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遥香の日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2010-07-12

相続税を社会保障の財源に

15:23 | 相続税を社会保障の財源にを含むブックマーク 相続税を社会保障の財源にのブックマークコメント

このブログにしばしば有益なコメントをしてくださっている猫丸さんのブログノラ猫の老後6月28日)に以下のようなコメントをしてきました。7月8日エントリーにも「世代間格差をなくす意味」などで相続税強化を提案しておられます。社会保障財源や国の借金返済のために消費税増税クローズアップされる中、消費税よりも相続税の課税強化を行う意味について猫丸さんのコメントブログを踏まえて考えたことです。


消費税より相続税を課税強化。大変良い提案ですね。確かにマスコミ政党相続税強化を訴えないのは不思議です。

無論、富裕層からの大反対が出てきそうですし、読売新聞などは必ず反対キャンペーン社説などで展開するでしょう。相続税課税強化には困難が予測されますが、検討の俎上に上げる価値は大いにありますね。

相続税社会保障財源とすべき論理的根拠が十分にあります。

 相続は老親に対する扶養ないし介護と「対」の関係(互酬制)にあり、介護については介護保険制度ですでに社会化されています。相続社会化するためには相続税の課税を強化して、その財源を公的介護保障に充てることは実に合理的なことです。しかも、猫丸さんの資産で、20兆円の税収が得られるなら保険料は不要、自己負担も均一低額制か無料にできたうえに、他の社会保障財源にもまわせる・・・・というより社会保障費の大半が賄えますね。

また、相続税強化は「個人の機会平等」、つまり「個人が生まれた時点において、共通のスタートラインに立つ」ということを実質的に実現するということですね。特に資産面での経済格差が拡大傾向にあるという状況を踏まえると、相続税の強化を通じた資産格差の是正ということが重要課題にもなります。

社会保障の財源を考えるにあたっては所得面だけでなく、資産面も射程におさめる必要がありそうですね。所得だけでなく資産に切り込んでこそ、単なる富の再分配機能を超えて「個人の自己実現自己選択を支える」制度として社会保障はパワーアップするような気がします。

一言で言えば、相続税社会保障財源は互酬制の関係にあり、相続税は少なくとも消費税よりも社会保障財源として合理性ないし親和性があるということです。 

相続税強化をすれば、猫丸さんの試算でも年間20兆円の税収ですから少子高齢化を支える社会保障財源としても有力ですね。

もちろん、今の日本は「金持ちに手厚く、中低所得層には冷たくつれない」政策をしいていますので、相続税課税強化は困難な面も多いと思いますが、財源論の議論の俎上にのせる価値は十分にあると思います。