目先商売からは「ウォンツ」は見えない
ブログの更新がご無沙汰しておりました。
娘に風邪をプレゼントされまして、2日間、自宅で足踏みしておりまして…(^_^;)
ようやく復調です!
今日は会社の定休日なんですが、本業外のお役目がありまして。
正式名称を覚えていただいていなくとも、この長ったらしい名称には見覚えありませんか?(笑)
平たく言えば、「大家さんの団体」です。
弁護士の駒田光先生に講義をいただきました。
内容は、『民法から考える大家さんの基本中のキホン』。
構成員の皆さんが高齢化していることもあって、毎度のことながら参加人数が淋しいんですが、
今回の参加者の方からは『ホント、今日来てよかった!!』とのお声を頂きました。
もちろん、駒田先生の講義が身になったからなのは言うまでもありません。
が、思うにもう一点、見過ごしてはいけないものに気付きました。
「 交流 」
これです。
家主さんも交流に飢えています。
「家主」という立場に無い方にはピンと来ないかもしれませんが、
きっと想像される以上に、大家さんって孤独なんです。
しかも、マンション経営という責任を背負ってます。
そんな時のための管理会社。はたまた不動産会社。
そうですよね? 管理会社さんの多くは、そこを営業的なアプローチにもしています。
さて、現実はどうなのか。
等身大の、ウソ偽り虚飾の無い、リアルな情報に飢えているんですね。
簡単にいえば、「実際のトコ、ホントはどうなの?」を話し合える「仲間」が欲しい。
もちろん、表面的には、いろいろあります。
「大家同士の話しなんか、ろくに本音なんか喋るわけもないし、逆に自分のところの財布の中を覗かれるようでイヤだわ!」
これも、本音です。
今日の気づき、いや確信は、そのもっと深い部分です。
「… でもね… ホントはね… そんなの無理だと思ってるんだけどね…」の部分。
これが、ウォンツってヤツでしょ?
ウォンツって、いわば、その人の強烈な願望ってヤツですよ。
ただ、普段あまり明確に自覚していないというだけの…
また、大家さんが、しっかりとマンション経営が出来るということは、
ひいては、そこに入居される方々にも、いろんな恩恵が帰ってくるんです。
大家にやる気もなく、日常管理も全然出来ていなくって、なーんか暗〜いマンションと、
大家さんはいつも元気で愛想よく、掃除も行き届いてキレイなマンション。
何を言っても、「ああ、うちは管理会社に任せてるからアソコへ言ってね」と聴いてもくれない大家と、
場合によっては、「うん、そういうことなら、私が直接やってあげるから。いつでも言ってね」という大家さん。
同一条件なら、どっち選ぶかハッキリしてませんか?
この団体への私の関わり方、スタンスは、「商売抜き」です。
わたし自身も一家主として、構成員皆さんと同列に取り組んでいます。
類似の団体や勉強会はありますが、必ず、その中心に「利益を目指してるプロ」が存在しています。
私は、自社のエゴや安直な商売を持ち込みません。
なぜか? 「地域」という“自立した”バックボーンが無ければ、これからの不動産業は成り立たないからです。
この点の話は、もっと奥が深いのでまだまだ尽きないのですが、
私の見解、ビジョンは、あらためて別の機会にお話しさせていただきます。
今日は、これからの「町づくり」に、なにかチラッと、でもハッキリした陽射しを垣間見た気がします。
ご縁というものに、また感謝の念が強くなる気がします。
まさに、感謝の倍返し!!(笑)
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