デッドライン―ソフト開発を成功に導く101の法則
デッドライン―ソフト開発を成功に導く101の法則を読了。
物語の最後のオチは読んでて正直微妙だったけど*1、
プロジェクト管理について様々な観点から論じられていてかなり参考になった。
自分は管理される立場だけど、共感できる法則が少なくなかった。
中でも一番印象に残ったものは
プレッシャーをかけても思考は速くならない。
という言葉。本当にその通りだと思う。管理者はこのことに気付くべき。
以下、その他に印象に残った言葉と雑感をつらつらと。
正しい管理の4つの本質
- 適切な人材を雇用する。
- その人材を適所にあてはめる。
- 人びとの士気を保つ。
- チームの結束を強め、維持する。
(それ以外のことは全部管理ごっこ)
「管理ごっこ」は言い過ぎな気がするが、確かにプロジェクトが円滑に進むには上記4つは必要不可欠だと思う。
変更はプロジェクトの成功のために必要不可欠である。
これは当然。
残業時間を増やすのは、生産性を落とす方法である。
もしこれが事実だとしたら、ほとんど全てのプロジェクトが生産性を落としていることになる。
実際のところはどうなんだろうか。
優れたプロジェクトは、デバッグに費やす時間の割合がはるかに低い。
優れたプロジェクトは、設計に費やす時間の割合がはるかに高い。
自分がいま参画しているプロジェクトは・・・。
デッドライン―ソフト開発を成功に導く101の法則
posted with amazlet at 09.07.23
*1:プロジェクト管理とは全く関係の無い部分ではあるが。