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女。MGの日記。

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2007-11-17 ハッカー倫理とインターネット社会の精神 このエントリーを含むブックマーク

今日は、ニコニコ動画を見てて涙しそうになるほど熱い気持ちが込み上げてきたので、その熱い気持ちのままにエントリーをぶちまけることにする!

ニコニコ動画に動画をアップしたり、コメントを書き込んでいる若者のエネルギー度の高さに感動!最高だぜぃ。

やっぱりウェブは、基本的にはハッカー倫理の基に駆動しているという私の個人的な直観に間違いは無いという確信を深めたよ。

ハッカー倫理と言えば、犯罪者というイメージを抱く方もいるかもしれないが、私がここで述べるハッカー倫理とは、金銭的な報酬を表現活動のインセンティブとするのではなくあくまでも、仲間からの賞賛を創作活動のインセンティブとして活動している人々が有する精神のことを指す。


ハッカー倫理を持つものの代表が、その名の指す通り、プログラマーだ。

たとえば、Linuxをはじめとするオープンソース開発とはハッカーと呼ばれるプログラマーの無償の貢献で成立し、しかも莫大なお金をかけた一企業のソフト開発なんかよりもすっげーいい開発ができたりしている!

従来の常識から考えると、働くのにお金ありと無しじゃ絶対前者の方が人の働くモチベーションてあがるよね。

でもなぜかウェブを介したオープンソース開発では無償でもみんな一生懸命働くのよ。

これってなんでだろう?

すっごく不思議だった、なんで過去形?とか思ったでしょう。それはそのワケが今ではすごくわかるから。

オープンソース開発に参加したり、ブログ書いたり、ニコニコ動画に参加したりする人にとっちゃぁ、無意識に理解してることだとは思うんだけど、

ウェブって魔力を持ってるのよ。

そう、他者に思いっきり評価してもらえるって魔力をね。

先に、私は、「従来の常識から考えると、働くのにお金ありと無しじゃ絶対前者の方が人の働くモチベーションてあがるよね。」と述べた。

実際時給労働のバイトでカフェで働くことなったら自給750円より1000円のとこで働きたいと思うはず。どうせ時給労働でやることがマニュアルに沿った内容なら時給高いほうで働く方がお得だと思ってしまう。

でも、インターネット世界に関しては違う現象が起きる。

別に、オープンソース開発に貢献しても金銭が払われるわけじゃない。むしろそんなすぐれた能力があるならその時間をどっかの企業のサイト制作でもしてお金儲けしたらいいわけですよ。

でもそうしない。

なぜかって、だってウェブ上でみんなに自分にしかできない表現を評価してもらえるのってお金で自分の価値をはかられるのより断然、興奮するからなんだよね。

だから、みんなせっせとウェブの魔力に取り付かれて現実世界の行為でいうと、「ボランティア」しちゃうんだよ。

ニコニコ動画のコミュニティの活況を見ても、うわぁやっぱ人って他者に評価されたい!自分を見てくれ!認めてくれよー!っていう根源的な欲望があるってことを感じる。

そいでその自己評価欲って金銭欲よりもでっかいものであることをひしひしと感じるのよね。

こんなこと言ったら「若者は車を買わん!もっと消費欲望をもたんかい。」とおっしゃる大前研一さんにおこられちゃうかもしれないけど、「私、車なんて買いたくないんです。それよりブログ書いてみんなに評価してもらう方が楽しくて仕方ないんです。」

今の若者にもいろんな人がいるから私の意見が若者代表てわけじゃないが、正直サ、ええ車乗って「こんな高い車乗れるって自分てすごいっしょっ。」てアピールするより、自分の文章や、映像作品で他者から評価される方がずっとずっと自分とういう存在そのものを評価されたように感じるんだ。

あぁ〜生きてて良かった〜て心の底から思えるんだ。

私は確信している。ウェブの本質は、ハッカー倫理にある、と。

マックスウェーバーが、「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」を上梓し、プロテスタントの勤勉な精神が資本主義を駆動させる大いなる力になったと述べた。

インターネットが今後築くであろ社会の精神はきっとこのハッカー倫理と間違いなくリンクしていくであろう。

梅田氏が、「ウェブ時代をゆく」で、インターネット世界を駆動する力は、「経済のゲーム」より「知と情報のゲーム」だと述べたが、これは、ウェブのハッカー倫理を梅田氏ならではの言葉で表現したものであろう。

現実世界ではマネーが人を評価する部分が大きかった。

しかし、インターネット世界は、リンク、はてなスター、トラックバック、ソーシャルブックマーク、グーグルランキング上位表示、賞賛のコメントが、人々を評価するようになる。

つまり、それらがマネーの代替いやマネー以上の魔力、人間の欲望を語る通貨になるのである。


私は先日書いたエントリーで多くのブックマーク、コメント、はてなポイントを頂戴した。

これらは、私が現実世界でバイトをして10万円の報酬を得る喜びよりも圧倒的にうれしいものであった、そのことを皆様方に感謝の気持ちを込めてここに表明致します。



追記

今日はニコニコ動画にうずまいているなんともいえぬエネルギーに触発され、また長々とこんな文章を書いてしまった。

いやぁニコニコ動画YABASU☆