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遥香の日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2010-12-02

基礎年金、国庫負担割合引き下げも…来年度だけ

13:12 | 基礎年金、国庫負担割合引き下げも…来年度だけを含むブックマーク 基礎年金、国庫負担割合引き下げも…来年度だけのブックマークコメント

 財務省は29日、厚生労働省に対し、現在50%となっている基礎年金支給額の国庫負担の割合について、2011年度予算案で36・5%に引き下げることを提案した。


 今後両省で具体的な調整に入る。50%負担を維持するために必要な財源2・5兆円の確保にめどが立たないためだ。

 財務省厚労省に対し、11年度だけの時限措置として国庫負担を36・5%とする考えを示した。財務省は、消費税率引き上げを含む税制の抜本改革を踏まえ、12年度以降、50%に引き上げたい考えだ。

 財務省は、11年度は負担割合の引き下げ分を年金特別会計の積立金(09年度末で128兆円)を取り崩して穴埋めする方針だ。個人や企業保険料負担や年金支給の水準は変更しない。

2010年11月29日17時20読売新聞

 基礎年金の国(税金)の負担分が約3分の1ほど足りないようです。財務省では2011年度の基礎年金における税金の負担を36.5%(約3分の1)に引き下げることを提案しています

 基礎年金の国の負担3分の1から2分の1への引き上げは10年ほど前から提案されていましたが、財源の目途が立たず延び延びになっていたもので埋蔵金をあてることで取りあえず国負担2分の1が達成されましたが、ここにきて充てられる財源がなく3分の1負担に戻すしかなくなってきたようです。恒久的な財源を見つけられなかった民主党の失態は批判されて当然ですが、消費税増税追い風になってきそうです。ちなみに、国の負担の不足の2.5兆円は消費税約1%分にあたります。このようなところにも作為を感じてしまうのは私だけでしょうか。

 近いうちに民主党消費税1%だけでも増税させてくれと国民に泣きつくか、将来支給される年金額を維持したいなら1%だけでも増税に同意しろと恫喝をかけてくることも予測されますしかし、現時点では、厚生年金の積立金を取り崩して不足分の2.5兆円を穴埋めして、後年消費税増税でその補てんをおこなうことで落ち着くことになるのではないか予測しています

 

 個人的には消費税年金などの社会保障目的税だと言われても消費税増税には私は反対で、それならむしろ保険料のアップか年金給付の削減の方がマシと考えています。前者の保険料アップは企業保険料負担が増えますから大企業から大反対の声が聞こえてきそうですが、社会保険料負担も税負担もしない大企業天誅を加える意味後者の給付の削減よりはまだ賛成できます

 そもそも消費税は、中小零細、自営業ならびに下請け企業などの経済弱者に業績が赤字でも徴収し、大企業(特に輸出企業)は下請けや仕入れ先企業消費税負担をいとも簡単に転嫁できるという仕組みになっています。さらに、消費税正社員給与には課税されますが、派遣社員給与については控除されるルールがあり、近年派遣社員が増えてきたのも消費税率3%から5%になったことが原因と考えられます。「消費税率を10%に」というのは先の7月選挙で管首相自民党も掲げていたことですが、安易に10%に増税すれば自営業者の廃業や中小零細の倒産、ならびに正社員リストラおよび派遣社員の激増を招き、貧富の格差を今以上に拡大させることになるでしょう。年間の自殺も3万人台を超える恐れもあります。また、現在でも消費税は滞納が最も多い税金ではありますが、税率アップでさらにそれも増えていくことでしょう。

 それ故、このような消費税社会保障の財源を賄うといわれても悪い冗談しか聞こえないというのは私だけでしょうか。

 「消費税増税社会保障財源をつくる。」 ― 最悪の選択に一歩一歩近づきつつあります