I Am Ghost

We Are Always Searching

We Are Always Searching

 ご存じ、エピタフレコードから発信されたポスト・ハードコア・アーティストの新星「I Am Ghost」の2005年EP。全9曲約41分。
 EPとか言ってる割にはしっかり9曲も入っており、イントロからアウトロの流れが出来上がっています。これはこれで完成と呼んでも差し支えないと思われますけどね〜。
 曲調はまさしくポスト・ハードコア。ヴァイオリンを大胆に導入し、その耽美性とは裏腹によくシャウトするヴォーカルという対比、さらには女性ヴォーカルも導入し、ビートダウンを交えながらアグレッシヴに展開します。
 作品全体の雰囲気はジャケット通りのダークな雰囲気に終始しており、その点で明るいエモーショナル・ロックとは対照的。1曲目のイントロは驚きの出来栄えで、ゴシックメタルのイントロとして用いても何の違和感もないほどです。これだけで悶絶可能。。。続く2曲目ではヴァイオリンとメタリックなギターの絡みが不思議と心地良く、そのポテンシャルの高さに驚かされます。そして3曲目は私のお気に入り。エモーショナル過ぎるヴァイオリンの音色が最高(笑)このリフはいつまでも聴いていたいです。。。
 ちなみに1stアルバムは現段階では持っていないためYouTubeで試聴した程度ですが、どうやら本作の曲が曲名を変えて採用されているようです。そのままの曲もありますが、多くは録り直されて完成度が増しているように感じました。ふふふ、楽しみが増えましたね(笑)
 さてそんなわけなのですが、本作は聴きたい方だけどうぞ。EPですし、1stではもっと音質が良いものを聴けるかと思います。ちなみにアーティスト自体をオススメするなら、Rides Again、Lostprophetsが好みの方は聴いてみてください。


↓2曲目「Pretty People Never Lie/Vampires Never Really Die」