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2007-06-17 エリート症候群がベンチャーを滅ぼす

[]エリート症候群がベンチャーを滅ぼす

僕の回りには、頭が良く優秀な人が多い。だが、その半面、エリート症候群にかかっている人もぼちぼち見かける。エリート症候群は、学歴が高い人、コンサルファームなど一流と言われる企業で働いたことがあるひとに多い。特に、狭き門でエリート街道をつっ走ってきた人はこの傾向が強い。


では、エリート症候群の症状とはどんなものか?それは


  • 「現状では分からない」という正解が出せない、認められない
  • 分かるようにするための行動に出られない
  • 最悪の場合、自分の常識だけで無理矢理かたづけたり、自分に都合の良いことを書いてある書籍や雑誌などの情報を鵜呑みにする。

というものだ。もっとも理論的で的確な解答が出せそうな人が、答えのない問題と言われるものにぶつかったときに感情で判断してしまうのだ。僕は、世の中、「答えのない問題」なんてものは、そうはないのではないかと思う。答えのない問題ではなく、「その場の目的やかかわっている人の詳細で答えが変わる問題」だとおもう。


僕が、大学時代にある教授から、うちの大学の学部で起業家として成功している人の数は、学校の成績と反比例するというようなことを聞いたが、僕は、かなりそれはあたっているのではないかとおもう。なぜかというと、今の学校教育では、「現状では分からない」ということは許されない。0点である。また、コンサルファームなどの研修ではとにかく決まったフォーマットを使って無理矢理短期に答えを出すことを強要される。


経営者の仕事は判断すること。形のないしごとである。もし、本当にコンサルみたいに決まったフォーマットに書いていって数値化して、それで取るべき方針が出るのならば、経営者なんていらないし、あまり、高い報酬を取るだけの価値はないとおもう。僕は、経営者の仕事の価値とは、仕事のなかにどれだけの「現状では分からない」ことを発見し、それを調べられるかだとおもう。


もし、エリート症候群の人が経営者になると、大変なことになる。その人の思い込みとか妄想で経営判断がくだされるので、従業員にとってはたまったものではない。


「現状では分からない」という問題が、どこで具体的に起きているか判断するのは、そう簡単なものではない。なぜならば、現状で分かる問題を「現状では分からない」といってしまったら話にならないからだ。取引先にも「この人、大丈夫だろうか?」と呆れられて終了だ。そういう大きなリスクがあるのだ。


今までの経験で、エリート症候群社長でもっともそれが大きく出るのは、取引するかどうかを決めるときだ。相手が敵か味方か、自分の方が上か下か。それしか考えていない。自分の味方でかつ自分の下の相手としか手が組めない。


この考え方はそもそもおかしい。早速矛盾するのは、「敵か味方か」という話だ。そもそも、別の独立した事業体でやっているということは、お互いが自分の利益のために活動しますと言っていることであり、少しでも業種で近い部分があればライバル関係にある。では、なぜ組むかというと利害関係が合うからだ。なので、この部分では敵、この部分では味方、この部分は分からないというトレードオフをしなくてはならず、つき合いかたもそれに応じて考えなくてはならない。だが、日本の多くの社長は、完全に味方か完全に敵としか見ていない。


自分の方が上か下かというのも非常に矛盾する。自分より相手が一つも優秀な部分がなければ組む必要がない。また、この問題は、さきほどの敵か味方かという考えとも関連する。敵味方問題でチープなつき合いかたや関係しかきずけないので、どちらかが上様でどちらかが下僕という関係でないと、何も同意されない。こんな安っぽい考え方しか経営者が出来ないから、日本からビッグベンチャーがでないのだ。


僕の考え方は、一見、性悪説ベースなので冷たく見えるとおもう。だが、僕はそうではないと思っている。どちらが上かという問題では「現状では分からない」というジャンルが結構あるとおもう。そうすれば、その部分ではライバル意識を持ってお互い切磋琢磨しあえる。また、相手の良いところを認めることによってフェアな良い関係もきずける。そうすれば、努力が認められた技術者などは、一層がんばろうと思うと思う。


また、敵か味方かという関係においても、お互いに組んで何かをするにはお互い積極的に前に出ることが必要だ。自分も自社のために動いていて、相手も同じ、その中で先に相手が一歩前に出てくれたら自分も何かお互いのためになることをしようと考える。そういう活動のなかでお互いを知っていくことで関係は築かれるものだとおもう。


はじめてあった会社や人と取引をするときにこそ、本当の意味でそこと取引すべきかという問題は、これこそ「現状では分からない」だ。なので、現状では分からないことをどうやったら分かる問題にできるかという活動にこそ意味がある。そういう問題に対して積極的に取り組めるかどうかが経営者としての価値であり、そういう活動が出来るより多くの経営者の方と出会いたいとおもう。


PS. 2007/07/19

いろいろな意見を聞き、これにたいする自分の意見をもっと率直に書いてみました

http://d.hatena.ne.jp/i-zuka/20070719/1184853256

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