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遥香の日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2018-08-10

マンションでグループホーム、ダメですか 地裁で裁判

04:07 | マンションでグループホーム、ダメですか 地裁で裁判を含むブックマーク マンションでグループホーム、ダメですか 地裁で裁判のブックマークコメント



 住宅以外の使用を禁じる管理規約があるマンションの部屋を、障害者グループホーム(GH)に使うことはできるのか。この点が争われる裁判大阪地裁で始まり、8日に第1回口頭弁論があった。「GHは事業」と使用禁止を求める管理組合に対し、GHを運営する社会福祉法人は「GHは共同生活を営む住居」と主張している。

 訴状社会福祉法人によると、マンション大阪市内にある15階建ての分譲タイプ(住戸約250室)。法人は2室(3LDK)を借り、2009年以降、知的障害のある40〜60代の女性6人が支援を受けながら暮らしてきた。6人は住民票も置いているという。

 管理組合は16年6月、「管理規約に反する」として、部屋をGHとして使わないよう法人要請。同11月にはGHへの使用禁止管理規約に盛り込まれた。その後の民事調停も不調に終わり、組合は今年6月、法人使用禁止と違約金約85万円を求めて提訴した。

 法人は「障害者地域共生を妨げる」とし、障害者差別解消法に反するとも主張。一方、組合代理人弁護士は「障害者排除目的ではない。営利非営利わず法人が入居者を募って事業を行うことが問題」としている。

全国で3割、大阪で7割が共同住宅

 GHは障害者総合支援法に基づき、障害者食事や入浴など日常生活支援を受け、共同生活を送っている。このGHもスタッフが寝泊まりし、入居者は日中作業所で働き、夕方帰宅する。休日地域美容院に行き、誕生日にみんなでカラオケに行くこともある。

 厚生労働省事業に基づく日本グループホーム学会調査(2012年度)では、全国のGHの約3割がマンションなどの共同住宅にあった。14年の大阪府・市の調査では、府内のGH1245戸のうち839戸(67・4%)が共同住宅内だった。都市部では共同住宅内のGHは多く、各地で同様のトラブルがあると指摘する専門家もいる。

 立命館大学生存学研究センター長瀬教授障害学)は、国の障害者施策が「施設から地域へ」を目指している点を踏まえ、「共同住宅の住人とGHが建設的に対話できる環境づくりを、行政は進めるべきだ」と話す。(大貫聡子、山田佳奈)



(「朝日新聞デジタル2018年8月8日11時59分)


 学生時代に「障碍者人権」に関する講義で以下のような話を聞いたことがあります。(古い記憶なので忘れた部分は自分で作りながらではあります・・・

 空き地草野球をしている少年たちのところへ松葉杖をついた少年がやってきて「自分野球をしたいと申し出て来た。少年たちは戸惑いながらも松葉杖少年を仲間に入れるために話し合う。守備は難しいのでまずは打者なら何とかなるのではということで指名打者扱いにし、身体を支えるために片手でしか打てないので投手は下手でスローボールを投げる。打った時の走塁は代走を同じチームの中から出すことを認める。みんなで知恵を出し合い松葉杖少年と共に野球を楽しむことを実現した。

 上記記事果たしてグループホーム運営する法人側とマンション管理組合側が障碍者共生するために真摯に話し合えたのか疑問を感じたというのが正直なところsです。

 「マンション管理組合側は≪障害者排除目的ではない。営利非営利わず法人が入居者を募って事業を行うことが問題」≫と主張していますが、障碍者がまとまって生活されては困る(排除したい)という本音が透けて見えますしかし、そのような無理解障碍者への差別偏見を強め、相模原障碍者殺傷事件においても加害者の言い分に正当性を与えることになるのではないでしょうか。排除目的でないというなら、マンショングループホームがあることの不都合を具体的に出すべきでしょう。

 グループホーム使用禁止法人側が主張するように障害者差別解消法に反している可能性があり、グループホーム使用禁止管理規約規定無効となる蓋然性が高く、裁判では法人側が勝つことが見込まれます。ただ、法的な部分で正当であっても、マンション住民からまれている状態生活しなければならない環境は入居している障碍者にとっても居心地のよいものではありません。

 裁判に至るまでにマンション管理組合グループホーム運営する法人との間でどのような話し合いが行われてきたかは不明ですが、少なくとも相互理解に努める話し合いが

なされたようには思われません。既述した通りマンション管理組合側はマンションの2部屋が入ることについてどんな不都合があるのかを明らかにしその点が解消されればグループホーム使用を認める努力なすべきで、また法人側も障碍者差別解消法を盾にとって障碍者地域から排除するのかと非難めいた主張はひっこめて、住民側の懸念に耳を傾けてどのようにすれば普通市民として障碍者を受け入れられるのかを模索するべきでしょう。

 双方納得がいくマンションにおけるグループホーム使用ルール確立していくことが真の「障碍者地域共生」の実現につながるものでしょう。かっての野球少年たちが松葉杖少年をチームに迎え入れたのと同様の工夫を現在大人たちは努力してほしいものです。