一柳 慧 作品集


一柳慧
1.ヴァイオリン協奏曲「循環する風景」(1983)
2.リズム・グラデーション〜ティンパニのための(1993)
3.森の肖像〜ソロ・マリンバのための(1983)
1.ポール・ズーコフスキー(ヴァイオリン) 1.尾高忠明(指揮)東京フィルハーモニー交響楽団 2.菅原淳(ティンパニ) 3.菅原淳(マリンバ
刻印された揺るぎない個性、紡ぎ出される「時間と空間」
ヴァイオリン協奏曲「循環する風景」緊迫の初演ライヴほか収録
……(一柳の音楽は)振り返れば、過激な実験作品も、反復音楽も、そして80年代以後の作品も、どれをとっても、「時間と空間」というテーマが一貫しているのである。
……自らもピアニストである一柳にとって、音符を書く作業は、単に記号を連ねることではなく、演奏者の身体から生成される時間と空間に肉薄した、生理的必然の記録である。「循環する風景」(1983)のズーコフスキーによる緊迫したライヴ演奏と併せて、コンポーザー=ピアニスト・一柳の紡ぎ出す「時間と空間」を、全身で体感されたい。
川島素晴/ブックレットより]

一柳慧作品集

一柳慧作品集