大事は起きませんでしたが、今思えば 子供のサインって、見逃しがちですよね。
今でもうちの子供はさかんに、サイン出してますよ。私は見逃したり、見つけたり、そのときによって違いますが、いい加減大きくなっちゃったけど、口はあまりだしたくないけど、サインを口に出して欲しいな・・・と思ってます。
そのサインを出しやすい環境も作りたいな、と思いませんか?
また、子どものサインに気が付きますか?
やりとりの中に 割り込んで 違う課題提供しちまったけど。ずーっと気になっていたんで・・・
まだ、間に合いますよね。何か私は焦っているのかもしれない・・・
すみません。言葉を知らないので「畏敬の念」という意味がいまいちつかめません。一応辞書で調べたのですが手持ちのミニ辞典にはのってなくて。そういう訳で「わからない」という事が返答という事にしたいと思います。
えっとなんだっけ?すみません、私も上手くいえない(よく知らないということかーー;)ので、調べてみたところ、(爆)崇高なものをかしこまり敬う、と広辞苑に出ていました。パソコンがフリーズしていたため、遅くなりました。