新しい世界が広がるってなんよ。デザインの世界。

これねー、面白すぎて、ホントに誰にも教えたくなかったんだけど、書きます。(笑)

デザイン思考が世界を変える

デザイン思考が世界を変える―イノベーションを導く新しい考え方 (ハヤカワ新書juice)

デザイン思考が世界を変える―イノベーションを導く新しい考え方 (ハヤカワ新書juice)





まさに、新しい世界が広がった本。

Ξ(」゚□゚)」てかさー、「新しい世界が広がる」って何度も出てきてるけど、実際なんなん???


それはですね
なんもなかったところに、急に青空と芝生が広がったような感じです。

意味深笑。←四字熟語みたい






新しい世界をつくるって、
池田晶子さんの「14歳からの哲学」「新・考えるヒント」でも言っていたけど、

言葉が与えられること

だと思います。


頭の中に新しい概念が生まれるときって、言葉が与えられて、そこから新しい世界が広がっていくでしょう?

例えば。
「イヌ」という言葉が与えられない限り、この世の中には「イヌ」は存在しないのです。
もっというと、あなたの世界に「イヌ」は存在しない。
人なつこくて、嗅覚が鋭くて、オオカミを祖先に持つ動物っていうのはいるんだろうけど、そこに「イヌ」という言葉がない限り、あなたの世界に「イヌ」は存在しない。
「イヌ」という言葉が与えられて、はじめてあのチワワやらシェパードやら柴犬やらの雑多な生き物がひとつにまとめられ、「イヌ」という世界が頭の中に姿を現してくると思うのです。

言葉があっての世界で、言葉が混沌としたものを切り取るまでは、そこに世界は表れない、みたいな感じだと思います。






イヌ、だとちょっと考えるのがめんどくさいかもしれないのですが、(私も偉そうなこと言ってよく分かんないや)
こんな風にして

「デザイン」


の新しい世界を、頭の中にぱーって広げてくれた本が何冊かあるんです。

今までは「デザイン=コップのデザイン、とか、見た目をカッコよくみせるためのスキル」

っていうのが私の中でのデザインの世界だったんですが、
デザインってそんなちっちゃいものじゃないみたいなのです!!!






その中の1冊が、「デザイン思考が世界を変える」。

イノベーションをおこし続けるって有名な・・・デザイン思考ってなんぞや。

イギリスのデザインファームIDEOの人達が布教(笑)している考え方で、

「直感と論理の両方、人間の本質そのものを使って問題を解決すること」
「人々のニーズを中心に問題を解決すること」
「プロトタイプを創って考えること」・・・

定義がいっぱいあってよく分からない状態です。

でも、とにかく普通と違うんです。


クライアントに解決してほしい問題をつきつけられたら、
人間観察や、プロトタイプの制作、物語の作成・・・など、「人間中心」の方法をとりながら、
問題解決までの道筋を「デザイン」していく・・・。

こんな感じ。

あ、ごめんなさい、自分でもよく分かってないっぽい。
でも、ちょっと新しくて分からない考え方(体系化がまだ成されていないほど)なんだけど、その分まだまだ進化していきそうなパワーを持った考え方みたいなんです。


その新しさに、感銘を受けました。

そう、最近「デザイン」に関して、新しい考え方がたくさん出てきていて、しかもそのどれもが目覚ましい成果をあげてるんですよね。




〈その他にデザインの考え方を変えてくれた本〉

世界を変えるデザイン

世界を変えるデザイン――ものづくりには夢がある

世界を変えるデザイン――ものづくりには夢がある

ソーシャルデザイン・アトラス

コミュニケーションをデザインするための本 ←広告興味ある人とかすごくいいと思います

コミュニケーションをデザインするための本 (電通選書)

コミュニケーションをデザインするための本 (電通選書)

コミュニティデザイン 人がつながる仕組みを作る

コミュニティデザイン―人がつながるしくみをつくる

コミュニティデザイン―人がつながるしくみをつくる


こんな風に、デザイン=もののデザイン、見た目キレイ・・・とかだけじゃなくて、
なにかの問題全体を解決する=デザインっていう感じが新しいいいいい!って感動していました。

そこが、でざいんの一連の本を読んで、広がった新しい世界です。



あ、この前お会いした社会人の方は、「そこにあるのが気付かれないデザインが最高のデザインだ」っておっしゃってました。
フォークの先が3本なのは、だれも気に留めないけど、4本だったら多いし、2本だったら少ない。
3本にすることで、誰も気付かないかもしれないけど、最高の使い心地って意味だそうです。

うーん深い・・・




〈ちなみ〉
IDEOに関する本〉

発想する会社!

発想する会社! ― 世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法

発想する会社! ― 世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法

イノベーションの達人!

イノベーションの達人!―発想する会社をつくる10の人材

イノベーションの達人!―発想する会社をつくる10の人材


こう思うと、日本って元・もの作り大国で、今はそれが寂れてきちゃったなんて言ってるけど、
もの作りにはまだまだ可能性が秘められてると思うんだよなあ。
昔は、大量に安く!の時代だったかもしれないけど、これからは、そのモノを通してどんな物語をつくるか、とか全体を描くかっていう話になってくるんじゃないでしょうか・・・と思いました。

ジュンク堂の本棚にもデザイン思考の本は、「もの作り」の棚においてあった。