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遥香の日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2010-07-25

社会保障費の自然増抑制せず−財務相

00:04 | 社会保障費の自然増抑制せず−財務相を含むブックマーク 社会保障費の自然増抑制せず−財務相のブックマークコメント

 野田佳彦財務相7月20日の閣議後の記者会見で、各省庁による2011年予算概算要求での社会保障費の自然増約1兆円の扱いについて、「昨年の衆院選マニフェストで、自公政権が続けてきた毎年2200億円削減する方針を撤廃すると明記し、それを実現した。その思いは大事にする」と述べ、一定の上限を設けるなどして抑制する考えはないことを強調した。

 野田財務相はまた、同日の閣僚懇談会で、仙谷由人官房長官玄葉光一郎公務員制度改革担当相(民主党政調会長)と共に策定した来年予算概算要求基準(シーリング)の骨子を各閣僚に示したことを明らかにした。政府は月内に、概算要求基準閣議決定する方針だ。

 概算要求基準の骨子は、歳出の大枠に中期財政フレームで決めた約71兆円を設定。この大枠の中で、予算の組み替えを進めることになる。組み替えの基本方針としては、▽各大臣優先順位付けを行い、新成長戦略マニフェスト施策等に重点化する▽従来のような細かい区分にとらわれず、聖域なく大胆に無駄を見直す▽各大臣が自主的に組み替えを行った上で、首相リーダーシップにより各府省にまたがる大胆な組み替えをする-の3つを示した。

7月20日16時18分配信 医療介護CBニュース

国の財政が厳しくても急ピッチ高齢化が進行している以上、必要な社会保障の財源は優先的に確保しなくてはなりません。国民の意向に耳を傾け政策の優先順位を決めるのが政治の役割なのですから、必要な医療介護、保育の財源の確保をとおして人間らしい国民生活の実現が政治に期待されているところです。社会保障の伸びを抑えるために一定の上限管理をしないことは大切なことです。どういう形であれ社会保障の充実に異議を差し挟む国民はそう多くないとすれば、必要な社会保障費は意地でも捻出することを政治が行わなければなりません。

各省庁や団体の意向を聞きいれれば収拾がつかなくなるから、社会保障といえども上限管理の必要性が、特に小泉政権下で強調されていました。しかし、その「収拾がつかなくなるからみんなで痛みを分かち合いましょう」という発想自体が「政策の優先順位を決定する」という政治の本来的な機能が発揮されていない、つまり不全状態にあるということでしょう。

財務相社会保障自然増を抑制しないことを決めていますが、財政が厳しければ要介護高齢者が減ったり、医療機関受診する人が減るわけではなく、自然増を抑制しないことはまっとうなことですね。さて、野田氏は歳出を抑えたがる財務省官僚に掣肘を加えて社会保障費の維持・拡大ができるでしょうか。

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