漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

プランB

余市サンデースクール。みんなで「CAT&CHOCOLATE」というゲームをした。

■舞台は幽霊屋敷。立ちはだかるさまざまな難関を手持ちのアイテムで乗り切らねばならない。拳銃や工具のような使い勝手のいいものもあるが、口紅やらガムやら、役に立たなそうなものの方が多い。それをうまく組み合わせ、こじつけて、ほかのプレーヤーを説得する。

■何回かやって自分の傾向が分かった。試みが失敗したあとのことも織り込むクセがある。例えば、「階段で転げ落ちた! 使えるアイテムはスプレー、傘、マスクからふたつ」というとき、俺の選択は傘とマスク。傘の柄を手すりにひっかけ転落を防ぐ。しかし、それも適わず転げ落ちてしまったとき、恥ずかしさを隠すべくマスクで顔を覆う。

■どんなアイテムでも強引に正面突破をはかる猪突猛進型あり、ひねりを加えられず困惑する生真面目型あり、なるほどこれは困難にぶつかったときの対処法が垣間見えるゲームなんだね。

■その後、北星余市の先生と専門学校講師とを引き合わせてしばし歓談。それぞれと会ったとき同じようなことを言っていたので、だったら会わせてみたら面白いんじゃないかと企画。いま、子供、青少年にかかわる人たちはみな忸怩たる思いを必ず抱えているはずで、そいつをほかの立場の人に話してみると何か変わりそうな気がする。今度はもう少し人数を増やしてやってみよう。「忸怩の会」。もっとかっこいい名前の方がいいかな。