漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

フリースクールは必要か

■星槎セミナー「フリースクールは必要か?」に参加した。話をしたのは俺と、どろんこクラブの金城さんと星槎の藤本くん、それに北大の横井先生。

漂流教室もどろんこクラブも「フリースクール」という活動からはずいぶん逸脱している。それでもフリースクールを名乗るのは、教育の視点から拾えるものが大きいからだ。拾って対応を考えるうち、福祉が必要ならそこで渡せばいい。対応前に線を引くのがどうも苦手なのです。

■シンポジウムでは触れられなかったが、居場所には「時間」が大事なのだと改めて思った。どろんこクラブも利用年限を決めていない。だから小学一年生だった利用者が成人を迎えて、それでもたまに顔を出すという。漂流教室と似ている。また、星槎は来年度もみじ台に私立中学校を開く。これで星槎のフリースクール、中学校、高校と最長12年を関わる仕組ができた。(同じことを札幌自由が丘が高校をつくったときに書いたはずなんだが、見つからない)

フリースクールじゃなくても俺は別にかまわないと思っている。属性を問わず長く人にかかわれるところなら。フリースクールという名前の曖昧さは、今のところいい方に働いてるので、当面は名乗っているけれど。(12/15午前)