1.コンテンツ・メニューは必要最低限で。



Webサイト成功の極意をいきなり書いてしまう。子供と同様「小さく産んで大きく育てる」のだ。


サイト立ち上げ時、なまじネットへの期待が大きいだけにあれもこれもとコーナーを用意してしまいがち。ところがほとんどのコーナーはコンテンツに育たない。普通のサイト管理者(というのは通常あなただ)ががんばって更新を続けられるコーナーはひとつがいいところ。ふたつだとかなりつらい。みっつになるとサイトの更新作業がビジネスタイムのほとんどを占めてしまうようになる。現実的ではないのだ。結果、当初欲張って配置したコーナーへのリンクボタンは、そのほとんどが無意味となる。


賃貸不動産のWebサイトを訪れるユーザーはなにをしにくるか? 物件を探しに来るのである。不動産業者がサイトを運用する最大の目的はなにか? 集客である。双方の条件を最も効率よく満たすコーナーのみ充実していれば良いのだ。それはなにか? 言わずもがな、物件情報だ。


他のコーナーは「物件情報を提供するWebサイト」の信頼性を高める補佐役を務めることになる。「当社としては業績と引き替えにしてもこの情報だけは発信したい」と覚悟できるくらいでなければ、他のコーナーは一切必要ない。


貴社の既存サイトを客観的に見直してみよう。「このコーナー、どうしてもいるのかな?」と疑問を感じるものはないだろうか。


<石川@アイタス